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2012年6月30日 (土)

「先生を流産させる会」:胸苦しい教育映画

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映画『先生を流産させる会』は、2009年に愛知県の中学校で起きた実際の事件をモチーフに、アレンジを加えたフィクションです。小生も当時新聞報道を読んで「先生を流産させる会」という言葉の禍々しさに衝撃を受けましたが、本作の内藤瑛亮監督もまったく同じだったそうです。

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冒頭のウサギの場面からして、とてもいやーなものを見せられてる感に溢れてます。62分の短い映画だというのに、ずーっと「やめてくれええぇ」的に、早く終わってくれることを願ってました。 ここには主犯格の少女の「理由のない悪意」が渦巻いてます。その上に、モンスター・ペアレンツの理不尽な憎悪まで加わって、観ているこちらはそれらへの憤りで胸が苦しくなるのです。小生は完全に佐和子先生に同化して観てました。

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監督は実際の事件では男子生徒達の犯行だったのを、あえて女子生徒たちの物語に改変しました。そこに創作の意味が出てきています。センセーショナルな事件性ではなく、普遍的な考察になっています。産む性としての女性と、そこに向かっていく自分たちの体への恐怖を制御できない心の幼さ・・・。ただ主犯格の女子(混血のような顔立ちだが)の親やバックグランドを一切出さないことによって、紋切り型の旧弊にははまらなかったものの、一方では彼女が悪の塊のようなモンスターとして描かれてしまったきらいはあります(ホラーみたいに)。

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先生役の宮田亜紀がパワフルな好演。これを観たら、彼女を使いたがる映画監督って結構いそうな気がします。 彼女に限らず役者たちの芝居がしっかりしているのも、低予算の本作がチープにならずに済んだ理由の一つです。

ラストがあと一歩決まり損ねた感もあるのですが、「教育映画」として成立したとも言えるでしょう。 いずれにしても胸に鉛の重さが残る問題作だと思います。

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2012年6月29日 (金)

「愛の残像」: 「雨月物語」も観てね

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フィリップ・ガレル監督の『愛の残像』は、この愛の巨匠らしい孤高の考察。現代にもまだこういうフランス映画があることの驚きを感じさせてくれる作品でもあります。

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とにかくモノクロの映像が美しく、突き刺すような力を持っています。右の写真の女が床に寝そべっているシーンなんて、その物質感とか、マグロかと思えばアザラシ、かと思えば死体、そして女・・・といった静謐な映像の魔力が、観る者を捉えるのです。

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(以下ネタバレあり) 終盤、物語は急旋回して幽霊譚になっていきます。ただ、この品位と古風な絵(アイリスアウトなんか使ってまして・・・)と妄執と哀しみは、溝口の『雨月物語』のテイストを連想させるものでした。

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でもこのヒロインって、(大江戸の趣味の問題かもしれませんが)ちょっとシャーリー・マクレーン顔だったり、多少肉づきが良かったりする「華のない顔だち」で、そこがひっかかりました。幽霊になるんなら、もう少し薄幸顔であるか、もしくは凄みのある美を体現してもらいたかったものです。

それにしても、各映画サイトを見ても、本作のコメントやトラックバックは一つもついてなかったので、びっくり。この手の単館系作品って、シネコンでやるメジャー娯楽作と較べて、あまりにも極端に少ないですよね。あらゆる映画に分け隔てなく接している小生としては、そこらに驚いてしまったりもするのです。

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2012年6月28日 (木)

これでいいのだ

Dsc_1504中央区の鉄砲洲稲荷神社にて。

生命は親様から来たのだ

ご先祖を供養するのだ

---バカボンのパパ? それにしても「親様」とは聞き慣れぬことで・・・。

真ん中に書いてある「トホカミエミタメ」ってのは、最高峰の祓い清め言葉なのだそうです。浅学にして知りませんでした。きっと「テクマクマヤコン」的なものですよね(←たぶんそれは違う)。

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2012年6月27日 (水)

ベロのマークの「ストーンズ バー 」

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6月19日に発売されたサントリーの『ストーンズ バー』シリーズ。あの、ローリングストーンズのベロ出しマークを公式にフィーチャーした初の試み。駅貼りポスターも、けっこう出てましたね。“OPEN ME UP”

Dsc_1491ってフレーズは当然“START ME UP”を意識したものですね。 でも、ありきたりでちょっとがっかりなデザイン。もっと堂々たるカッコ良さを出してほしかったなあ。

種類もいろいろとあるようですが、そして缶や瓶をお店で買うこともできますし、都内にも何か所ものストーンズBARができている様子です。

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まず小生が買ったのはクリアテイストの『ローリング・ホップ』。いわゆる「新ジャンル」のビールもどきですね。うーん、いくらクリアテイストと言っても、こいつはなんだかソーダの刺激ばかりで味がなくって、透明感やシャープネスが前面に出てるあたりがストーンズっぽくないなあ。もっと濃い目の味で、エグイくらいにやってくれないとねえ。

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そしてこちらは、エナジーテイストの『ローリング・ゴールド』(瓶入り)。アルコール5%っていうんで、ビール系かと思いきや、なんとなんとレッドブルやリアルゴールドみたいな甘い味で驚きました。あ、これが「エナジーテイスト」なのね。気分をアゲて、いざライヴって感じでしょうか。

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ボトルを上から見ると、ねっ。プルトップ部分にも、ベロのマークが!

シリーズには他に『シトラス・ハイボール』もあるようです。それが一番うまいのかもね。

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2012年6月26日 (火)

「リーガル・ハイ」:古沢良太と堺雅人のお手柄

『リーガル・ハイ』(フジ)が終わりました。いやー、面白かった。上半期のドラマでいちばん面白かった! テンポ良く、はじけてて、ディテールの小ネタもバッチリなのに、芯はきっちり太くて・・・、素晴らしい!

