王子のバウムクーヘン
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映画『セカンドバージン』、こりゃあひどい。今年のワーストワン候補かも知れません。 もしかしたらTVシリーズを見てた人には、きちんと届いているのかも、響いているのかも知れません。けど、見てなかった小生には、かなりしんどい出来でした。
TVシリーズで描かれなかった数日を中心に描き、そこに回想が挟み込まれるという展開に、そもそも相当に無理がありますね。 17歳年下の妻ある男性とのスキャンダラスな恋が、どう発展したかっていう山あり谷ありの部分にこそ、この設定、この物語のキモがあるのでしょうに、そこんとこはほとんどカットなわけですから・・・。 TVを見てなかった人が「単発の映画作品として観ても、きちんと楽しめる」って線は、端っから放棄しちゃってるようです。
とにかくマレーシアでの看病場面がほとんどなので、動きも展開も少なく、しかもテンポがえらくのろいのです。延々と鈴木京香が悲しんだり歩き回ったり・・・、退屈です。深田恭子がやって来て、女二人の対決風になっても、大江戸の場合、鈴木京香が苦手なのとフカキョンにも特段の思い入れが無いので、しょーもない人たちだと感じるだけでした。
それにしても京香さん、さすがに顔のたるみとかが隠しようもない感じで、厳しいです。いったい長谷川博己演じる青年社長は17歳も上の彼女のどこに惚れたのやら・・・少なくともこの映画を観ている限りでは、巨きな謎です。 逆に、長谷川博己がモテるのはよくわかります。怜悧なキレ者感と無邪気な少年の顔が同居してて、上り調子の勢いみたいなものが感じられるのです。
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先日渋谷の地下でお目にかかったDole「ボビーバナナ」の自販機! 「日本初!バナナの自動販売機」って書いてあります。なるほど。 でもマルキューそばのブックファースト前の地味な場所にありまして、「なぜこんな目立たない所に?」との疑念が湧き起こります。
ご覧の通りバナナしかありません。1本130円が並んでます。シンプルです。
下の方に行くと、「3本390円」もありました。まとめて買っても安くはなりません。
販売機の脇には「バナナの皮はここに捨ててね!」と書いてある専用ゴミ箱。すべったらキケンですもんね。
それにしてもバナナって安いですよねー、ホント。家のそばのスーパーでは、デルモンテの5本入りバナナがいつも98円で売ってます。時々賞味期限が近くなったやつなんかは5本69円とかで売ってます。1本当たり14円とかですよ! 「そんなバナナ!」ってぐらい安いです。
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サントリーの『伊右衛門 グリーンエスプレッソ』です。お茶の「濃い味」ってのは、いろいろ出てますけど(伊右衛門でも)、更に進めてエスプレッソときたもんです。良いネーミングです。400gのボトル缶で140円。かぶせ茶+石臼挽き抹茶だそうです。言われてみれば、「お薄茶」のようなニュアンスも少々。ボトルの基調となっている「黒」の印象もあり、ハードエッジな世界です。
一方こちらは、『絹の贅沢』。第3のビール(新ジャンル)なのに「贅沢」なんて言葉を使っちゃあいかんですね、と思いつつも、うん、なかなか贅沢なフィーリングが出てます。広告コピーの「せんさい→なめらか→きもちいい」の通り、非常にクリーミーでフェミニンな味わいです。白を基調とした缶も女性的デザインですし、ソフトな世界です。何と言ってもCMの宮崎あおいちゃんがステキですねー。でも随分大人になっちゃったねえ、あおいちゃん。
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映画版『アンフェア』の2作目。更に続くようにも見えるし、これで終わってもいいような作りです。 でも本作の出来は、上々です。面白いです。
前作は病院ジャックとか、映画版らしい派手さとスケール感を打ちだした分、『アンフェア』らしさが薄れた気がしましたが、本作ではまた別の意味で『アンフェア』らしさが薄れてます。 つまり、『羊たちの沈黙』みたいなサイコホラーに寄り過ぎちゃったんじゃないかと・・・。
でも大江戸は、今回のアプローチを支持します。サイコホラーの件りが滅法面白く出来ている(ネイルガンこわ~。)上に、警察組織の闇的な話や、雪平のキャラクター、そして加藤雅也や阿部サダヲや寺島進ら、TVシリーズ以来の魅力的なキャラクターたちもキチンと描かれていますから。
本作みたいな大森南朋を見ると、「ああ、やっぱり麿赤兒の息子だなあ」って感じます。顔も似てきました(世の中の大森ファンに怒られそうだな)。
