「アンフェア the answer」:二転三転、敵?味方?
映画版『アンフェア』の2作目。更に続くようにも見えるし、これで終わってもいいような作りです。 でも本作の出来は、上々です。面白いです。
前作は病院ジャックとか、映画版らしい派手さとスケール感を打ちだした分、『アンフェア』らしさが薄れた気がしましたが、本作ではまた別の意味で『アンフェア』らしさが薄れてます。 つまり、『羊たちの沈黙』みたいなサイコホラーに寄り過ぎちゃったんじゃないかと・・・。
でも大江戸は、今回のアプローチを支持します。サイコホラーの件りが滅法面白く出来ている(ネイルガンこわ~。)上に、警察組織の闇的な話や、雪平のキャラクター、そして加藤雅也や阿部サダヲや寺島進ら、TVシリーズ以来の魅力的なキャラクターたちもキチンと描かれていますから。
本作みたいな大森南朋を見ると、「ああ、やっぱり麿赤兒の息子だなあ」って感じます。顔も似てきました(世の中の大森ファンに怒られそうだな)。
二転三転する頭脳戦、誰が見方で誰が敵かわからなくなる登場人物、ハードボイルドでダイハードな雪平。 やはり脚本・監督の佐藤嗣麻子が、TVからの『アンフェア』の世界をキッチリと見せてくれました。ちょっと種明かしの「絵解き」が親切すぎるきらいがあるけどね。
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コメント
う~ん。今回は、感じ方が違いますね~~
私は、最近のフジサンケイ系の映画だな~と思いました。
ガッカリでしたね。
映画公開後のテレビのスペシャルの方がまだマシ。
アレを先にやって欲しかった感もあるが・・
やってしまったら、誰がアンフェアかすぐに判ってしまいますが。
産休明けに、続編ミエミエ。
海猿もまた作るし・・・・
投稿: きかんぼう | 2011年10月 2日 (日) 12時40分