「ALWAYS 三丁目の夕日'64」:面白さ復活&泣けます!
シリーズ第3弾となった『ALWAYS 三丁目の夕日'64』を3Dで観ました。だって3Dの予告編で、俯瞰の東京タワーがぐわんと飛び出してたのを見たからには、そうするしかないでしょ。でも意外と2D中心で、3Dは1日1回とか、上映少ないんですよねー。
とはいえ、開巻早々の件のシーンはさすがに見事でした。三丁目から模型飛行機を追って動くキャメラが捉える昭和39年の東京。CGならではの映像世界に感動していると、おお東京タワーの威容が・・・。そのままぐーんと上ったキャメラが真上から東京タワーを捉えると、最高の3D効果でタワーの先端が鼻先まで飛び出してくる趣向。このシーンはさすがに感嘆する出来ですよ。 でもそれ以外は全編ほとんど3Dが生きるようなスペクタクルは無く、鈴木オート大暴れの場面とエンドタイトルを除いては、ぜんぜん2Dでオッケーな世界でした。
いやー、それにしても今回も昭和レトロな光景やガジェットが満載。微妙に時代考証が数年ずれたものも入ってる気がしますが、まあいいでしょう。みゆき族なんて、記録写真が動き出したみたい。ちゃんとVANの紙袋持ってるし。
物語は第1作の良さを取り戻しましたね(続編がちょっと失速気味だったので)。特に「六ちゃんまわり」のお話が、王道ながら見事にウェルメイドで、まあ泣けること泣けること。観てるこっちも、堀北真希が赤いほっぺの子供だった頃から、1作目、2作目と時を重ねて6年ちょっと経ってるので、本当に親戚の子の成長を見る思いで、余計に感銘を受けます。それにしても本シリーズの堀北真希は、他の作品の彼女とは格段に違って、圧倒的にいいなあ。
それに比べて、「茶川先生まわり」がちょっとぐずぐずし過ぎで、ウェットになり過ぎて、よろしくなかったです。 とは言っても泣ける人情喜劇としては上出来で、支持したい作品ではあります。今回もヒットしたようですし、第4弾が作られたとしても何の不思議もないところです。
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