二転三転する頭脳戦、誰が見方で誰が敵かわからなくなる登場人物、ハードボイルドでダイハードな雪平。 やはり脚本・監督の佐藤嗣麻子が、TVからの『アンフェア』の世界をキッチリと見せてくれました。ちょっと種明かしの「絵解き」が親切すぎるきらいがあるけどね。
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9月21日に行われたサッカー男子U-22代表のロンドン・オリンピック予選;日本vs.マレーシア戦の録画を見ました。 まあ、チーム力の差があり過ぎるだけに、マレーシアは7バックぐらいで徹底的に守ってまして、キーパーもファインプレー連発。結果は2-0の勝利でしたが、雨あられのシュートの山を生かしきれなかった思いがわだかまります。
それにしても、流麗なパス、キレのいいドリブル、DFを置き去りにする突破やクロス、思い切りのいいシュート、前線からの守備、人数をかけて奪い取る守備と、どれをとっても素晴らしい出来ですし、原口や清武の技術の高さ、永井の速さに惚れぼれします。 だからこそ、もっとちゃんと点取ろうよと言いたくなってしまいますね。キーパーのいる所いる所に蹴ってるからねえ。香川なんかはその点、キーパーをちゃんと外すけどね。 それにしてもセレッソって、香川、乾、清武とイキの良い技術の高い若手を次々と送り出して、凄いチームです。 清武弘嗣(きよたけひろし)って、キヨシだかタケシだかヒロシだかハッキリせいってなお名前ですね。
残念なこととして、今までのU-22代表に較べても、カオ的には厳しいメンバーです。イケメン君がいなさ過ぎです。永井を筆頭に、かなり厳しい方々が揃っていまして、マレーシア戦に出た選手の中で比較的良い部類は、山口蛍や扇原ぐらいかなあ。 対マスコミ的には課題ですね。 でも試合の翌日、永井(22歳)が福岡大同級生だった女性との結婚を発表して、驚きました。 うーむ。
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映画『世界侵略:ロサンゼルス決戦』は、突然宇宙人が地球を襲撃するSFものでありながら、実質的にはど真ん中の「戦争映画」です。
戦闘描写のハードな迫力が、小気味良くも観る者を揺さぶるカット割りが、迫真の力で迫ります。残酷描写のない『プライベート・ライアン』といった感じで、自分が戦場に放り込まれたような錯覚を起こしそうなほど、緊張感に溢れています。ホント撃たれそうです。
で、とにかく「男騒ぎ」の映画なのです。軍人さんの英雄譚なのです。普通、今はこういうの作れません。「今は」どころか、ベトナム戦争以降、中東戦争から何から、もっと自己批判的だったり、神経症的だったりの戦争映画ばかりで、こういう『コンバット』的なものはずっと無かったのです。あったとしても、『スターシップ・トゥルーパーズ』とか『インデペンデンス・デイ』とか、宇宙人をインディアン(先住民)に見立てた「現代の西部劇」ばかりで、「現代の戦争もの」をこのような熱血危機突破もの(要は『コンバット』ですね)として作ったケースは皆無だったと思います。
とても上出来で、面白いのです。例えば『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』あたりと較べても、映画としての質はけっこう高いのです。であるだけに、「いいのかな」の思いが頭をもたげてきます。こういう好戦的、外的撲滅キャンペーン的な映画を、手放しで面白がっていていいのかな・・・と。 単純なアメリカの若者がこの映画を見て、「Cool! 俺も軍隊に入って、アメリカの敵を全部ぶっ殺してやる」とか考えないだろうかと心配になってきます。
とはいえ、映画自体の評価はキチンとしてあげたいと思います。シンプルこの上ないストーリー、いやシチュエーションをパワフルに駆け抜ける演出力が見事です。上質なエンタテインメントに仕上がりました。 主人公役のアーロン・エッカートも素晴らしいです。演技派の曲者役者が演じるタフガイ・アクション・ヒーローも、いいものですね。彼が演じたので、子供や部下との感動的なシーンも説得力を持って生きました。
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ggg(ギンザ・グラフィック・ギャラリー)で『工藤青石展「形と色と構造の感情』を見ました(9/28まで)。資生堂のプロダクトデザイン、パッケージデザインなどで知られる工藤青石(あおし)のデザインは、常に洗練の極みといった印象で、無機質なミニマリズムのようでありながら、有機的なゆらぎを忍び込ませているあたりが見事な個性です。
