「モテキ」:今がハジケる超エンタテインメント!
映画『モテキ』、うわ、超面白いコレ! この時代をそのままに呼吸しているなう、なエンタテインメント。ポップで笑えて、なんかひとかけらの真実みたいなものまであるのです。
大根仁監督は小生も『週刊真木よう子』で、面白いと思っていましたが、この人って堤幸彦監督のADだったりしたんですね、『トリック』などで。恋愛に関する名言をビルや道路に映し出すオープニングのギミックから始まって、数々の仕掛けで楽しませてくれます。 こういうおふざけのセンスがワルノリにならないあたりが素晴らしいです(ワルノリになっちゃたのは、『行け!男子高校演劇部』の英勉監督)。女神輿のタイトルバック映像のきらびやかさもサイコーです!
主人公の森山未來に対するのは長澤まさみ。って言えば『セカチュー』のコンビなわけですね。いやいや立派に大きくなって。それにしても、ここでの長澤まさみの笑顔は、やはり相当なリーサル・ウェポンであります。「じゃ、ここらでドロンしますんで・・・」と、その後の手裏剣シュシュシュは圧巻でした。
麻生久美子もいいですねー。彼女に泣いてすがられて・・・それでも「重い」って切り捨てちゃうなんて、「なんてバカなんだ、未來くん」と思っちゃいますもん。
仲里依紗がアゲ嬢とサッパリ顔の両面を見せて、これまた素敵!でも登場場面が少なくて、ちょっと残念。もう少し見たかった感じです。
そして真木よう子はお得意の(?)毒舌ハードボイルド・キャラ。甘さはないです。男前です。
彼女たちに対する森山未來くんは、現代のある種の男子をものの見事に体現していますが、パフュームも登場する街角ミュージカル・シーンとか、長澤まさみと部屋で二人っきりの場面での跳躍や身のこなしなど、この人の意外な身体能力の高さを見せてくれました。
大江戸的にはリリー・フランキーのチョイ悪オヤジがツボでした。彼の放った名言「彼氏がいないってことは全世界が敵だってことだけど、彼氏がいるってこっとは・・・敵は一人ってことだ」(正確ではないかも知れませんが)には、おお!と目からウロコ。未來くんじゃないけれど、うっかり騙されてしまいそうな説得力がありました(笑)。
ま、ラストはちょっと腰砕けで、弱く中途半端でしたけど、エンドタイトルがWEBサイトの画面を模して・・・てのは、今までありそで無かったパターン。エライです。スゴイです。 そして、これだけヒットしたんですから続編はアリでしょうねえ。
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コメント
うわっ!可愛いお嬢さん達がいっぱい。
もうコレだけでこの映画観に行っちゃいます。
大江戸さんって映画会社の回し者?
投稿: risi@いけばな | 2011年10月 5日 (水) 07時46分
こんにちは♪。
面白かったですね~。凹んだりはじけたり、ふむふむと納得したり。
里依紗ちゃん、使用後、使用前、どちらも可愛かったですね♪。
朝起きた時、暗い場所で見たのとの違いがああいうギャップなら男性は嬉しいんじゃないかと?。
そうそう、墨さんの名言、私も「おぉ!」と目から鱗でした。
そりゃ~、もてるよ、墨さん!。とも納得した次第です。
投稿: みぃみ | 2011年10月 5日 (水) 09時26分
risiさま、どうも。 映画会社の回し者ではありませんが、観る気になっていただけたのなら、映画界の回し者かも知れませんね。手数料は入りませんが・・・。
みぃみさん、ありがと♪ 里依紗ちゃんは薄メイクで横向いたりすると、ほんとニノ(二宮和也)に似てるんだよね。 濃メイクでセクシー衣装だとゼブラクイーンに寄りますけど。
投稿: 大江戸時夫 | 2011年10月 6日 (木) 00時42分