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2011年7月24日 (日)

「デビル」:恐怖のエレベーター

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映画『デビル』はM.ナイト・シャマラン製作・原案による剛腕サスペンス。80分を一気に駆け抜けます。

開巻のタイトルバックのフィラデルフィアの摩天楼が上下さかさまという映像が不思議な美しさで、端(はな)っから不安を煽ります。 物語は極めてシンプル。それにしてもエレベーターの映画って結構ありますよね。『死刑台のエレベーター』はもちろんのこと、日本映画の『ショコキ!』(=昇降機)とか『悪魔のエレベーター』とか。そんなに長く出なくても印象的だった例として、『タワーリング・インフェルノ』、『殺しのドレス』、『ダイ・ハード』あたりもありますしね。

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エレベーターの内と外で、シンプルな話が直線的にぐんぐんと進行します。まあタイトル通りスーパーナチュラルなものの話ですが、しっかり堅実な作りのおかげで、結構リアルなサスペンスと恐怖感で迫って来ます。音響効果が凄くて、これがまたドキドキ感を増幅させるんですよ。 大江戸も数年前にビルのエレベーターが止まっちゃって、一人閉じ込められたことがありますが、あれはいやなもんでしたよ。ケータイが通じたので、20分かそこらで救出されましたが、途中スーッと数メートル降下した時には生きた心地がしませんでした。

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パワフルな展開の後、終盤は割と普通にまとまった感じ。特にこの(笑っちゃうくらい)教訓的、道徳的な感じがシャマランといえばシャマランかも知れません。子供たちに見せるべきかも・・・。 いずれにしても、有名スターの出演も派手なCGもなく、3Dでもないけれど、上出来のエンタテインメントに仕上がっているこういう映画がちゃんと公開されたことにホッとします。映画ファン向けの作品です。

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劇場(TOHOシネマズ日劇)を出てエレベーターで9階から降りる時、10人ほどの乗客は無言でしたが、誰もが同じことを思っていたに違いありません。何事も起こらないでくれ・・・と。 突然「バーン!!」とか大声をあげて驚かせたい衝動と戦っていた大江戸でありました。

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低予算で小規模なホラー映画だが、意外にも楽しめるソリッド・シチュエーション・ホラー。確信犯的きわもの監督M・ナイト・シャマランが、裏方に徹したのが良かったのだろう。高 ... [続きを読む]

受信: 2011年7月24日 (日) 10時03分

» 「デビル」(2011)おかえりシャマラン [INUNEKO]
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受信: 2011年7月24日 (日) 23時46分

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