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2012年7月31日 (火)

エヴァンゲリオン×美少女?

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池袋西武で明日8月1日から6日まで開催される展覧会『エヴァンゲリオン×美少女写真展』の内見会が主催のJ:COMさんプレゼンツであり、大江戸は行ってまいりました。 エヴァの世界を美少女アイドル&モデルたちの写真とコラボさせて表現するという何ともどうなんでしょ?的な企画。ビッグネームとしては、加藤夏希、川島海荷、トリンドル玲奈がモデルとなっています。 さて、その実態は・・・?

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小規模な会場を4つのパートに分け、その1は箱根を中心にエヴァに出てくる場所で撮影した少女たちの写真。ま、少女というにはトウの立った人も結構いるのですが・・・。 その2はレイ、アスカ、マリに扮した少女たちのいわばコスプレ写真。うーん、マリはかなりリアルでいい線行ってましたが、レイがねー・・・。これはキャスティングに問題があったのでは?レイのあのはかなげで病的な感じとは違った個性の人だったので(顔もまん丸だし)・・・。

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その3はエヴァのシーンにインスパイアされたアート作品(with美少女)。ま、写真や映像作品ですが、うーむ、どうなんでしょ。 で、その4はエヴァンゲリオン・ショップで売っているようなファッションに身を包んだ女子たちの写真(けっこうキッズ年代からの子たちです)。 

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で、最後に撮影コーナーがあって、等身大キャラのスタンディーとか顔ハメとか、教室を模した机と椅子とかがありました。混むと大変そうですね、ここは。

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本日は内見会ってことで本イベント記念グッズの販売しかありませんでしたが、本当はそれ以外の商品展開が興味深いところです。 それにしてもちょっと微妙な展覧会でした。ちゃんとしたものへの欲求が高まりますね。 11月公開の新劇場版第3作『Q』が、待ち遠しくてなりませんです! 

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2012年7月30日 (月)

「おおかみこどもの雨と雪」:物語の力

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細田守監督+奥寺佐渡子脚本の『時をかける少女』『サマーウォーズ』に続く新作『おおかみこどもの雨と雪』は、前2作を凌駕する傑作でした。

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アニメだから成り立つお話というか、実写や3DCGにしちゃうとこの味は出ないし、ファンタジーして成立しなくなってしまいそうです。そして「日本人に生まれて良かったー」と思うほどの、日本的感覚の冴えを見せながら、一方ではグローバルに通用する普遍的な作品にもなっています。

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娘のナレーションという技を使うことによって、母の学生時代に始まって、妊娠、出産、そして子供たちの成長を、13年という時を追いながらじっくりと描いていきます。時間的にもとても「じっくりと」描くことはできないのですが、絵と声と演出の力で、朝の連続テレビ小説に半年つきあった時みたいに、時の経過と人の成長をしっかり見守った気持ちになってしまうのです。もちろん宮崎あおいの(声の)演技力によるところも多大です(彼女は今年、『わが母の記』でも高校生から三十路女までの移ろいを実写で見事に演じ分けていました)。

日本家屋や森の表現とか、雨の描き方も感銘を与えてくれるものですが、雪山滑走シーンのあのスピード感、躍動感は本作の大きな見せ場でした。喜びと未来へ向かう生命力に漲っていて。宮崎駿の「飛翔感」や「滑空感」に対抗するようでもあり・・・。

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それにしても、この少し無理があるかと思われた「物語」にしっかり引きずり込み、がっしりと見せ切る力は大したものです。

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それは『時をかける少女』『サマーウォーズ』同様、「物語」を語るんだという細田監督の明確な覚悟ゆえだと思いました。

終盤はやはり、・・・泣けました。

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五輪サッカー男子の連勝!!