白や透明を基本に、「青石」の名の通りのブルーも印象的。でもオイデルミンのボトルの鮮烈な赤はあまりにも美しいです。前々から「装飾用のオブジェとして」オイデルミンを1本買わなきゃと思っている小生なのであります。
一方、小生も持っているシセイドウ・メンのオーデコロンは、ボトルの美しさが本当に傑作中の傑作だと思います。
球体の曲線をスライスして平面を対比させ、透明感、ガラスの物質感、高潔でミステリアスな輝きを放つ、この美しさ。
これもまた美術品のごとく、眺めるだけで気持ちが浄化されるような完璧なデザインです。
香りがこれまた素晴らしいんです。若竹のようにすっきり爽やかな草っぽさを湛えながら、ほどよい甘さを含んだ、主張しすぎない香り。例えば枯山水の庭園を思わせる、いかにも日本的な、しかしながらとても現代的な香り。例えば真剣で水を斬ったような清冽さ。割と香りが長続きしないあたりも、儚さを尊ぶ日本美学を表していると思います。欧米の肉食系の香りとは全く違う在り方。かなり好きです。
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平塚競技場での湘南vs.水戸戦。結果は3-2でベルマーレの勝利でしたが、なかなかどうして大変な試合でした。
前半から湘南が押しまくり、水戸は柱谷監督がイライラしながらも、ほとんど受けに回りっぱなしの展開。しかし前半は0-0。 後半に入って48分、56分、68分とゴールが続き、このままだと70分台、80分台にもゴールして5-0の勝利か?ってぐらいのワンサイドの勢いでした。
しかし菊池と石神を交代で投入したあたりから、なんかギクシャクとしてきて、終盤は水戸ペース。クロージングをこらえきれずに、90分とロスタイムに立て続けに決められ、終わってみれば1点差の辛勝でした。ゼロに押さえるべきゲームですよー。 前節に続いての3-2。よっぽど3-2が好きなのでしょうか?? まあ、「暴れん坊」らしいですけど。
なんかスッキリしない勝ち方でしたが、それでも勝ち点3はいただきました。勝利のダンスは良いものです。 いつも通りベルマーレクイーンの6人も、後ろの方で踊っておりました。いいですよね、この「わきまえた」距離感。
それにしてもアジエルの3点目は、神の手で落としたボールをシュートしたように見えましたが、あの3点目があって、助かりました。
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ジョン・カーペンター9年ぶりの新作『ザ・ウォード 監禁病棟』を公開初日の銀座シネパトスで観ました。特にカーペンター・ファンってわけじゃないんだけれど。 なんせカーペンター作品は21世紀になって2本目。相変わらずのワイドスクリーン、相変わらずのコンパクトさ(1時間29分)でした。
ますますもっての低予算が見た目にも明らかで、ちょいと寂しいですが、主演のアンバー・ハードはキレイだし、なかなかの逸材で、これから伸びていくことと思われます。
ミステリーとして、サスペンスとして、ホラーとして、「キチンと」出来ています。ちょっと端正過ぎるぐらいですが、うまいもんです。コンパクトな物語を、的確に語っていきます。ムダがありません。 結末もサイコホラーとして、実に正統な作りとなっております。
まあ、そこそこの作品ではありますが、CGなど使わずに20世紀的な映画の味を出しているところに好感とノスタルジアが芽生えます。 でも、あのシンセサイザーでの繰り返しフレーズによるカーペンター音楽が聴きたかったなあ(本作の音楽は違う人)。あのエンドタイトルにかぶさるリフレインを・・・。
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『anan』最新号の「いい女ランキング」、表紙は中谷美紀さん。とってもキレイです。 今号のいい女はカテゴリー別になってまして、中谷さんは「憧れの大人」第1位です。得票数も1番多かったんじゃないかな(立ち読みしただけなんで、詳細はわからんのですぅ)。 深津絵里さんも「オシャレの師としたい有名人」だかなんだかの3位に入ってました♡
驚いたのは「ネイル美人」部門で、深田恭子、ベッキーを押さえて1位になった“なでしこジャパン”の川澄奈穂美さん! 微笑んだ写真は、美女たちの間でも違和感なかったです。それにしても、3か月前には誰がこんなことになると予想できたでしょうか?! 『anan』の表紙に女子サッカー選手の名前がバッチリ出るなんて、信じられません。 さすがに芸能事務所が争奪戦を繰り広げるだけのことはあります。これからCMにもいっぱい出そうですし・・・。 まあ、でも彼女が一番輝くのはあくまでもピッチ上ですし、ピンクのヘアバンドが最高に似合う人です。 今後は海外移籍の可能性も大アリでしょう。 大江戸も応援してます!
