日本女子のW杯決勝進出!
遅ればせながら、FIFA女子ワールドカップ準決勝、日本が3-1でスウェーデンを下して決勝進出! いやー、素晴らしいことです。世間ががぜん(と言うか「ようやく」と言うか)注目してきました。遅せーよ! でも前の大会なんかはろくにTV放映や新聞報道もされなかったような記憶があるので、まだかなりましでしょうか。フジテレビも準決勝と決勝だけは地上波での生放送を急きょ実現させてくれましたし。 それにしても世の中で、男子のW杯とは扱いがあまりにも違うので、ちょっとムムムです。
でも、今回のチームは本当にいいですね。ショートパスを少ないタッチ数でつないでつないで、サイドからの攻撃も多く、FWは足が速い。守備では人数をかけてボールを奪い取り、前線からの積極的な守備を行っていく。これらのために、みんな勤勉にとにかく走る。 これって、まさにオシムが目指していたような「日本的なサッカー」だと思うのです。誰かが「女子は男子に先駆けて、『サッカーの日本化』を成し遂げている」みたいなことを書いておりましたが、まさにそうだと思います。
スウェーデン戦でも、一躍時の人になってしまった川澄(2点目のロング・ループシュートの見事さ!!)が、小さな体で走りまくって、このチーム戦術をよく体現していました。彼女、ちょっと真木よう子風ではありませんか。 鮫島も相変わらず良いのですが、彼女の体つきや所作って、妙に女性的な気がします。他の選手と雰囲気や動きが違うんですよねえ。
そして阪口って、しみじみ凄いボランチです。もう一人のボランチ澤ばかりに注目しがちですが、よーく見てると阪口のプレイって日本の要です。常に冷静に淡々とボールをさばいていますが、その中で常に最善の選択をスピーディーに行っていますし、その守備力で相手のチャンスの芽を早めに摘み取ります。そう、男子で言えば遠藤保仁みたいな選手なのです。
それにしても「なでしこジャパン」って、便利なので小生も何度も使ってますけど、どうだかなー?ってネーミングですよね。なんか気恥ずかしくて、あまり使いたくはない呼称です。
決勝のアメリカ戦は、日本が初のメダル(金か銀)決定ってことで、ある種の満足感が出ているような感じが、ちょっと心配です。ギリギリの必死さがあるか無いかが数センチを分かち、勝負の決め手となることはサッカーの常なので・・・。 何とか締めてかかってもらいましょう。 準決勝は再放送で見ましたが、決勝はもちろんナマ放送で見ますよ!
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