ワインを飲んでいる時間を無駄な時間だと思うな
ワインを飲んでいる時間を無駄な時間だと思うな。 その時間にあなたの心は休養しているのだから。
ユダヤのことわざだそうです。確かにそうですよね。何千年を経て、ワインってもん(あるいは別のお酒でも)がこの世に行き残っているからには、強固な存在意義があるってものです。世のうさやストレスを酒類が洗い流して浄化してくれる効果ってのは、バカにできないものだと思います。
で、昔は成人して、会社に入ったりすると、否が応でもじゃんじゃん飲みにつれて行かれて、そのうちにだんだん酒に強くなってくるってのがありました。でも今はアルハラとかパワハラとかの概念がのしてきて、そもそも仕事帰りに飲みに行くパターンもめっきり減って、さらには酒席にソフトドリンクでもかまわないってことになってきて・・・。 こうして人は酒を飲まないまま、それで済むような時代になったのですね。でも、それって、人類の長い歴史の中で育まれてきた酒の文化ということを考えた場合、とってももったいないことなんじゃないかと思うのです。体質的にどうしても飲めない人はしょうがないと思いますけど、そうでもないならお酒の世界の扉を開くということは、これまでの人類が積み重ねてきたものを知る上でも必要なことだと思うのです。文学にしても、映画にしても、酒類がけっこう重要な位置を占めたりしていますもんね。
心は休養する、心が解放される、普段のくびきを逃れて・・・。 アルコールの力で抑圧が緩んで現れた自分と、素面(しらふ)の時の自分と、どっちが本当の自分なんでしょうね。
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