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映画『探偵はBARにいる』は、かなりの拾いもの。非常によく出来た和製ハードボイルドで(昨年の『行きずりの街』なんかに較べると格段に上出来です)、往年のセントラルアーツ的な匂いがプンプンします。原作(東直己)のせいか脚本(古沢良太、須藤泰司)のせいか、'7-80年代の映画のような面白さがあります。そして東映の伝統=プロの映画作jりが、各パートにしっかり息づいてます。
すすきののバーを本拠地に、札幌あたりを舞台にした話なので、雪景色は重要なポイント。大泉洋が走ったり、埋められたり、スノーモービルに乗ったり、きちんと生かしてます。歩きながら頭にちょっと雪をつけて・・・、次のカットでマジメな団体職員風のヘアスタイルになってるあたりも、芸が細かいです。
それにしても大泉洋! この顔で東映ハードボイルドの主役ですよ! びっくりですけど、それ以上にびっくりなのは見事に主役をこなしていて、良いこと。軽妙な面白さもいつも通りですが、終盤などかなりカッコイイ場面が多く、ラストに見せる表情などはもう絶妙かつ極めてカッコ良く、「自分で金出してでも2作目を」と言ってるのも、むべなるかなです。
相棒の松田龍平も、ますますもって『陽炎座』や『ヨコハマBJブルース』の頃の父・優作みたいです。長い手足を生かした彼のカラテ・アクションが、実に見事。彼がこの手の東映ハードボイルド・アクションに出てるってのも、『遊戯シリーズ』あたりを想い出して感無量です。本作のコメディータッチは優作の『探偵物語』(TV 版の方ね)を連想させますしね。 小雪はますます変な顔だなあ。この役なら、中谷美紀あたりがキャスティングできていればと思っちゃいます。そして高島政伸が「いい人」キャラを放り出して、クレイジーな極悪人を演じててオドロキです。『ノー・カントリー』のハビエル・バルデムを思わせる外見と、マンガのようなトゥーマッチ演技で、怪演してます。
ハードボイルドってムードを楽しむものなので、ストーリーなんか最後にはどうでもよくなっちゃうってのが、世の習いだったりします。でも本作は、通俗ながらちゃんと辻褄を合せながらも一応の意外性を用意したストーリーが意外としっかりしていて、最後の方では結構感動すらさせちゃってくれたりします。 これなら続編観たいって思いますね。幸い、初登場1位の意外な(!)ヒットとなっているようですから、その線は濃厚でしょう。 ただ2時間5分はちょっと冗長でした。中盤あたりをもう少しつまんだら、もっと傑作に成り得たかもしれません。
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映画『ライフ -いのちをつなぐ物語-』は、撮影日数3000日、製作費35億円という驚くべきスケールのいきものドキュメンタリーです。「いのちをつなぐ」というテーマを打ち出しているので、日本版ナレーターも松本幸四郎・松たか子親子という趣向。
アザラシが、カエルが、サルが、ゾウが、クジラが、オオトカゲが、鳥が、タコが、クワガタが・・・いのちを産み、育て、守っていきます。DNAにプログラムされた「種を保存、発展させる」という本能の凄さと生命の本質。
キャメラの進歩により、とにかく凄い映像が撮れてます。鮮明なハイスピード映像や、超クロースアップなど。そのクリアーさは、『アース』や『オーシャンズ』といった近年の類似作よりも明らかに見事です。陸・海・空をそれぞれクォリティーの高い映像で描いていきます。 いろんなアングルからのショットをモンタージュした編集も、気が利いてます(クワガタのとこなんか、笑えます)。