古沢良太の脚本が圧巻。彼の輝かしい戦歴(映画『ALWAYS三丁目の夕日』シリーズ、『キサラギ』、『探偵はBARにいる』など/TV『相棒』、『ゴンゾウ』など/TV&映画『外事警察』、『鈴木先生』など)の中でも、ひときわ輝くものとなりました。 おふざけのようでいて、ドラマとしての芯はしっかり通している、その絶妙な匙加減。社会派的なテーマ性やヒューマニズムの罠に寄りそうでいて、実はそんなもん知ったこっちゃない堂々のエンタテインメント志向が、さすがでした。 『水戸黄門』『犬神家の一族』『七人の侍』あたりのパロディーも上手にニヤリとさせてくれました(音楽も共犯ね)。

とにかく新しい引きだしを開陳してくれた堺雅人が、振りきれてて最高でした。こんなこともできる人だったんですねー。長いことファンだけど、これは嬉しい驚きでした。 一方の新垣結衣も、コンビネーションとして上出来の芝居。生硬な演技も、むしろ役柄に合ってましたし。髪はコケシみたいでしたけれどね。彼女が堺に罵倒されまくるところ、毎週良かったなあ。 そして里見浩太郎の「服部さん」が、この物語の愛すべきアクセントとして見事に機能していました。 最終回には、オープニングテーマ曲『えれぴょん』を歌った小野恵令奈(えれぴょん)も、喫茶店のウェイトレスとして、ちらっと出演してましたね。

最後にもう一度言っときましょう。「あー、面白かった」。

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「愛と誠」:映画史に残る怪作だが・・・

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映画『愛と誠』を三池崇史に撮らせたら、こうなっちゃったわけですね。怪作です。笑えました。製作委員会の方々、度量大きいけど、これでいいんかい(だじゃれ)?

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もう、やりたい放題! 今年32歳のツマブッキーが高校生だし、それ言ったら今年49歳の伊原剛志も高校生だし。 とにかく原作をことごとく笑いのめす姿勢(脚本=宅間孝行)に唖然茫然。梶原先生が存命中だったら、さしもの三池さんも怒りの鉄拳でボコられたのでは・・・。

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早乙女愛の天然「勘違い女」っぷりが凄くって、もうギャグでしかないのですが、武井咲の映画初主演作だというのに事務所的にはオッケーなのでしょうか? 後から「こんなはずじゃなかった・・・」ってことにはなっていないのでしょうか?  心配です。

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斎藤工演じる岩清水弘だって、原作ではもっとシリアスにカッコイイ「元祖メガネ男子」なんですけど、このデクノボウぶりは何(スリッパで叩かれ続けるし)? でも、こんな中でも余貴美子さんだけは、いつもながらに別次元の名演技を見せていらっしゃいます。

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昭和歌謡ミュージカルでもある本作。妻夫木聡の歌う『激しい恋』で始まりますが、元歌は西城秀樹。そういえば'70年代の松竹映画『愛と誠』の誠役は西城秀樹でした(ちなみに愛は、これがデビュー作で役名を芸名にしてしまった故・早乙女愛)。 小生は『あの素晴らしい愛をもう一度』という楽曲の素晴らしさを今さらながら発見してしまいました(今までは、まあまあの評価でした)。それにしても、この曲の途中で見せる武井咲のヘンなステップは最高です!341713_002

安藤サクラの『また逢う日まで』も、かなり変です。彼女の「貞子」が見たくなる感じです。 ところで、なんで『狼少年ケン』のテーマが出てくるの?? たぶんガムのCMに「噛むんとふにゃんふにゃん・・・」として使われてるのに触発されたのでは?

ここまでやったんだから、ラストはもっとハジけてほしかったなあ。意外とマジメに終わったのでありました。

あ、そうか! 妻夫木聡が誠役だった理由は、「愛」の字のカブトかぶってたからかー!!

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2012年6月24日 (日)

「ミッドナイト・イン・パリ」:昔のアレンが演じたらなぁ

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映画『ミッドナイト・イン・パリ』は、パリを舞台としながらも、まさにウディ・アレン“らしい”作品。スノッブなくすぐりで、微妙に笑わせてくれ(たりくれなかったりし)ます。

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開巻早々たたみかけられるパリの街中のショットは、この街への憧憬に溢れていて、アレン・ファンなら誰もが「ああ、『マンハッタン』のオープニングのNYと同じだ」と思うことでしょう。それが「観光客目線」的なパリだとしても、それがアレンにとってのパリなのだから、それでいいのです。

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この時間と空間と有名人の自由な往来は、アレン作品では『カメレオン・マン』とか『カイロの紫のバラ』とかに近い感覚。 1920年代のパリ・・・アレンの憧れの時代って感じですね。ちゃんと台詞でくすぐってくれるところもアレン流(ブニュエルのおける『皆殺しの天使』とかね)。

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しかしながらオーウエン・ウィルソンが(小生には)ダメでした。アレンみたいなどもりがちの話し方、あたふたして物を取り落としたりしちゃう手つき、グレイのジャケットにチノパンツと、まさにアレンの身代わりとして主役を演じてますが、基本的に頭悪そう(失礼)なんだもん。 ここのところ、アレンが高齢で主役を張るのが難しいためか「あ、これアレンの役柄だよね」とわかる役をユアン・マクレガーとかラリー・デヴィッドとかいろんな人が演じてますが、いつも思うのは「ああ、これ若きアレンがやってたらなあ(がっかり)」ってこと。ないものねだりなのでしょうが、やはりウディ・アレンの個性は、誰にも真似のできないものなんですね。本作でも、「ソルボンヌで講演をするヒゲ男」にイチャモンつけたりするあたりは、アレンが演じた方がコンプレックスやら何やら複雑なニュアンスが出て、絶対面白かったろうなあと思いますもん。

でもまあ、アレンの「若いコ好き」を表したハッピーエンドが、気持ちの良い味わいになっておりました。

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2012年6月23日 (土)

「アメイジング・スパイダーマン」:善戦もライミ版を越えられず?