結局午前3時近くまでTVを見てしまいましたが、サッカーU-23代表がスペインに次ぎモロッコを1-0で下し、グループリーグ突破を決めました。こう順調にいくとは思っていなかっただけに・・・いや、それよりもスペインがホンジュラスに敗れて連敗でグループリーグ敗退が決まってしまったという大番狂わせにビックリしましたね。

でもモロッコ強かったですね。OA選手を含めて非常にフィジカルが強く、スピードもテクニックもあって、日本選手が2人で囲んでもなかなかボールを奪えませんでした。ポゼッションだってモロッコの方が上だったし。 だから永井のゴールは値千金でした。快足を生かした抜け出しは1,2戦を通して何度もあった場面ですが、あそこでループを打てたのが大きかったです。どちらかというと不器用なのに、よくできました!(ただ指輪にキスするポーズなんかは、似合わんなあ・・・。)

2戦を通して吉田、徳永の功績がデカイです。今回のオーバーエイジは、実に良いチョイスでした。が、3人目を使わなかったことが、今後どう出るかってところです。 山口蛍の危険のつぶし方も見事です(攻めはちょっとフィニッシュが・・・)。

この世代は自信をつけさせると、どんどん行けちゃいそうで、トーナメントが楽しみです。早々と決まったので、次戦は疲れた主力を休ませて、控え組に出場機会を与えることもできますしね。

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2012年7月29日 (日)

今日の点取占い190

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かんたんには方付かないだろう   3点

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2012年7月28日 (土)

サッカー女子、スウェーデンと0-0

ロンドン・オリンピックも開会式が終わって、いよいよ本番。で、サッカー日本女子の第2戦目の相手はスウェーデン。結果はスコアレス・ドローでしたが、後半の中頃までの怒涛の攻撃にも関わらず阻まれに阻まれて、まるで男子のスペイン戦の外しに外しまくったあのパターンの写し絵のようでした。

川澄、鮫島の左サイドはカナダ戦のように押さえ込まれることはなく、しっかりと機能していましたし、右も近賀のオーバーラップはいつも通り見事です。ただ、どうもこの2試合、キャプテン宮間に精彩がありません。初戦の不思議なヘディングはあったものの、パスがいつもの精度を欠き、ことごとく奪われてしまうか、味方に合わない状態です。ここが一番の不安要素ですね。

ただ、1,2戦目ともに真ん中のラインがしっかりしていて、頼もしい限り。福元はやはり絶好調で、彼女を選んだ佐々木監督は正しい!って感じ。岩清水のピンチをつぶしまくる鉄壁のガードは感動的で、「泣けるディフェンス」と言いたいくらい(アルコールが入って見てたので、目頭が熱くなりました)。泣けるってことで言えば、大儀見のキープ力の凄さも尋常ではなく、まさに「泣けるキープ力」でした(アルコールが・・・以下同文)。 そして澤、阪口のボランチコンビもW杯の時のパフォーマンスに近づきつつあります。

それにしても佐々木監督、あそこまできて安藤入れるんだったら、もう5分早くしましょうよ。てなわけで、まあ想定の範囲内の勝ち点1ではありました。

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2012年7月27日 (金)

「それでも、愛してる」:ジョディー、どうしちゃったの?

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映画『それでも、愛してる』はジョディー・フォスター久々の監督作(出演も)。でも、なんだこりゃ?的な怪作に仕上がっておりました。どうしちゃたんだ、ジョディー? 監督デビュー作『リトルマン・テイト』の才気が懐かしいです。

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鬱病に悩むメル・ギブソンが、ビーバー(原題=“The Beaver”)のぬいぐるみを手にはめることで、ちゃんと話ができるようになり・・・ってストーリーですが、この療法?で改善した時の周囲の反応ったら。特に妻であるジョディーと、長男の反応がひどいんですね、この冷たさ、頑なさ、無理解がどうにも不思議です。いいじゃん、ある意味真っ当なコミュニケーションが取れるようになったんだから。日本だったらたぶんOKでしょう。「カワイイ文化」の国ですから。ここらがマッチョなアメリカの弊害の部分ではないでしょうか。

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(以下ネタバレあり) で、そういった葛藤を経て、終盤はもっと異常な展開に突き進みます。なにしろ葛藤の果てに取った主人公の決断は、ビーバー人形ごと自分の腕を切り落としてしまうことだったのですから。 あまりといえば、あまりの展開です。こんなのってアリ?唐突にホラーかよ? その昔アンソニー・ホプキンス主演の『マジック』っていう映画がありましたけど、あの作品では腹話術の人形が人形遣いを取りこんじゃうようなホラーでしたよね。

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その過激な行為により愛を取り戻した夫婦みたいな終わり方ですが、なんだそれ? そんな自傷行為に及ぶ奴の方が、よっぽどアブナくて問題ではないでしょうか? ほんと、アメリカの知識人にはもっと「カワイイ」を勉強してもらいたいと思います。もっともこのビーバーは、ぜんぜんカワイくなかったですけど・・・。

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五輪サッカー男女初戦!!

