ルーマー、オススメです!
ひと月ほど前にラジオから流れて来た歌声に心奪われて、調べて即アマゾンで買ったという久々の「一耳ぼれ」が、このルーマー(Rumer)。 デビューアルバム『シーズンズ・オブ・マイ・ソウル』、やっぱりいいですよ。
カレン・カーペンターとかキャロル・キングとか、例えられているビッグ・アーティストに勝るとも劣らない「癒しの歌声」。ボーカルで聴かせるミディアム・テンポやスロー・テンポのポピュラー・ソングの良さを十二分に表現しています。 バート・バカラックが絶賛したとのことですが、確かにバカラック調やエルヴィス・コステロ調の曲なんかもあり、ということは小生のフィールドなんですねえ。
アルバムの出だし3曲=“Am I Forgiven”、“Come to Me High”、“Slow”の素晴らしいこと! 特に1stシングルとなった“Slow”には、ルーマーの魅力が集約されていて、それでいて独特です。ユーチューブでご覧になるのならこちら ↓
http://www.youtube.com/watch?v=Be8zxJGenEk
日本版では3曲のボーナス・トラックがついているのですが、そのうち2曲が“Alfie”(映画『アルフィー』のテーマ)と“It Might Be You”(映画『トッツィー』のテーマ)。これにその直前についている“Goodbye Girl”(映画『グッバイガール』のテーマ)を合わせた「サントラ・カバー3連打」が、これまた実に素晴らしいのです。そもそも選曲のセンスがいいやね。忘れかけていたこれらの曲の良さを、新しいアプローチで再認識させてくれました。 アルバム全体としては、やや中だるみがあるもののダメな曲はなくて、何度も聴きたくなる好盤です。今日びにしては、短めの曲が多いのも特徴ですね。
31歳と遅いデビューながら、今後とっても有望だと思います。顔はイマイチでも、声と歌唱はサイコーです。 6月3日には1回限りの来日公演が渋谷であるそうですが、売りに出されるのは300席だけですって!
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