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映画『アメイジング・スパイダーマン』を30日の全国公開よりも1週間早い先行公開で観ました(そんなに混んでなかったです)。ええ、3Dですとも。

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サム・ライミ版3作が相当良い出来だっただけに、マーク・ウェブによるこのリブートがどうなるのか、つまり『(500)日のサマー』の監督に大作VFXアクションがフィットするのか?が焦点でしたが、健闘&善戦しています。 サム・ライミ版の方が、もっと無駄なくテンポ良くだったと思うのですが、こちらはその分家庭やグウェンとの関係に描写を割いています。

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スパイダーマンの操るクモの糸が、ライミ版では手首から出ていたのですが、本作では腕時計を改造したようなメカから発射されます。うーむ、こちらの方が一応は理論的なような気もします。 それにしてもこの新ピーター・パーカーは、彼女やらそのパパやらにすぐ自分がスパイダーマンだってことをバラしちゃいます。そりゃあ自尊心が傷つかず、「どうだ、すごいだろう」と満足できるでしょうけど、いいのかこんなイージーで?

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ガールフレンドのグウェンも、前シリーズのキルスティン・ダンストがやけにブスっぽく撮られていて全然魅力薄だったのに較べて、そこそこいい感じです。でもこの人って、40代、50代になった時に「ああいうタイプのオバさん」になるってのが、容易に想像できるタイプの顔ではありますね。

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スパイディーのNY摩天楼跳躍シーンは、前シリーズ同様大きな見せ場ではありますが、これは基本的にサム・ライミ版で完成されていたってことが再確認できたりもします。3Dになったからって、その効果が大きく割り増しになるってもんでもありませんでした。 一方でトカゲ男の迫力は(サイズのデカさもあって)なかなかなのですが、これとてもドック・オクのVFXの方が優れてたよなあなんて思ったりして・・・。

まあ、次回作の展開に期待しましょう。

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2012年6月22日 (金)

サンテミリオンの復活ワイン

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少し前に頂いた『シャトー・ボー・セジュール・ベコ』('08年)を開けました。いやー、上物です。複雑さと深みがありながら、とてもフルーティーでもあり、赤い果実の凝縮感と適度なタンニンが両立する芳醇な逸品。 しかもボルドーにしては珍しく、抜栓後数日してもかえっていい感じに甘さと深さとまろやかさが増してました。

このワイン、プルミエ・グランクリュ・クラッセ(第一特別級)の格付けだったのが、1986年にグランクリュ・クラッセにまさかの降格。しかしその後の改善策で、1996年には見事プルミエ・グランクリュ・クラッセに返り咲いたのだそうです。ここらへんにメッセージを込めることもできそうなワインであります。

久々に上等なワインを飲むと、やはり人類の長い歴史がはぐくんできたその美味と香りの奥深さに感動しますね。あー、おいしいや。

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2012年6月21日 (木)

「11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち」:似てない・・・

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映画『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』は、国粋主義者ミシマを描きながらも、若松孝二らしいメッセージ色むき出しの一篇。昭和の時代再現は結構がんばっています。

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しかしながらテーマ性に傾注するあまり、映画の技術面や絵作りがおろそかになるのも、いつもの若松孝二。やはり映画として純粋に面白く質が高いとは言い難いところがありました。

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何と言ってもかんと言っても、ARATA改め井浦新(だじゃれや早口言葉ではない)がまったく三島と似ていないあたりが、観る者としても解せずに悩むところ。あの三島由紀夫のギラギラしたミニゴリラみたいな、眼光鋭く眉毛が濃くて胸毛はえてる感じと、井浦新のすらっとしてあっさりした個性とが、まったくの別モノ。顔も体も雰囲気も、あまりにも違うので、いったいどうしてこのようなキャスティングに至ったのかが、不思議でなりません。切腹の時のおなかだって、ナルシスト三島はもっと腹筋割れてた感じですもん。似てないのが気になっちゃって、最後までダメでした。 『MISHIMA』で緒形拳が演じたミシマも、まるっきり似てなかったし、なんか不幸ですね。

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役者では、三島を介錯した森田必勝を演じる役者が唯一凄いな、この狂気をはらんだ純粋さ・・・。と思ったら、なんと満島ひかりの弟、満島真之介(デビュー作)でした。うーむ、なるほど。

それにしても寺島しのぶ演じる三島夫人の本作における意味合いが、(思わせぶりなだけで)最後までわかりませんでした。 まあ三島の行動自体が、最後までわけわからんのですけどね。

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2012年6月20日 (水)

「女が階段を上る時」:映画が大人だった頃

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今、銀座シネパトスで成瀬巳喜男監督の特集上映をやっているのですが、そこで今回初めて観たのが1960年東宝作品『女が階段を上る時』。 いやー、観終わって唸りました。成瀬作品を観るといつも唸ってしまいます、あまりの質の高さに。