とりわけ驚きあきれたのは、背中にオタマジャクシを乗っけて、樹上の水たまりに移して、エサとして無精卵を産んで育てる、ある種のカエル。ひえー。 一噛みの殺し屋コモドオオトカゲの持久戦にも慄然としました。こわー。 カメレオンの舌とか、ハエトリ草の動きとかは、まさに驚異の映像です。
1時間25分はあっという間で、なんかもっともっと観続けていたい面白さでした。 「野生の王国」的なTV番組があまりない今日、世の中の子供達には必要な名作だと思います。
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女子サッカー・オリンピック予選の最終戦、日本vs.中国は、主力7人を休ませて若手サブメンバー中心にした日本が、1-0で勝利。アジアのトップ通過でワールド・チャンピオンの実力を見せつけました。しかし、今日の試合はかなり危ない橋だったことも確かで、何度も迎えた決定的ピンチを中国の拙攻に助けられました。中国は「個」の強さがありますからねえ。 そしてやはり澤と阪口のダブルボランチがチームの生命線だってことが、よくわかります。
まあこれだけの過密日程で5試合をこなしたのでは、よく走る「なでしこ」のサッカーは難しいですよね。おまけにデコボコで芝も長めのピッチが、パスサッカーを困難にしているし。 それなのに、5戦フル出場の2人=岩清水と鮫島はすごいなあ。特に鮫島さんは、タフに上下動を繰り返して、今日も素晴らしい出来でした。一番女子度が高いのに、内股走りなのに、ホントえらいなあ。 5試合先発の川澄ちゃんも、もちろん頑張ってましたし。
でもやはり男子に較べても、レギュラー組と控え組の力の差が大きいのが課題ですね、なでしこジャパンは。 これからオリンピックに向けて、そこらをどう対処していくのか・・・佐々木監督の腕の見せ所でしょう。
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ディズニー映画『くまのプーさん』の新作です。ウォルト・ディズニー生誕110周年記念作品です。製作にはあのジョン・ラセターもからんでいます。プーさんとしては35年ぶりの劇場用新作だそうです。
プーさん、イーヨー、ティガー、ピグレット・・・そしてクリストファー・ロビンと、あの“100エーカーの森”の世界です。いいなあ、この和気あいあいと、のんびりした世界。ほんと、プーは何をやっても愛嬌があるのがいいですよねえ。
まあ、物語よりもキャラクターであり、ディテールであり・・・って世界です。プーさんの腹の虫が鳴ったり、はちみつの海に遊んだり、無い頭で考え事をしたり、そのしぐさ、その表情の魅力です。 旧作かと見まごうばかりのシンプルな手描きアニメーション。3DCGばかりになった時代の中で、かえって新鮮で、ホッとするものがあります。最近のベスト癒し系ムービーと言って良いでしょう。 あのミルンの『プーさん』の本のページを使っていて、その文字がまた上手にプーさんとからんできたりして生かされているのも、楽しい限りです。
それにしても、プーさんは本当にはちみつが好きなんだなあ。
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品川=しながわ/わがなし=我が梨・・・(例文)おお、丹精込めて育てたおかげで、たわわに実った我が梨よ。
軽井沢=かるいざわ/わざいるか=技イルカ・・・(例文)あの水族館には訓練を積んだ技イルカがいっぱいいる。
桐ケ丘(北区)=きりがおか/かおがりき=顔がリキ・・・あの人は、顔がリキ。竹内力!
