今年の邦画ベストテンが選べない!
今年の映画賞がそろそろ発表され始めましたが、報知映画賞は『八月の蝉』、日刊スポーツ映画賞は『一枚のハガキ』という、例年ならベストテンに入るかどうかって作品が作品賞を獲っているという恐ろしい事実が。 そうです、今年の邦画はかつて経験したことの無い、空前絶後の不作なのです。大江戸もここまで来てもベストワンの決定打が無く、困り果てております。ていうか、ベストテン・レベルの作品が10本揃わないし・・・。
両映画賞の他部門を見ても、報知の監督賞が『冷たい熱帯魚』の園子温だとか、演技賞関係の対象作になっている(つまり、ある程度優秀な作品と認められている)のが『マイ・バック・ページ』『探偵はBARにいる』『ツレがウツになりまして。』『神様のカルテ』『阪急電車 片道15分の奇跡』『エンディング・ノート』あたり。ねっ、弱いでしょ。小生も○十年もベストテン選考(『キネマ旬報』ベストテンへの投票と個人的なもの)を行っていますが、ここまで脆弱な年はいまだかつてありませんでした。 シネコン隆盛の弊害なのでしょうか? でも外国映画は、まあまあなんですけどねー。
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