サンテミリオンの復活ワイン
少し前に頂いた『シャトー・ボー・セジュール・ベコ』('08年)を開けました。いやー、上物です。複雑さと深みがありながら、とてもフルーティーでもあり、赤い果実の凝縮感と適度なタンニンが両立する芳醇な逸品。 しかもボルドーにしては珍しく、抜栓後数日してもかえっていい感じに甘さと深さとまろやかさが増してました。
このワイン、プルミエ・グランクリュ・クラッセ(第一特別級)の格付けだったのが、1986年にグランクリュ・クラッセにまさかの降格。しかしその後の改善策で、1996年には見事プルミエ・グランクリュ・クラッセに返り咲いたのだそうです。ここらへんにメッセージを込めることもできそうなワインであります。
久々に上等なワインを飲むと、やはり人類の長い歴史がはぐくんできたその美味と香りの奥深さに感動しますね。あー、おいしいや。
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