こういう映画を観ると、半世紀前には映画がいかに「大人のもの」だったかがわかって、愕然とします。大江戸は決して「旧作オンリー派」などではなく、今の邦画を大いに愛していますが、こんなもん観せられたらひれ伏さないわけにはいきません。 大人の世界の中でも更に大人でディープな、銀座のクラブ(作中の表現だと「バー」)を舞台に、女と男の表や裏やあれやこれを冷徹に描き切ります。今は映画でもテレビでも絶対に作れない(作らせてくれないし、作れる人がいない)種類の作品です。 半世紀前の東京の風景も、小生にとっては見どころです。

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女優も男優もしっかり大人。酸いも甘いも噛み分けた、人間の幅や重みがしっかりと、その顔や体や芝居に現れています。森雅之の凄さなんて!、今の誰にも体現できません。

加藤大介のエピソードなんかも、どんでん返しの凄味があって唸ります。やはり深いです、脚本・菊島隆三+監督・成瀬。台詞にはタフな人生の真実や、複雑な想いや、ぞっとする凄味が込められています。 そして終盤などは「凄味」のつるべ打ち。森雅之一家の出発を高峰秀子が見送るコワイコワイ場面とか、ラストの高峰の笑顔もまさに「凄味」ですね。 嗚呼、なんて「大人」な映画なんでしょう。

成瀬巳喜男特集@シネパトスは7月13日まで続きます。

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2012年6月19日 (火)

「ル・アーヴルの靴みがき」:ワビサビの人情ばなし

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映画『ル・アーヴルの靴みがき』は、やはりカウリスマキらではの世界。淡々と、じんわりと、おじさん・おばさん(むしろじいさんばあさん)の世界で、良いです。

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港町ル・アーヴルの陽光ってこともあり、いつもよりも色が明るい印象(といっても、単純な明るさではないんですけどね)。でも、庶民の、いやむしろ困窮した人々のつましい暮らしの描写が、そして人情がカウリスマキならではだと思います。とにかく「人情劇」ですね。落語にしたいぐらい。そしてパンとか酒とかが、シンプルに、でもやけにうまそうに描かれています。

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じいさんと警部との敵対しあった距離が徐々に狭まり友情に至るあたりは、『カサブランカ』を思わせました。ここらがやはり人情ばなしとして王道なんですよね。

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(以下ややネタバレあり) 最後にはズッコケちゃうような「奇跡」を用意してくれているのですが、この掟破りを成り立たせてくれるのは、ラストの桜。あの(日本のものからすると)貧相な感じの桜が咲いているショットで、すべてがオッケーになってしまう映画の不思議。それをわかっている「ファンタジー作家」としてのカウリスマキ。それにしてもあの桜、カラーの古びたようなトーンといい、'50年代頃の日本映画のようです。やはりカウリスマキはワビサビの人です。

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なでしこ、今は負けてもいい

サッカー女子日本代表のアメリカとの親善試合@スウェーデンを録画で見ました。結果は1-4で日本の負けだったわけですが、とにかく試合の入り方が悪かったです。前半10分ほどで2点も取られちゃあねえ。

センターバックが宇津木と矢野。岩清水が怪我でオリンピックに間に合わない可能性もあるので、その代わりを務めるとしたらこの二人のうちどちらか?を判断する目的で先発させたのだと思いますが(熊谷は決まりですから)、どうにもコンビネーションがよろしくなかったです。 さらに澤、川澄、大野、鮫島が精彩を欠き、交代で投入した選手も熊谷以外はあまりパッとしなかった印象。ちょっと心配になってきます。3点目、4点目は集中していれば取られなかった点だと思いますし・・・。

でも逆に言えば、ここで負けといて油断させるってこともありますし、あくまでも本番に合わせるってことで言えば、丁度いいかも。南アフリカW杯の1ヶ月前ぐらいの韓国戦でガタガタだった男子代表が、その反省を生かしてうまくいったような例もありますから。 それに雰囲気的には「アメリカとは対等」みたいな感じで、以前のような「チャレンジャーの必死さ」が感じられなかったことも敗因でしょう。走って走って連携してワンタッチで・・・という日本の良さが影を潜めてましたから。是非これで目を覚まして、初心に帰ってもらいたいものです。なーに、親善試合なんていくら負けてもいいんです(勝つに越したことはありませんが)。本番への布石ってやつですね。

そんな中でも「新婚永里」はキレてました。公私ともに絶好調です。

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2012年6月18日 (月)

ベルマーレ3連勝で3位浮上

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BMWスタジアム平塚で湘南vs.岡山戦。両チームのユニフォーム提供ブランドでもあるPENALTYデイということもあり、お笑いのペナルティの二人が来場。ベルマーレのユニフォーム姿で試合前に登場です。

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2連勝と強さ復活の湘南は前半後半に高山薫、後半に中村祐也が流れから決めて2-0の勝利。連勝を3に伸ばすと共に、首位東京Vに勝ち点差1と迫り、2位千葉に勝ち点で並ぶ3位となりました。

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まあ今日は岡山がちょっと歯ごたえなさすぎて、怖さを感じることがほとんどありませんでした。ファジアーノは後半なんか可哀そうなほどミスが多かったし。湘南はやはり古林が出場停止の右サイドが今一つだったので、もし古林がいたらあと2点は行けたのでは?って感じでした。なんか大野のセンターバックっていいですね。遠藤よりむしろ安心できる気がします。

そうそう、この試合イエローカードが1枚も出なかったんですよ(もちろんレッドも)!レフェリーのスキンヘッドの野田さんは、ちょっとやそっとじゃ笛を吹かなくて、試合の流れが途切れることなく、見事なジャッジでした。世界基準に近いものですし、そうすることが選手たちの成長につながりますもん(ファウル狙いでバタバタ倒れる見苦しさからの脱却&体幹やバランスが強くなる)。

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勝利のダンスにはペナルティも加わってました。いつも通りベルマーレクイーンたちも、後ろで踊ってます。