ロンドン・オリンピックのサッカー女子初戦は日本2-1カナダ。1失点は、いかにもの「なでしこ失点パターン」でしたが、2得点は見事。特に澤-大野ー川澄の先制点ときたら! 大野のキープと足裏パス、そして川澄らしい角度の無いところからのゴール。最高のコンビネーションです。

実はあのシーン以外、川澄は(特に前半)がっつりと押さえ込まれていて、あんなに機能してない川澄ちゃんは初めてだって感じでした。左サイドは鮫島もミスが多く、けっこう向こうの守備に手こずってた印象。 一方で澤の復調ときたら! 攻撃もいいけれど、相手のチャンスの芽をことごとくつぶしていくその守備がスゴすぎです! 岩清水も効いてました。

で、男子・・・! スペインにまさかの1-0勝利!!! シビレます。ただ数日前のメキシコ戦の仕上がり具合を見てたら、この展開はそれほど不思議ではなく、しかも本大会でスペイン相手ってことがあって、全員プレッシャーをサボらずに、よく走ったこともあって、日本の戦術が見事に機能しました。永井、よく走った!(お家芸の自分へのパスを含めて)エライ。

それにしてもあれだけ決定機を作り続けたのに、よくもまあ外し続けたものです。清武も、つなぎの部分では復調してきたのに、フィニッシュではほんとに外しまくってました。普通はああいう展開だと、外し続けた挙句にロングボール1発でポーンとやられちゃうことが多いのですが、まあスペインは最後までつないでくれたので、助かった側面もあります。 前半のうちに10人になりながら、あんだけボールキープできるのはさすがにスペイン。とは言え、この世代はいわゆる「あのスペイン」ではないとも言えますけどね。

それにしても最後のじりじりした時計との戦いには、「マイアミの奇跡」(1996アトランタ五輪 日本1-0ブラジル)を思い出しました。あー、心臓に悪い。 あの時は、それでもグループリーグ突破を果たせなかったので、これで気を抜いてはいけませんよ。

大津祐樹はよく泣くなあ。

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2012年7月26日 (木)

「けいおん!」ミニフィギュア

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伊藤園の『おーい、お茶』500mlペットボトルについてました。『けいおん!』オリジナル・ミニフィギュア。全6種類なのですが、小生は澪ちゃんと紬ちゃんがあればいいや。ちなみに後は言うまでも無なく、唯、律、梓、憂です。

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澪ちゃんでーす。星型のプレートがついていて、みんなHTTのティーカップに入ってまーす。

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こちらはムギちゃんでーす。 それにしても少し前までは「ストラップ」と呼んでいたものが、なぜか今は「ミニフィギュア」なんですね。

で、袋の二次元コードからアクセスすると、もれなくキャラクターの顔の「オリジナル・デコメ」(全6種)がもらえるって寸法でさあ。でも、ちっちゃ!

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草間彌生ときゃりーぱみゅぱみゅ

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表参道のルイ・ヴィトンのショーウインドウです。草間彌生大先生!

リアルです。コワイです。カワイイです。それにしても村上隆といい草間彌生といい、LVと日本の関わりは強いですねええ。

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草間さんって、きゃりーぱみゅぱみゅのソウル・シスターって感じがします。てゆーか、きゃりーちゃんがこのまま年取るとやよいちゃんになりそうな気が・・・。

きゃりー様はフランスでも大人気だったそうで、各方面で報じられていましたが、そりゃーそうですよね。日本の2次元文化、カワイイ文化が生んだ最高傑作ですし、アメリカがやるとレディー・ガガになるところを日本がやるときゃりーぱみゅぱみゅになるって感じですもんね。これからもっと世界的なアーティストになっていくと断言しておきましょう。

それにつけても見たいのは、やよいちゃんときゃりーちゃんの2ショット!!

