「レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー」:裕木奈江舞台挨拶
映画『レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー』、初日の初回を銀座シネパトスで観ました。裕木奈江さんの舞台挨拶があるってことで、当然の使命として駆けつけました。彼女のサイン入りプログラムも当然買いましたよ(→)。
いきなり2度にわたって上映の失敗(画面のフリーズと、スクリーンサイズとマスキングのミスで字幕が隠れていたもの)で、10分ほどの「押し」。ちゃんとチェックしとけよー。映画の中の前途多難な航海を暗示するかのようでした。
出だしはまあふつうのホラーでした。なにか安っぽくも良からぬ雰囲気が支配しておりました。しかし、進むにつれてどんどんわかってくるのです、この映画のひどさが・・・。脚本スカスカのボロボロだし(こんなの小生だって1時間で書ける!)、演出も描写もひどくチープだし、なんか脱力して笑えちゃうし。スラッシャーとしても中途半端で、あまり見せ場もないし、いやー、生涯に観た数多くの映画の中でもかなり「サイテー」レベルに位置します。
でもいいんです、裕木奈江演じるところのエンドウが結構主役級でしたから。奈江さん、黒ぶちメガネが大変似合ってました。なぜか途中から「邪魔だ」とばかりにメガネ外しちゃうんですけど(Why?)。
終映後の舞台挨拶ではアイスランド人の監督(左)、プロデューサー(右)と共に登壇。小生にとって久々の「ナマナエ」です(舞台『無頼の女房』以来かなあ)。なんか珍しい感じの“女優オーラ服”をお召しでした。
「2年間、日本で公開されたらいいなって思ってた」とか「こうして観に来てくれる人を見ることができて、とても嬉しい」とかおっしゃってました。ああ、奈江さんの声だなあ、しゃべり方だなあと・・・それだけで嬉しかったです。 通訳の方は「Inland Empire」と聞いて、「バンパイアの映画・・・」とか素っ頓狂なことをおっしゃってましたが。
その後でシネパトス前の、あの薄暗い通路で「囲み」取材を受けてました。 さてこれから捲土重来ってかバシバシいい仕事してもらいましょう。まずは次回作という伊勢谷友介監督の『セイジ-陸の魚-』に期待です!
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