« 天皇杯、決勝はJ2対決に! | トップページ | 女子決勝&天皇杯決勝 »

2011年12月31日 (土)

「50/50 フィフティ・フィフティ」:ライトでコミカルな癌ドラマ

340721_003

映画『50/50 フィフティ・フィフティ』は、ジョセフ・ゴードン・レレヴィットが若くしてガン告知を受けて・・・ってお話。邦洋問わず掃いて捨てるほどある死病映画の一つには違いありませんが、基本的にコメディー寄りの明るい作品です。

340721_001

友人役のセス・ローゲンとの相性も良く、ゴードン=レヴィットの軽みが作品に軽快さを与えています。それにしてもここでのゴードン=レヴィットは、ARATAによく似ているのです。ふにゃっとした笑顔がいいですね。相変わらず巧いです。340721_002

一方で女性たちは、彼女にしても母親にしてもセラピストにしても、程度の差はあれみんな困った人たち。ブライス・ダラス・ハワードも相当に「それダメじゃん」な人なのですが、小生としてはアナ・ケンドリックにかなりイラッと来ました。この人、『マイレージ、マイライフ』でも、同じように生硬ゆえのピント外れの生意気さを感じました。役柄とはいえ、完全に「嫌な女」が刷り込まれてしまいました。

340721_004

(以下ネタバレあり) いずれにせよ人の死なないハッピー・エンディングってのが、この手の映画としては珍しく、それだけで大いに評価したいところです。その上で「人間は誰しも死ぬ」ってことを、きちんと描いていますし。 日本の死病映画もぜひ見習っていただきたいと思います。

|

« 天皇杯、決勝はJ2対決に! | トップページ | 女子決勝&天皇杯決勝 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「50/50 フィフティ・フィフティ」:ライトでコミカルな癌ドラマ:

» 50/50 フィフティ・フィフティ [LOVE Cinemas 調布]
本作に出演し製作も務めているセス・ローゲンの親友で、脚本のウィル・ライザーが実際にガンを克服した実話をもとに作られたヒューマンコメディだ。主演には『(500)日のサマー』のジョセフ・ゴードン=レヴィットが、共演には『マイレージ・マイライフ』のアナ・ケンドリック、ブライス・ダラス・ハワード、アンジェリカ・ヒューストンらが出演している。監督はジョナサン・レヴィン。... [続きを読む]

受信: 2011年12月31日 (土) 04時28分

» 「50/50 フィフティ・フィフティ」 ポジティブとネガティブと拮抗 [はらやんの映画徒然草]
いわゆる難病ものというのは、あまり好きじゃなかったりします。 (特に邦画の)難病 [続きを読む]

受信: 2011年12月31日 (土) 09時12分

» 映画『50/50 フィフティ・フィフティ』を観て [kintyres Diary 新館]
11-82.50/50 フィフティ・フィフティ■原題:50/50■製作年・国:2011年、アメリカ■上映時間:110分■字幕:石田泰子■料金:1,800円■鑑賞日:12月4日、TOHOシネマズ渋谷□監督:ジョナサン・レヴィン□脚本・製作総指揮:ウィル・レイサー□製作総指揮:ネイサン...... [続きを読む]

受信: 2012年1月15日 (日) 17時02分

» 人生、あきらめるには早すぎる。「50/50 フィフティ・フィフティ」 [Addict allcinema おすすめ映画レビュー]
[続きを読む]

受信: 2012年1月25日 (水) 23時10分

« 天皇杯、決勝はJ2対決に! | トップページ | 女子決勝&天皇杯決勝 »