「ブルーバレンタイン」:辛くシビアな恋愛映画
映画『ブルーバレンタイン』、これほどまでにシビアな恋愛映画(と言えるのでしょうか?)もありません。 あるカップルの現在と過去を交互に描くのですが、その容赦ないリアルな辛さがハンパないのです。
出逢いの頃は甘く、輝いていて、恋の喜びに溢れています。主役の二人もそれぞれに魅力的な男と女として描かれ、観ている者の頬も緩み、二人を応援したくなるような感じです。
それに較べて現在の二人は・・・、本当にボタンかけ違ったままその距離がどんどん離れ、もう取り返しがつかない様子が実にリアルに迫ります。 ミシェル・ウィリアムズとライアン・ゴズリングはその年月の変化を、外見を含む見事な演技できちんと演じ分けていて、それぞれに見事です。表情も見事ですけど、それ以上に体型や体の動き、肌のハリやたるみに至るまでを総動員しての演じ分けが、圧倒的に素晴らしいと思います。
二人の関係の息が詰まるような緊張感や、どうしようもない隔絶。重く暗い気分になること必至です。ラストにも一切の救いはありません。 まかり間違ってもデート・ムービーに選んではいけません! これが原因で別れることになっちゃいそうな気すらしますので。
それにしてもミシェル・ウィリアムズ、誰かに似てるとずーっと思って観てましたが、後から気がつきました。カーリングの本橋麻里さんにクリソツでしたっ!
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