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いやー、勝つって本当にいいもんですね。満足感がみなぎって、笑顔もDscn1108_convert_20120618001554曇りのないものになりますし。

やけにノリノリな人もいますけど・・・。

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2012年6月16日 (土)

グリコの「朝グミ生活」

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グリコの『朝グミ生活』の「りんごヨーグルト味」です。ご覧のようにりんごグミとヨーグルトグミの2層になっていて、ザラメ糖がまぶしてあります。

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 ビタミンB1、ビタミンB6 、乳酸菌、コラーゲン入りってことで、なるほどヘルシーなイメージですね。でもこれが食べてみると「あっまい!」のです。朝の血糖値を上げようってこと? おまけに他のグミでは経験したことがないほど指がベタベタします。

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姉妹品『朝グミ生活』の「ブルーベリーヨーグルト味」も同様です。こちらはブルーベリーグミとヨーグルトグミ。ビタミンなどの配合も同じ。

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そしてやっぱり甘すぎるんです。すっぱいのがキライな大江戸ですが、さすがにこれはちょっと・・・。どちらもフルーツ感は良くて、ヨーグルト風味はあまり感じられないのです。そして、やはりべとべとさんでした。

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2012年6月15日 (金)

「ぱみゅぱみゅレボリューション」だっ!

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もうずいぶんたってしまいましたが、5.23の発売日にアマゾンから届いた初回限定版64pブックレット&DVD付きの『ぱみゅぱみゅレボリューション』byきゃりーぱみゅぱみゅ です。わーお、このジャケ写カワイイです!パープル頭にサメついてるし(きゃりーはサメ・マニアなのです)。

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発売の頃は都内の大きい駅にはポスターが連貼りになったりしてましたね。

きゃりー初のフルアルバム(12曲入り)で、今が旬のきゃりーワールドを存分に堪能できます。楽しいよー♡ きゃりーの声って、好きだなあ。

ブックレットもほとんど写真集になっていて、変な写真でいっぱいです。いいねいいね。 きゃりーちゃんは①ヘンなところ、②キュート&ポップなところ、③イノセントなところ がいいんですよね。あっ、でもそれって大江戸自身の標榜するところと同じだったりするではありませんか。

DVDは『PONPONPON』『つけまつける』『CANDY CANDY』のPVに加えて、今年の2月に渋谷クアトロで行ったライブから2曲(『PONPONPON』と『きゃりーANAN』)。ライブではあの子供4人のダンサーたちも加わって、もうサイコーです。 

てなわけで今度渋谷AXでのライブに行くんだよーん♪ ウェイウェイ!

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明治のロングセラー・キャラメル

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懐かしの定番「明治クリームキャラメル」です。クリームだか何だかはよくわかりませんが、マイルドなキャラメルです。見た目が白っぽいのです。赤系のレトロ・デザインもいいですね。

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で、こちらも同じく懐かしい「明治ヨーグルトキャラメル」。おいしいですよね。爽やかな甘酸っぱさです。箱のデザインはかなりモダーン。ブルーの水玉が、「カルピス」と共通の感覚ですね。あ、甘酸っぱいヨーグルト味ってことですか。このブルーが、ちょっとだけ紫のニュアンスが入ったような、いいブルーなんですよね(画像では再現しきれないですが)。

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2012年6月14日 (木)

コロンバンのバタークリームロール

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大江戸のバタークリームケーキ好きは先日も告らせていただきましたが、 ↓

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-8b08.html

あの古めかしいほどの老舗コロンバンからこんなのが出てました。 「バタークリームロール」(税込1,260円)。 いやー、嬉しい。フォークで一口分を切る時のあの手応え、気持ちのいい硬さがバタークリームの特徴。そして、まったりとバター感のある素敵なクリーム。まあ比較すれば、成城アルプスの方が見事な味ですけど、カジュアルに買えるこちらだってなかなかです。それにしてもバラの花! なんでバタークリームケーキっていうとバラの花なんでしょう? あ、そーか生クリームじゃ崩れちゃって、できないんだ!

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てなこと書いていたら、凄いサイト見つけちゃいました。 ↓

http://www.panaderia.co.jp/event_report/colombin/index.html

コロンバンのバタークリームには、なんとも壮大な歴史と夢とロマンが詰まってたんですね。生意気なこと言っちゃって、どうも失礼いたしました。えらいぞコロンバン!

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2012年6月12日 (火)

オーストラリアとのタフなドロー

W杯最終予選、アウェイでのオーストラリア戦。日本代表は荒れたピッチと長めの芝に苦しめられて、序盤はオーストラリア・ペース。さらにオーストラリアの中盤を省略する「体格差を生かす戦法」にも苦労して、なかなかペースがつかめませんでした。でもそこはさすが成長した日本、前半途中から対応できるようになり、香川、本田を中心に「らしい」攻撃で相手ゴールを脅かします。ただ単純なクロスが通用しないオーストラリアなだけに、サイド攻撃やセットプレーの難しさはありました。 とは言え、このオーストラリアの戦術って(言っちゃあ何ですけど)「バカみたい」。サッカーを退歩させるような戦い方ですよねえ。まあオーストラリアの人は決してそうは思わないんでしょうけど。

そして後半、相手が10人になった栗原のゴールはほとんど本田の得点でしたね。見事なドリブル! そしてまずはオーストラリア選手を退場させた主審は、このままでは生きてサウジに帰れないと思ったのか、何もしてない内田への警告でPKを与え、その後も栗原を退場に追い込んだ判定とか、ロスタイム最後のFKを蹴らせずに笛とか、かなりのファンタジスタぶり。これもまた「中東の笛」でしょうか?

