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2011年8月 4日 (木)

「コクリコ坂から」:すがすがしく薄味

映画『コクリコ坂から』は、宮崎吾朗監督の2作目。非常にあっさり味ですが、素敵な和風味。91分のちT0009734ょっとしたお楽しみには最適な佳品です。

昨夏のジブリ作品『借りぐらしのアリエッティ』も小さな話でしたけど(いや、体が小さい人たちってことじゃなくて)、本作は更に小さい、ありふれた日常の「ちょっとした話」。それをさりげなくさりげなく描いているのですが、風景描写が素敵で、その魅力で観る者を惹き込んでしまいます。 昭和38年という時代設定だそうで、その懐古的でありながら、「日本人のスケールに合った街並や暮らし方」の描写は、それ自体が本作の大いなる目的であったとしても、小生はそれを支持する者であります。

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さらには主人公の女の子が、いかにもジブリ的な美少女で、彼女の魅力で作品を推進させていきます。 本当にすがすがしい子で、長澤まさみだと感じさせない長澤まさみの声も、とってもフィットしています。 彼女とボーイフレンド(風間君)の淡くも運命的な恋が、これまた淡々とうっすらと描かれて、そこらへんに「そくそくとした」感動が漂うのです。 (風間君の友だち水沼君のルックスは、メガネ男子好きには垂涎モノでしょうね。)

エンディングもあっさり。 それにしても、この力の抜け具合って、何なんでしょうか? 嫌いじゃないですけど。

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