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2012年7月25日 (水)

マックの「ル・グラン ソーセージ」

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「Big America」シリーズの好評に気を良くしたのか、マクドナルドが新しく「世界のマック」シリーズを展開。第1弾はフランスで、『ル・グラン』。英語にすれば「ザ・ビッグ」ってことですね。マクドナルドのサイトによると、「もっちりした食感のチャバタというパンに、1/4ポンドのビーフパティと黒胡椒をまぶしたした輪切りのポークソーセージ・レタス・モツァレラチーズをサンドし、マスタードレリッシュソースで味付け」とあります。

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確かに粒マスタードのソースがオトナ味で、トレビアーンです。パンもミートも食べ応えがあり、おいしいです。 小生が食したのは『ル・グラン ソーセージ』でしたが、肉on肉で、いささか肉食系過ぎましたかな。 『ル・グラン トマト』もあるのです。

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2012年7月23日 (月)

「苦役列車」:過酷さを描かないと・・・

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映画『苦役列車』は、あの原作のザ・私小説的なダメダメさ加減をベースにしながらも、だいぶまっとうな青春映画の方に近づいています。まあ山下監督の現在の方法論ってこともあるでしょうし、東映のメジャー作で最後まで鬱々と汚濁にまみれたままでは商売にならないでしょうからね。

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大江戸の一番の不満は、港湾の日雇いの現場における「苦役」のキツさが全然表現されていなかったところ。セメント袋をかついでいる場面がちょっとあっただけでは、主人公の置かれた状況の悲惨なまでの過酷さ、そこから来る鬱屈が理解できません。原作にあった背骨と腰をきしませるような、冷たく辛い「冷凍イカ」の塊を運ぶ労働を、きっちりと描いてくれなくてはダメです。ホント、観たかったんですよ、冷凍イカの映像(きっとドロンとしたイカの目が雄弁に語るものもあったと思うんです)。

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衣装や小道具や髪形で'80年代を表現していますが、山下監督の前作『マイ・バック・ページ』における1969~72年ほどには力が入っていない印象も。 いまおかしんじ脚本は、原作にはない前田敦子の役を作ったりしていますが、まあ可も無く不可も無い改変でしょうか。でも、この女の子が冬の海にスリップ姿で入って行く場面とか、あっさりと主人公を許しちゃうところとか、なんだかリアリティ無さ過ぎ。それとも、この子自体が妄想の産物なんでしょうか。 

342201_005森山未來は全く「柄」ではないこの役を、必至のアプローチで表現していますが、うーん、申し訳ないけれど最終的にはムリですよね。どうしても「芝居」になってしまって。彼は最善を尽くしているのですけど。

ラストもなんだかなあ、って感じで、才人山下敦弘にしてもこの素材を上手に料理しかねた印象でした。

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湘南vs.山形、スコアレス好試合

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Shonan BMWスタジアム平塚でのベルマーレvs.モンテディオ戦。夏なのに涼しい。 なかなかに緊迫した好試合で、山形の高い守備ラインに湘南はオフサイドを取られまくります。ただ、ハードワークでのボール奪取や素早いカウンターは湘南のお家芸でして、そこらの冴えはありました。実際、馬場、高山をはじめ、よく走ってました。GK阿部の好守も光ってましたね。

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試合は結局スコアレス・ドローだったのですが、両チームとも力を尽くした結果でして、終盤などはめまぐるしく攻守が入れ替わる激闘で、面白かったです。実際前半には、結果オフサイドだったものの、見事な崩しから馬場のシュートでネットが揺れたシーンもありましたしね(ああいう時に、旗を見落としてぬか喜びしちゃうと、結構照れくさいですよね)。

先日札幌から湘南に移籍して来たキリノも後半途中出場。見事なモヒカンでした(馬場、高山と3人で、目立つ髪形トリオです!)が、プレイの方はまだ試運転というところでしょうか。

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それにしても毎年7月のホームゲームで着るブラック基調の「七夕ユニフォーム」って、勝てないんですよねえ。ま、例年のように負けないだけいいけど。今期は23節でまだ3敗と、一番負けてないチームなんです。首位ヴェルディなんか8敗ですから。

試合前にちょこっと見かけたベルマーレクイーンの皆様ですが、帰りにはいつものあたりにいらっしゃいませんで、記念撮影はナシ。しょぼぼぼぼーん。 代わりに撮ったのがスタジアム隣の大原公園の池を照らすキャンドル。夏の風物詩ですが、なななんと!肉眼では見えなかった「人魂(ひとだま)」が!! 

