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2011年8月21日 (日)

「ツリー・オブ・ライフ」:壮大さと催眠効果

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カンヌのパルムドール(最高賞)に輝く映画『ツリー・オブ・ライフ』は、相変わらずというか、これまで以上に壮大にやらかしてくれました、テレンス・マリック(今変換しようとしたら「手練須磨リック」となってしまいましたが、なんだかいいですね。手練の須磨のリック。似合ってます)。 '50年代アメリカの家族のドラマでありながら、宇宙の原初にまで遡り、生命の誕生から長い長い時をたどり、“life”を描こうとする驚くべきチャレンジなのでありました。

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なにしろ『2001年宇宙の旅』のトリップ・シークェンスを思わせる、科学番組のようでありながら幻想的な映像に、なんと『2001年』の特殊効果を支えたダグラス・トランブルが関わっているのだとか。まあCGのおかげで、今ではずいぶんと楽に絵作りが出来るとは思いますが、それにしても『2001年』の惑星直列みたいなシーンもあって、モノリスが飛んできちゃいそうです。 恐竜が出て来たところでは、流石にびっくり。途中から見たら、上映スクリーンを間違えたかと思うことでしょう。

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ホームドラマ的な部分は良く言えば普遍的、悪く言えば超ベタ。息苦しさや居心地の悪さも含めて、「家族」ってものの本質を描こうとしてるんでしょうけど、これが男の子じゃなくて女の子だったら、全く違ったものになるんでしょうねえ。大江戸は女の子ドラマの方がいいなあ。

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ともかくスローで心地良い映像を見てるうちに眠くなってきて、全編眠気との戦いになっていくあたりは、テレンス・マリック映画の恒例行事。 最後に「彼岸」まで出て来たのには、やはり驚きました。そこまで含んでの“life”という死生観なのでしょうか。 壮大です。でも壮大過ぎて「笑っちゃう」ような気も、正直いたしております。

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