「田中一光ポスター 1980-2002」@ggg
ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)で『田中一光ポスター 1980-2002』を鑑賞。田中の没後10周年記念企画であり、おととし開催された前編(1953-1979)に次ぐ後編です。
田中一光のデザインは、常にど真ん中の「規範」とでも言うべき「正しいデザイン」って感じです。そこらに一抹の物足りなさを感じる大江戸は、贅沢すぎるでしょうか。でも、あの緑やあの赤やあの青、削ぎ落としたシンプルさ、そして堂々たるモリサワの明朝体フォントは、やはり一光さんです。
イッセイミヤケのポスターはことごとく、服の力を信じたシンプルなもの。まさに「何も足さない。何も引かない。」境地(これはあるウイスキーのコピーですが・・・)。
会場内のキャプションに「日本文化は世阿弥、利休、琳派、浮世絵、歌舞伎の5つに集約されるように思う」と書いてありました。なるほど!その通りです。 そして5つとも大江戸の好物です。 それと同時に、一光さんのポスター作品それぞれが、この5つのどれかに似ていると思えるのです。 インターナショナルな感覚の一光さんのデザインの根幹が日本文化に根差していたというのは、興味深くも当然の帰結なのでしょう。
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