銀座=ぎんざ/ざんぎ=ザンギ・・・(例文)北海道では唐揚げのことをザンギと言います。
<回文>
銀座のザンギ=ぎんざのざんぎ
神田の檀家=かんだのだんか
練馬のマリネ=ねりまのまりね
戸越で仕事=とごしでしごと
田端=たばた
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5月23日に苗を植えた我が家のゴーヤ。「あまり苦くないタイプ」ってことで選んだのですが、これが育たなくってねえ。ついていた名札が『ほろにがくん』。たぶん何らかの品種改良で苦みを薄くしてるんでしょうけど、それはイコール「ゴーヤのナチュラルな生命力」みたいなものを抑制しているってことでしょうから、そのためにおとなしいヤツになっちまったみたいです。推測ですけど。 とにかく蔓が伸びるのも遅ければ、葉っぱも小さめで、肝腎の実がとにかく小さいのです。
しかも大きくなるのを待ってるうちに、いつの間にか黄色くなっちゃって、あわてて収穫すると、今度は置いてるうちに真っ黄色! えー!?こんなゴーヤあんの??って感じです。
で中を割ってみると種が真っ赤。かなり不気味なのですが、調べてみると食べられるらしい。赤い部分が軟らかくてほのかに甘いのです。その中の種は出して食べます。まあ、特においしくはないですね。 実の部分はサラダに入れて、いただきました。ま、確かに「ほろにがくん」でした。
いずれにしても、ほとんど緑のカーテンの役を果たさなかったのでありました。ちゃんちゃん。
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サッカーW杯3次予選、ウズベキスタンvs.日本をTV観戦。アウェイの荒れた芝に苦しめられながら1-1のドロー。相当な苦戦でした。つぶしたチャンスも多かったけど、かなりのピンチも多い、観てて「疲れる試合」でした。
スタメンには北朝鮮戦での柏木に代わって阿部。下馬評では清武だとか、いや柏木が残るとか言われてましたが、大江戸の予想としてはこの阿部でした。つまり阿部をアンカーに使って、その前に遠藤、長谷部という南アフリカ大会モードか、または今日のような長谷部を前目に使って、阿部・遠藤のボランチというパターンを予測していました。なにしろ北朝鮮戦では長谷部の強引なドリブルが効いていたので、そこらへんにも着目してこの布陣はアリだなと思っていたのです。ザッケローニも大江戸と同じことを考えたらしく、阿部の先発だったのですが・・・、残念なことに機能しませんでした。
とにかくウズベクの連中の「個」が強いのです。1対1になると日本は負けちゃうのです。ウズベクの選手は体も強く、高さもあり、足がめっぽう速いのです。そこと荒れた芝生に苦しみました。日本がこれだけ中盤でボールを自由にできなかったことは、本当に久しぶりのことでしょう。競ったボール、ルーズボールはすべて相手に行ってしまうし、信じられないほどパスがつながりません。相手は最後までタフで、足も止まりませんでしたし、日本には疲れが見えました。 これでは勝てませんね。引き分けは順当な結果でした。
まあ長い予選の中のアウェイですから、勝ち点1は想定内です。それでもやはり、「こういう相手には本田や長友だよなー」という思いは残ってしまうのでした。
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映画『うさぎドロップ』は、SABU監督がこの題材?という疑問を吹っ飛ばすウェルメイドな快作。終始にんまりと楽しめます。
それはもう1にも2にも芦田愛菜ちゃんのおかげでして、もう彼女が映っているだけで画面が映画的な輝きを放って観る者を惹きつけるのです。冒頭の黒い服と虚ろな表情、これだけでこの子の性格や深い悲しみや困惑や絶望感や何やらかんやらを表現しきっている凄さ。 その後も彼女の存在が、どんなに本作を豊かにふくらませていることか。ほとんど主演女優賞ものではないでしょうか。 おにぎりを作ってくれるところ、おゆうぎのダンス、ダイキチを踏んづけて走っていく姿・・・どれをとっても、かわいすぎます!