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見事に飛び回ってるように写ってます。お盆でいらっしゃってるのかしらん。なむなむ・・・。

   

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2012年7月22日 (日)

男女五輪代表の親善試合&復興マッチ

サッカー日本女子代表、オリンピック直前の親善試合vs.フランス戦は0-2で敗れましたが、そんなに騒ぐことはない出来でもありました。フランスは絶好調で、ちょっとピークの持って来かたが早すぎるぐらい。なでしこのサッカーを一番機能させるためには、極限のハードワークが求められるので、テストマッチで100%を出さないことは、今後の日程を見据えたコンディション管理上当然のこと。フィジカルの差も、周知の想定内です。むしろ岩渕がいい動きを見せていたり、大儀見の好調が継続して頼もしい限りなのが明るい材料です。ただ、鮫島が(特に前半)1対1で常に負けて通用しなかったのが、ちょっと気がかりではありました。

一方男子オリンピック代表のvs.メキシコ戦は2-1の勝利。前半30秒ぐらいでまだ整わない相手を崩して先制したものの、その後メキシコの技術と組織力と素早いチェックに圧倒され、ボールポゼッションは完全にメキシコのもの。39分にメキシコのスーパー・ミドルシュートで同点にされ、後半までセカンドボールは奪えないし、パスは奪われるし、GKのフィードもスローインもうまくいかないし・・・という厳しい展開。 でもなんとかしのいで、ラッキーボーイ杉本投入の直後、彼をポストに狙ったボールが落ちたところを大津がスーパー・ボレーシュート! その後の時間も上手に使って、勝ち切りました。ポゼッションは劣ってても勝てることがあるという、サッカーの一面を表した試合でした。 永井は相変わらず素晴らしかったけど、宇佐美が今日は全然ダメ。どうしちゃったのか? そして清武がどうにもこうにもうまくいかないなあ。自分でシュートに行かないし、ミスも多くて・・・。

女子も男子も初めてこのオリンピック用の赤いセカンド・ユニフォームを着用しました。もともと日の丸の色だから悪くはないんだけど、なんだか韓国みたいでねえ。 まあ数年前に韓国が白×青のユニフォーム着てるのを見た時には「なんだよ、日本代表と見分けがつかなくなるじゃないか」と思ったので、おあいこ?ですけど・・・。

もう1試合、「東日本大震災復興支援スペシャルマッチ JリーグTEAM AS ONE vs. Jリーグ選抜」は4-0で前者の勝利。前者はベガルタ仙台、鹿島アントラーズの選手+東北に関わりの深いJリーガー+アレッサンドロ・デルピエロというチームです。 選手の格からすると、元日本代表をずらりと揃えたJリーグ選抜の方が上でしたが、TEAM AS ONEは、守備からしっかり入って、試合の中でコンビネーションの質を上げていきました。組織としてきっちり機能して、デルピエロのロングシュートを含む4-0の完勝となったのです。 それにしても残り5分ほどで投入されたゴン中山、絶好の得点チャンスをふかしてしまいましたねえ。去年の復興マッチで決めたのがカズ、今年外したのがゴン。らしいと言えば、らしいけれど・・・。

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2012年7月20日 (金)

銀座シネパトス閉館へ

あの三原橋の、銀座シネパトスが来年の3月に閉館との発表がありました。大江戸はつい最近も成瀬巳喜男特集に3度足を運んだだけに、万感の思いがありますね。去年も『レイキャヴィク・ホエールウォッチング・マサカー』初日の裕木奈江舞台挨拶(舞台がないんでフロアレベルでしたが)に馳せ参じましたし。

'70年代には銀座地球座という「洋ピン(洋画ピンク映画)」のコヤでしたし、変遷を経てシネパトスとなってからも、いろんな試みで独自の生き残り路線を模索してきたユニークな映画館です。近年は「名画座宣言」を行い、3つあるスクリーンのうち1つを往年の日本映画専門館として名作からカルト作までを上映し、「映画の学校」としても貴重な活動をしてきました。

映画を観ていると時々、地下を日比谷線の通るガトゴト音がするってのもひとつの味わいでした。そもそもあの地下通路ゾーン自体が、カビくさい匂いと「銀座の中の魔界」的ないかがわしさ(以前は大人のおもちゃショップとかもありましたっけ)に満ちていて、銀座という街にとっても貴重なエリアだったと思います。

耐震ねえ・・・。まあ、反論の出来ない理由ではありますが、まことに残念です。 同館を舞台にしたラストショー用の映画『インターミッション』が作られるということで、それがせめてもの救いだと思います。

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宝くじ受け(777円)