まあでも日本が勝てた試合だったと思うけど、一方で川島や栗原やゴールポストが間一髪防いだ場面も多かったので、冷静に俯瞰してみれば1-1は妥当な結果かも知れません。 次は9.11のイラク戦(埼玉)ですが、内田、今野、栗原とDF3人が出場停止の緊急事態です。右SBは酒井も伊野波も駒野もいるからいいとして、CBは槙野の出番。そして吉田麻也の復帰は大丈夫でしょうか? こうなっても闘莉王さんは呼ばれないのでしょうか? 注目です。

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2012年6月11日 (月)

'70-80年代外国映画の展覧会

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京橋のフィルムセンターの展示室で『ロードショーとスクリーン 外国映画ブームの時代』という特別展示をやっているというので、見て来ました(7月29日まで・月曜日と6/18-25は休室)。

ちょっとタイトルから想像した内容とは違い、『ロードショー』『スクリーン』という往年の2大映画雑誌とは無関係。日本ヘラルド映画、東宝東和を中心に、国内系映画配給会社の’70-’80年代の業績を振り返るといった趣き(一部'60年代作品も)。出てくる映画名で言えば、エマニエル夫人、キングコング、サスペリア、キャノンボール、地獄の黙示録、ミスター・ブー、エレファントマンといったあたりです。

入口をはいって少し行くと、当時の映画館の券Dsc_1448売所を再現したものがあり、そこだけは撮影OKでした。 他の展示は、ポスターや看板、プログラムやチケット、試写状など。まあ懐かしいけども、あっと驚くような展示物があるわけではありません。テアトル東京や日比谷映画など往年の大劇場の写真パネルもありましたね。 で、出口を出た所に「予告編シアター」なるコーナーも。 すべてが大江戸にとって懐かしいものですが、みんなキチンと覚えてます。 今日では邦画に押されて肩身の狭くなった洋画にとって、まさに全盛時代と言える日々でした。あの頃は配給会社が腕によりをかけた宣伝手法で、“安い”映画を超大作に仕立て上げて商売してましたもんねえ。

展示規模は小さくて、「あれ、もう終わり?」って感じなのですが、まあ常設展示と合わせて大人200円だから文句も言えませんね。

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2012年6月10日 (日)

「貞子3D」:ああ「リング」は名作だったなあ

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映画『貞子3D』が、予想以上にどうしようもなくつまらなかったです。「貞子を飛びださせてみよう」っていうっていうシンプルな発想は、『ムカデ人間』の博士の「人間をつなげてみたい」っていうピュアリー・シンプルな発想と共通するものを感じますけど・・・。

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まず絵的に明るいのがダメ。それだけで何十パーセントも怖さダウン。それとも関連しますが、あの『リング』の禍々しさとか「いやーな感じ」がみじんも感じられません。やけに薄っぺらくて明るくて、あの日本土着の不気味さや怖さ、得体の知れない闇のパワーが、毛頭ありません。まあPCの「呪いの動画」を通じて出てくるってあたりが、いかにも怖くないですもんね。動画自体が、あの『リング』の映像のヤバさに較べて、あまりにもしょーもない出来ですし。嗚呼。

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キャスティング的にも、男子二人があまりにアイドル的すぎて、役柄に合ってません。瀬戸康史くんが妙に劇団ひとりに似てましたし・・・。 石原さとみが絶叫するとPCの画面とかが割れちゃうのを見てて、『花のピュンピュン丸』でチビ丸が「びえーーー!!」っと泣くところを思ったのは、さすがに小生ぐらいでしょうか・・・。

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(以下ネタバレあり) 3D効果もあんまり有効なものがあったとも思えず、終盤の貞子の変容(『遊星からの物体X』か何かみたい)によって、完全にモンスター映画になってしまいました。 お年頃のキレイな貞子を橋本愛ちゃんが演じているというのに、中田秀夫版『リング』にあった貞子の哀しみとそれゆえの怨念が抜け落ちちゃっていて、せっかく出た意味も薄かったような・・・。色々と残念な出来でした。

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2012年6月 9日 (土)

築地波除稲荷の○○塚

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たまたま通りかかったら、築地市場脇の波除(なみよけ)稲荷神社がお祭りでした。ここのは大きな獅子頭が名物のようです。

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さてさて、それはそれでいいんですけど、お祭りや神輿にほとんど興味を感じない小生としては、波除神社の方に惹かれました。

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神社の左手、手水桶の隣に何やら高さ1m超のタマゴ型の石が・・・ってんで見てみると、やはりタマゴでした。

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じゃん、「玉子塚」です。締め縄がはちまきみたいで、カワイイですね。

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で、その隣には「すし塚」。真ん中へんが赤いのは、マグロに敬意を表してですかね?

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その隣は「海老塚」。こちらが赤いのは、なるほどなんですけど。

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で、「鮟鱇(あんこう)塚」。うーん、なんでもアリですね。まあアンコウさんも、吊るし切りにされて無惨ですから、これはこれで・・・。

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そして最後には「活魚塚」。黒光りする魚の肌みたいですね。

うーん、凄いラインナップです。さすがはこの地の、この神社。見に来る価値のある奇景だと思います。

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2012年6月 8日 (金)

日本6-0の圧勝

サッカー日本代表のW杯最終予選その2、今日の相手はヨルダン。6-0という結果が示す通りの圧勝でした。序盤など結構積極的にチェックして来てはいましたが、基本的にほとんどヨルダン陣内で試合が進み、18分にCKから前田のヘディングならぬショルダリングで1点決めてからは、もう日本のやりたい放題でした。