松山ケンイチをはじめ、桐谷美玲、綾野剛(怪しい個性が生きた)、池脇千鶴、中村梅若、風吹ジュン、高畑淳子と、役者たちがみんないい。 SABU監督の演出も久々に好調。あのサイテーだった『蟹工船』に悪いものをみんな吸い取らせちゃったかのごとく、本作では復調しています。そしてハート・ウォーミングな新境地を開拓しています。
でもやっぱりSABUなので、画面が疾走します。松山ケンイチが疾走します。愛菜ちゃんをだっこやおんぶしながら、走りまくります。 その走りを見事に捉えながら、一方では白い光にあふれた優しく輝く映像をものにしたのは柳田裕男撮影監督。『ヌードの夜 愛は惜しみなく奪う』を撮った人だったのですね(あの作品の終盤も白い光が印象的でした)。
子育てと仕事と社会とか、タイムリーな社会性も取り入れながら、堂々たるエンタテインメントに仕上げた原作&脚本も上出来。 ちょっとダンス夢想シーンのおふざけが浮き気味かなあと思いつつも、最初から最後までSABUの「やさしさ」を楽しませていただきました。
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サッカー男子フル代表のブラジルW杯3次予選がスタートし、男子U-22となでしこジャパンのロンドン・オリンピック予選と合わせて、次々と各カテゴリーの代表選が見られる9月。
金曜日の埼玉スタジアムにおけるフル代表、日本vs.北朝鮮戦はかなりの苦戦。長友、本田、中村憲剛の穴が大きい感じで、どうしてもゴールが割れないザック・ジャパン。ロスタイムにおける吉田麻也の1発は値千金でした。2006ドイツW杯への予選初戦、ジーコ・ジャパンが苦戦の末ロスタイムに久保のゴールで勝利したのも、ここ埼スタでした(そん時は行ってました)。解説者(都並さん?)が言っていたように、「ドーハの悲劇」を彷彿とさせる劇的な結末でした。 柏木、もういらないです。清武もいることですし。 ハーフナー、FWに1枚加えておきたい存在です。
そして土曜の女子代表の日韓戦(in China)は、W杯優勝メンバーで臨んで前半こそ試合を支配していたものの、後半はかなり危なく押され通しの展開。なんとか逃げ切った勝利でした。 1点取られちゃった時のスリップをはじめ、ハンドを取られたりミスパスが多かったり、今日の熊谷さんはちょっと変でした。なんとか立ち直ってほしいものです。 川澄さんはおとといもフル出場だったのに、今日も一番の運動量で走り回って、感動的なほどでした。前線からあれだけチェイスしながら、守りもしっかり戻って、本当にどこにでも顔を出します。なんてがんばりやさんなんだあ! 解説の早野さんが日本の2点目におけるゴール前の川澄の動きを評して、「川澄のかわす身がうまかった」とのたまってました(確かに見事に韓国の選手をかわしてましたが・・・)。
どちらの試合も、スマートに始まりながら、最後は泥臭く勝てました。アジアの真剣勝負はそれで良いのです。とにかく勝つことが大事。結果オーライです。
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映画『神様のカルテ』は、「感動のベストセラーの映画化」としてあおってくる期待ほどには感心できなかった一作。 近頃売れっ子の深川栄洋監督ですが、この人基本的に演出にメリハリがなくて、たるいのです(デビュー作の『狼少女』あたりのが、ヘタなりに思いの純度があって良かったなあ)。
宮崎あおいちゃんをはじめ、人物を正面からバストショットぐらいで捉える映像が、小津さんを意識してるんだかどうだか知りませんが、いかにも深川監督的な“昭和レトロ感覚”を醸します。そんな彼が嬉々として描いたであろうアパート化した古い旅館の描写も、今一つ。 位置関係などの基本的話法が、きちんとできていません。 この建物での岡田義徳くんの別れのシークェンスが、まあ無駄に長いこと。台詞で延々と(単調に)引っ張っていくのですが、演出が弱いしテンポが悪いので、もちません。辛(つら)いです。
あおいちゃんと桜井翔くんの夫妻が、なんか古風な感じでよろしいです。 漱石の『草枕』を愛読している主人公(桜井)の話し言葉が、今どき文語調というか漱石調なのが楽しい。これは大江戸好みです。 でも、あおいちゃんがお飾りの人形みたいな感じで、彼女の魅力が引き出されていなかった、いやむしろ封じ込められてしまっていたのが残念でした。 一方で原田泰造は地味にいい味出してましたし、池脇千鶴がいつもながらレベルの違ううまさを見せていました。この人、うま過ぎるのが難点ってぐらいにうまいのです。
医療を巡る社会派的側面は、描かれてはいるものの通り一遍なので、さほど心に残りません。ま、ここらへんは人それぞれなので、「とても感動した」って人も沢山いることとは思いますが・・・。 エンディングなども、よくあるパターン。 これならまあ、テレビの2時間ドラマでも良かったんじゃないでしょうかねえ(連ドラにもなりそうですけど)。「よくある話」ほど、演出力で差が出るのです。
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