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2012年6月26日 (火)

「リーガル・ハイ」:古沢良太と堺雅人のお手柄

『リーガル・ハイ』(フジ)が終わりました。いやー、面白かった。上半期のドラマでいちばん面白かった! テンポ良く、はじけてて、ディテールの小ネタもバッチリなのに、芯はきっちり太くて・・・、素晴らしい!

古沢良太の脚本が圧巻。彼の輝かしい戦歴(映画『ALWAYS三丁目の夕日』シリーズ、『キサラギ』、『探偵はBARにいる』など/TV『相棒』、『ゴンゾウ』など/TV&映画『外事警察』、『鈴木先生』など)の中でも、ひときわ輝くものとなりました。 おふざけのようでいて、ドラマとしての芯はしっかり通している、その絶妙な匙加減。社会派的なテーマ性やヒューマニズムの罠に寄りそうでいて、実はそんなもん知ったこっちゃない堂々のエンタテインメント志向が、さすがでした。 『水戸黄門』『犬神家の一族』『七人の侍』あたりのパロディーも上手にニヤリとさせてくれました(音楽も共犯ね)。

とにかく新しい引きだしを開陳してくれた堺雅人が、振りきれてて最高でした。こんなこともできる人だったんですねー。長いことファンだけど、これは嬉しい驚きでした。 一方の新垣結衣も、コンビネーションとして上出来の芝居。生硬な演技も、むしろ役柄に合ってましたし。髪はコケシみたいでしたけれどね。彼女が堺に罵倒されまくるところ、毎週良かったなあ。 そして里見浩太郎の「服部さん」が、この物語の愛すべきアクセントとして見事に機能していました。 最終回には、オープニングテーマ曲『えれぴょん』を歌った小野恵令奈(えれぴょん)も、喫茶店のウェイトレスとして、ちらっと出演してましたね。

最後にもう一度言っときましょう。「あー、面白かった」。

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