それにしても遠藤→本田の2点目は見事。遠藤らしいふんわりパスと本田の高速抜け出しがピタリと合ったゴールでした。というわけで遠藤は(このパスに限らず)やはり決定的な仕事をしてくれますねえ。

世間の耳目はハットトリックの本田に集まるかも知れませんが、この2試合本田同様に絶好調なのは前田、岡崎の両FW。前田遼一はあのぬぼーっとした顔で地味にしてますけど、誰よりも得点にからんでるし、見えない動きの効き具合も含めて見事なもんです。

本当にこの代表は強いですし、サッカーがどんどん進化していきます(まあ今日は相手がふがいなかった上に、前半の内に10人になっちゃった部分もありますけど)。次のオーストラリア戦も、不安はありません。ただ吉田麻也の怪我が心配です。

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2012年6月 7日 (木)

「舟を編む」:仕事って素晴らしい

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三浦しをんの『舟を編む』を読みました。全国書店員の投票で選ばれる「本屋大賞2012」の受賞作です。辞書編集者の苦労やら何やらを追って行った作品ってことで、こりゃー興味を引かれますよね(え、引かれない?)。

細かい細かいことへの執着と、気の遠くなるほどの時間と作業量の集積である辞書編纂に賭ける人々と苦闘の日々。そこから人が長い年月を捧げる「仕事」というものの素晴らしさが立ち上ってきます。確かに面白く、変人さんが主人公ってあたりも、大江戸的にはポイント高いところです。

でも思っていたよりもずっと軽いトーンの作品でした。ほとんどライトノベルに近い感じも・・・。

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本のカバーをめくると右のような少女マンガ的なコマ割イラストが表紙と裏表紙を覆っているのですが、まさにこういう世界なんですね。その分、通俗的な強さってものがあるわけでして、ずんずん読めるし、ラストなんぞはかなり目頭を熱くさせられちゃいました。

読んでいて映像が目に浮かぶというか、原作者も明らかに映像化を視野に入れて書いてますね。映画にしてもTVドラマにしても成り立ちます。ほら、ジャニーズのあの人やあの人をキャスティングできそうだし。ただ作品の中で15年という年月の流れがあるので、そこらへんの難しさは大いにあるのですけどね。うーむ。

この本の装丁自体が作中の辞書の装丁と似通っている(そこらへんの描写もある)のも、また楽しからずやです。

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2012年6月 6日 (水)

「きゃりーぼーん」楽しいっす♡

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きゃりーぱみゅぱみゅの「攻略本」ってことで、遅れ馳せながら『きゃりーぼーん』、買いました。ランナウェイズ「チチチチチチチ、ちぇりーぼーん」ですね。

雑誌の連載記事をまとめたもの+αなんですけど、全頁カラーのポップなつくりです。「へん顔」集があったり、サメとか血とかホラーとかへの偏愛をあらわにしたり、誕生よりのおいたちとか、ファッションあれこれとか、いろんな角度からきゃりーワールドを解き明かしております。

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うーん、知れば知るほど面白い子です。このヘンさかげん、好きだなあ♡ てなわけで、ファースト・(フル)アルバム『ぱみゅぱみゅレボリューション』も買っているのですが、それはまた今度のお話。

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2012年6月 5日 (火)

キットカット「オトナの甘さ」ラズベリー

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最近のキットカットって、2本入りから3本入りのパッケージに拡大しましたね。

というわけで夏季限定『キットカット オトナの甘さ  ラズベリー』です。「オトナの甘さ」にはⓇがついていて、登録商標のようですね。

ラズベリーの甘酸っぱい味と香りが、ステキです。クラッシュしたビスケットがピンクのチョコ生地に練り込まれているので、サクサクとした食感。美しい後味も長く尾を引き、これはキットカット久々の秀作です。パッケージの色合いもキレイですよね。

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2012年6月 4日 (月)

定番の新たな展開

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あの「ジョージア」の新製品『GEORGIA×RED UK-STYLE』です。ブラジル産コーヒーにダージリンティー・エキスを入れた新しい風味なんですと。砂糖とミルクもちょっとづつ入ってまして、飲んでみるとこれが意外と普通にコーヒーっぽい。ただやはり微妙に紅茶の味と香りが感じられて、それが嫌味ではなくって、まあアリですね。確かに後味のスッキリ感があります。

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で、こちらはサントリーの『烏龍妃茶(ウーロンヒチャ) オリエンタルブレンド』。香りがジャスミンなのですが、ナツメやハスの葉やクコの実も入っているようです。フェミニンで、なんだか品格もありますね。

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2012年6月 3日 (日)

「レンタネコ」:のんびりゆる~り

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映画『レンタネコ』は、荻上直子監督らしくのんびりゆる~りとした、いわゆる「癒し系ムービー」。小生もどちらかといえば(犬派ではなく)猫好きなので、楽しめました。

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いきなり出だしから市川実日子と平屋の日本家屋と庭とくれば、どうしてもあの名作『すいか』(NTV)を思い出します。けれども映画はあの群像劇みたいにはならず、市川さんを中心に、4つのエピソードが連なる形となっています。そのエピソードが意識的に「繰り返し」の面白さを狙っているんですけど、十分に成功したとは言い難いかもしれません。

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まあ全体的な出来としてはそこそこです。でも、「市川実日子と猫を見る映画」としては十分に成功しています。実日子さんの透明感とゆるさかげんが、荻上ワールドには合ってるんだなあ。彼女がメガフォンで「レンターネコ レンターネコ、ネコネコ。 さびしい人に~、ネコ 貸します」と言う「物売りの声」(売らないけど)は実に良いです。いつまでも聞いていたいような名調子でした。

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山田真歩演じるレンタカー屋の店員さんが良かったですね(っていうか、こういうメガネ顔の人が好きなだけかもしれませんが)。なんか、演劇系の人の芝居だなって感じがある一方で、そのリアルな存在感とかペーソスとか、垣間見せる弱さとかカワイさとか・・・。彼女の「ドーナツの穴の食べ方」なんて最高ですよ! いい人をキャスティングしましたね。ちょっと注目です。 それにしても関係者(っていうかモロ当事者)がクジ引いて当たっちゃあダメなんじゃないでしょうか?