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先日、京王線仙川のホームセンター島忠で発見した「宝くじ受け」!神棚コーナーに置いてありました。お値段も「777」円!おお、ラッキーセブン!!御利益がありそうです。まあ777円で1万円でも手に入ったら、それは効率的な投資と言うべきでしょうね。

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それにしても都会派の大江戸の家のあたりにはホームセンターって無いので、たまに行くといろいろ驚かされます。そもそもそんな所で神棚なんか売ってていいの? どうにも御利益なさそうですよねー。想像通り、金具の金や銀がものすごく安っぽい色だったし・・・。少なくとも伊勢神宮あたりで売っている神棚の方が、絶対に神聖で御利益ありそうな気がいたします。

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2012年7月19日 (木)

U23代表のベラルーシ戦

ロンドン・オリンピック開幕を前にしたイギリスでの親善試合、日本vs.ベラルーシは1-0で日本の勝利。まあ結果を問う試合ではないのですが、壮行試合の(ロスタイムにミスから引き分けに持ち込まれた)後味の悪さを思えば、必要だった勝利ですね。

杉本健勇が2試合連続のゴールを決めましたが、あのシーン以外の彼は結構ひどい出来でした。ちゃんとポストやって欲しいし。 宇佐美は素晴らしかったです。彼と永井や清武とのコンビネーションがもっと練れて来たら、相当良い結果を生みそうでした。 あと小生としては後半から出場の村松が、地味ながらもほぼノーミスで堅実にこなしたことにホッとしました。彼の場合、ポジショニングで守って行くタイプなんで、どう貢献しているのかが目立ちませんからねえ。

関塚監督、今日は全員の調子を見ながらなじませていくっていう使い方でしたけれど、GK権田の交代にメンバーの安藤ではなく、バックアップ組の林を出すというあたり、相変わらず不可解でした。 次のフレンドリーマッチのメキシコ戦を見ると、そこらの意図もわかってくるんでしょうかねえ。

いずれにしてもベラルーシと聞いて、ジョン・ベルーシはおろか往年のドラキュラ俳優ベラ・ルゴシまで連想しちゃうのは、小生ぐらいのもんでしょう。

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2012年7月18日 (水)

「サラダ好きのライオン 村上ラヂオ3」:軽妙な錬金術

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村上春樹の新刊『サラダ好きのライオン 村上ラヂオ3』(マガジンハウス)を読みました。雑誌『anan』の連載コラムをまとめたものの第3巻。第1巻『村上ラヂオ』、第2巻『おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上ラヂオ2』同様、大橋歩さんの銅板挿絵を添えた、軽妙洒脱なエッセイ集です。連載は3月で終了しているそうで、これが最終刊ってことになるわけです。

文字を読んでいく楽しさにあふれています。本当にどうでもいいようなテーマを、ゆるゆるとリラックスした文体でムラカミ流(村上龍ではない)に料理していく、ある種の錬金術。

このシリーズを読むといつも、「ああ、ハルキさんは小生に似ているな」と思うことが多いのですが、今回もそんな記述がいくつもありました。「黙っていろと言われたら、いつまででも黙っていられるし、それは苦痛ではない。」とか、「二番手というのは、ポジションとしてわりに好みです。(中略)先頭に立って突っ走るというのは、どうも性格的に向かない。」とかとかね。

エッセイの後についている「今週の村上」という1行も笑えます。やけにオヤジギャグなネタが多いんだけど、ハルキさんほどになるときっと許されるんだろうなあ、たぶん。

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2012年7月17日 (火)

カップヌードル焼そば

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はい、新発売。日清の『カップヌードル焼そば』です。『カップヌードルライス』みたいなボックス型。

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熱湯1分でできちゃうんです。 で、ソース焼そばじゃなくって、あくまでもカップヌードル味。エビや肉や玉子焼が具として入っているのはカップヌードル同様。麺はかなり細め。むしろビーフンに近いような印象です。オイスターソース味なんですって。

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まあ1回食べたらもういいかなって感じ。「話のタネ」ってやつですね。やっぱりカップ焼そばは、ぺヤングとかUFOとか一平ちゃんとか、古典的なソース味がよろしいようで。

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2012年7月16日 (月)

