「DOCUMENTARY of AKB48 show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る」:驚愕のバックステージ
映画『DOCUMENTARY of AKB48 show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る』は、ちょうど1年前に公開された前作に続く傑作ドキュメンタリー。前作を2011年の邦画第1位に選んだ大江戸ですが、本作もあのレベル、いやそれ以上とも言える見事なドキュメンタリーになっていました。
東北大震災の被災地からスタートする本作。2011年という時と、その時代の象徴としてのAKB48。 選抜総選挙、西武ドーム公演、じゃんけん大会・・・と、私たちが報道で知っていた出来事の驚愕の裏側が、余すところなく描き出されます。「面白い」ではなく、「凄い」裏側が・・・。
総選挙のパートではかなり泣かされました。もちろん横山、板野、大島、前田あたりは、TVでも見たような部分なのですが、やはりショービジネスにおける厳しさが胸に迫ります。で、あっちゃんが1位復帰した後のステージ裏、麻里子さまの胸で泣きじゃくる大島!うーん、すごい絵です。
たかみなの「男前」は相変わらずスゴイ! 彼女がいる限りAKBは大丈夫!って気になりますもん。「上司にしたい芸能人」に推したいですよね。むしろ「理想のリーダー」として、総理大臣にしたいくらいです。
西武ドーム・コンサートの舞台裏の凄さは圧巻。これ、公開しちゃっていいんでしょうか?ってとこまで写ってます。大島が「戦場でした」と語るように、真夏の暑さと緊張とドタバタの中で、過呼吸やら熱中症やらで、メインのメンバーからどんどん倒れていっちゃう修羅場。冷却剤や酸素吸入器が大活躍し、あの人が壊れ、あの人が崩れ落ちという、まさに野戦病院状態。これってかなりヤバイんじゃないでしょうか。 それでも気力を振り絞ってステージに立つと、ニッコリ元気で歌って踊るプロ根性。 前作でも感じましたが、これからの日本は彼女たち女子にまかせておけば安心だ、と思えてきます。
それにしても西武ドームでも紅白でも、SKEとかNMBとかもろもろ一緒になって100名ぐらい女の子だらけになって、トイレとか大丈夫なんでしょうか?マラソンみたいに仮設トイレとか用意しなくていいんでしょうか?などと、いらぬ心配までしてしまいました。
前作の寒竹ゆり監督に代わって、今回の監督は多くのMVを手掛けてきた高橋栄樹。被災地訪問という縦糸を通しながら、前作よりもバックステージものとしての「これぞドキュメンタリーの面白さ」を打ち出しました。ホントよく撮らせたし、よく出した、です。やはり国民必見です。
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