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小瓶からラッパ飲みするビールが美味しそうだったなあ。ドーナツやガリガリくんも含めて、そこらへんはやっぱり荻上監督ですよね。

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日本、オマーンを圧倒

2014FIFAワールドカップ・アジア最終予選がいよいよ始まりました。日本の初戦の相手はオマーン。っていうと、ドイツ大会の時の最終予選でオマーンと戦って、終了間際に久保が得点して1-0で勝った試合を思い出しますが、あれも今日と同じ埼玉スタジアムでした。ゴール裏に行ってました。

でも今日はTV観戦。前半12分に香川のクロスを本田がボレーで決めて、先制した時点で勝負あり。オマーンが引いて守るだけで、カウンターのスピードや個の強さがなくて、全然怖さを感じない試合でした。

一方の日本は、アゼルバイジャンとのキリンチャレンジカップ時に較べても更に選手たちの調子が良く、「何の心配もない」とはこのことです。 内田と酒井の右サイド争いは、前回の酒井の良さにウッチーが危機を感じたためか、今日は攻めて攻めて最高でした。本日の軍配は内田に上がりますね。 長谷部も調子を戻したし、今野、遠藤が危機の芽をつぶす力は相変わらず凄いもんです。

過去の日本代表よりも格段に進化していることは明らかです。随分オトナなチームになってます。そして中田ヒデとか俊輔とかのような「絶対的に危険な選手」が過去は一人だったので、敵はそこを徹底してつぶせば良かったところがありましたが、今だと本田がいて香川がいるので、マークが分散されます。そこが得点を生む原動力になっています。

唯一コワイのは、初戦が出来過ぎだったために気が緩んでしまうこと。まあ、このチームだったら、そんな心配は不要だと思いますけど・・・。

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ダイバーシティとガンダム

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オープン当初の大混雑も緩和された頃だろうと思い、お台場の「ダイバーシティ東京」(Diver City Tokyo)へ行って来ました。

ネーミングはもちろん「台場シティ」と「diversity」(種々雑多、多様性)のダブル・ミーニングでしょうが、「Diver City」という表記なので、海に潜る人が集まってる町みたい。ヘンなの。海女の多い伊勢志摩か?

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まあ中身はよくあるショッピング・モールでして、ファッションの店を中心に雑貨の店やレストラン、フードコートに加えてゲームセンターにカラオケにボーリング場・・・と、1日中遊べるようにできています。

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でもここんちの最大のウリは、やっぱり身長18mの実物大ガンダムでしょう。うん、やはりデカいです。

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そしてリアルに機械です。メカです。実際、頭部が動いたり霧を出したりする演出が(1日に何回か)あるみたいですよ。

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夜の帳が下りてくると、目が光ったりもしておりました。小生は世代的に「ガンダム」には何の思い入れもないので、特段の感銘もないのですけどね(エヴァは大好きなんですけど)。ですから、ダイバーシティ内に設けられているガンダム施設「ガンダムフロント東京」もパスしちゃいました。

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小生の場合、エヴァンゲリヲンやウルトラマン(初代)やゴジラやガメラあたりが実物大で立ってると、えらく興奮・感動しちゃうでしょうねえ。でもウルトラマン=40m、ゴジラは50mの身長だったりしますから、けっこうハードル高いっす。

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2012年6月 2日 (土)

みうらじゅんの映画館への偏愛

『シティリビング』(6/1号)のコラムにみうらじゅんが、シネコンじゃない映画館への讃歌というかラブレターというかを書いていました。

今は(各種サイトやSNSなどで)情報が色々あって、その「いいか悪いか」だけに振り回されてしまったり、見ないでも見た気になってしまうって話は、まさにその通りかも。

「でも、本当は見なくてもいいものを見たとき、いいか悪いかだけで判断できない世界があることを知ることが重要なのだ」

「シネコンはある人たちには便利な映画館かも知れないが、知らない世界を知るためには大変不便である」

いやー、まさに我が意を得たりです。つまらない映画を観ているからこそ、良い映画の有難味がわかるってもんだと思います。それに、かつての2本立て、3本立ての世界には、添え物で思わぬ拾いものとかがありましたもん。 みうらさんはかつて『ダンボ』『ゾンビ』という字ヅラだけで館主がチョイスしたような2本立てを、そのセンスに魅せられて見に行ったことがあると書いていましたが、小生も昔『ぴあ』に載っていた三鷹の名画座での3本立てで『悪魔のはらわた』『悪魔のいけにえ』『叫びとささやき』ってのを(観には行かなかったけれど)覚えてます。館主さんが、あのベルイマンの至高のアート・フィルムをホラーだと思ってしまったのでしょうか。

このシネコンに対する指摘って、WEBと新聞に似ている気がします。WEBは興味あること、調べたい情報を調べるには早くて効率的なわけです。一方新聞は、いろんな見出しや広告が目に入って来て、読みたい部分以外の情報、幅広い知識が得られるのです。社会人の教養って、やはり一部分の奥深さだけではなくて、そういう「広がり」が必要なのではないでしょうか。その思わぬ入口から、新たな自分の世界が広がっていくってことがありますからね。 大江戸は絶対、新聞のミカタです(シネコンの環境の良さには抗えないのですが・・・)。

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