キリンのフローズン生+α

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渋谷ヒカリエ脇の外壁部分に店がある「ポチ 428」で、キリンの『一番搾りフローズン生』を飲んでみました。 この店名は渋谷だからハチ公にちなんで犬の名をってことで「ポチ」。「428」は「シブヤ」ってことなんだそうですが、「ヨツヤ」とも読めますよねえ。

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都内でも限られた何店かでしか供していないというこのフローズン生。うわー、ソフトクリームみたいな盛り上がりですね。 で、飲んでみると、「あ、苦い。そうか、ビールだもんね」って感じでした。つまり視覚的にクリームソーダ風なので、脳が甘いものを予期しているのですね。そこへビール味がやってくるので、一瞬「あれっ?」っていうヘンな感じになっちゃうみたいです。泡に氷をスライスした小片が含まれている感じですが、ビール自体はそんなにキンキンに冷えてはいませんでした。まあ、この泡が蓋になって、ぬるくなりにくいってことはあるみたいですけど。 ま、話のタネに・・・ってとこですね。

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で、ことのついでにキリンから出ている新ジャンル(ビールもどき)で結構気に入っている『濃い味 糖質0ゼロ』です。100ml中19kcalとカロリーオフなのに濃い味という、背反する二つの要素を両立させたスグレものです。濃い味とうたうだけに、のどごしや後味の方もなかなかです。

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一方アサヒから期間限定で出ているのが、『ジャパンゴールド』。ロンドンオリンピック日本代表応援商品だそうで、金メダルを目指してのゴールドってわけですね。英国産ホップ「ファインゴールディング」を一部使用しているそうで、そこらもイギリス→ロンドンへとつながっています。そのせいか、アサヒにしては苦みがしっかりあります。でも、全体的には軽いのに苦みだけ残る感じで、味わい的には金メダルとはいかないみたいです。

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「ヘルタースケルター」:ガーリーでカラフルなバッドドリーム

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メジャー系では本年最大の問題作と言える『ヘルタースケルター』は、やはりそれなりの衝撃度で迫って来ますが、肌触りはポップでつるんとしていて、まあ現代的といえば現代的。このテーマに関してはもっと、力強くえぐるような演出の方が名作たり得たと思うのですが、ガーリーでカラフルな蜷川ワールドは、そちらを選ばなかったわけです。

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性格最悪の人工美女「りりこ」に沢尻エリカというキャスティングが、この映画の最大のポイントです。ただ沢尻はあくまでもアンドロイドのような顔と肉体で、その「重力の無さ」かげんに、観る者はある種の恐怖と破滅の予感を感じるのです。まあ話自体としては、古典的なんですけどね。

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彼女が入浴していると、カラフルな薬のカプセルが浮かんできて、あっという間にバスタブを埋め尽くすシーンは、鈴木清順『陽炎座』のパクリですね。でも、あの作品の怪しい美には及ぶべくもありませんでしたが・・・。本作の人工美は、すべてがポップでガーリーな蜷川実花テイストですからね。悪夢だって、ドロドロとはしないのです。

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それにしても岡崎京子の原作よりも、随分と道徳的、教育的な作品になったものです。りりこみたいになっちゃダメだよ、人間外見よりも中身だよ、みたいな。渋谷の女子高生たちのカットが、そこらを更に強調してますね。監督から彼女たちへのメッセージみたいで・・・。 大森南朋の台詞などもそうでした。この大森が、古い小説みたいな似非インテリチックな台詞ばかりしゃべる、妙に浮世離れした男なので、ちょっと笑えました。 

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ラストなどは、何回も終わりそうで終わらなくって、じれったい感じ。ここらのもたつきも、作品評価を少々ダウンさせるものでした。 あと、小生としてはエンドタイトルにかかる曲は、The Beatlesの『ヘルタースケルター』であって欲しかったですねえ。

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2012年7月14日 (土)

「少年は残酷な弓を射る」:不安で不快なサスペンス


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映画『少年は残酷な弓を射る』は、観ている間ずっと「早く終わってくれえ!」と叫びたくなるような、怖さと不快さを持った作品。なぜこんなことが起こっているのかがわからないまま進行し、観る者の緊張と不安をあおりまくります。二度と観たくはないけれど、なかなか類例のないトラウマ系サスペンスです。

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冒頭の奇祭「トマト祭り」の俯瞰から始まって、飛び散る血のような赤のイメージが全編を貫きます。壁の落書き、壁の地図に飛び散る絵の具、Tシャツの柄・・・、これらが惨劇を予感させ緊張感を高める、不快な仕掛けとなっています。あたかもホラーのように。 そういった仕掛けとしては、やはり不吉な感覚の三味線が音楽に使われていますし、一方でバディ・ホリーの“Every Day”をはじめとするストレートにハッピーな楽曲の数々が、対位法的に用いられています。

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物語は時間を交錯させた回想形式で、徐々に徐々に全体像に迫っていきますが、終始肝腎の部分を覆い隠しつつ進行するので、観る者の神経は不安定なまま擦り減っていくのです(特に気の弱い小生などは)。まさに「宙ぶらりんの状態」=suspence ですね。.

(以下ネタバレあり) そしてやはり惨劇は起こり、物語は収束するのですが、結局のところ観る者の「なぜ?」は全く解決されないのです。これこれこういう理由で・・・っていう説明はひとつも無く、観終わってもさらに「宙ぶらりん」が続くのです。 そこがユニークでもあり、物足りなくもあるところです。 いちばん近そうな推測としては、「母の愛を切望し、母の注目と関心を独占したかった。それが極めて歪んだ形で表出した」といったところですが、まあこういう謎解きを持ち出さなかったことにより、陳腐化は避けられました。とはいえ、何にもナシってのもねえ・・・。そこまで全てを観る者に委ねるってのは、製作者側の「ネグレクト」ではありますまいか?

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小生のごひいき女優ティルダ・スウィントンが、いつもながらのナーバスな好演。この人のおかげで、主人公のデスパレートないたたまれなさかげんが増しました。 少年ケヴィン役の3人の男の子たちも、それぞれに「いやーな感じ」マックスで、殴ってやりたいほど不快でしたし。 あー、胸苦しかった。

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2012年7月13日 (金)

「The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛」:支える夫の物語

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映画『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』を試写会で観ました。 テーマや外見からは信じられないことに、リュック・ベッソン監督作品です。でもベッソン、いい仕事しています。

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スーチーさんのこれまでの生涯を感動的に描いていきます。序盤こそ人物や状況の説明に少し手間取ったものの、映画が軌道に乗ってからはドラマとして映画が躍動していきます。シリアスな題材ですが、エンタテインメントのフィルターを賭けることによって、より広い人々にメッセージを届けられるというベッソンの戦略的正しさを感じました(もちろん彼の資質的にも、これしかないのですが)。

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そしてポリティカルな葛藤の物語ではなく、家族愛、夫婦愛の物語として芯を通したことが、作品成功の肝なのだと思います。これによって欧米の観客にも「アジアの問題」ではなく、「私たちと同じ時代のこの世界の問題」という認識を持ってもらえたのではないでしょうか。

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「山内一豊の妻」的夫を演じるデイヴィッド・シューリスが、助演男優賞もののいい芝居。深く強い愛でスーチーを支え続けます。尽くします。

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そしてもちろんアウンサンスーチーを演じるミシェル・ヨーの演技も主演女優賞ものの素晴らしさです。毅然と強く、それでいて夫や子供への愛を見事に感じさせて、(まあスーチーさんとは顔の系統が違いますが)堂々たる演技の強度です。

終盤はやはりけっこう泣かせます。そこらへんのエモーショナルな運び、抑制しながらもきっちり感動させるあたりの手腕は、さすがにベッソンです。きっとスーチーさんに「ジャンヌダルク」を見たんでしょうねえ。

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2012年7月12日 (木)

「乱れ雲」:とんでもない主人公

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銀座シネパトスの成瀬巳喜男特集、最後のプログラムで遺作『乱れ雲』を観ました。ところがこの作品、カラーってことのみならず、従来の成瀬作品のクォリティとは大いに様相を異にしていたんですよねー。

何と言っても主人公の加山雄三がとんでもない奴でして、ここらへんって当時の物事の尺度からすると「アリ」なんですかねえ?いやいや、そんなことはないと思うんですけど・・・。 だって、不可抗力ということで無罪の判決を言い渡されますが、人ひとり轢き殺しちゃてるのに、ほとんど申し訳なさそうにせずに、むしろ堂々と偉そうにしているんです。被害者の妻であった司葉子に対しても全く悪びれずに、常にずけずけとしたもの言いで、笑顔すら浮かべて、観てる者としては当惑しあきれ返ってしまいます。しまいには自己チュー的不満のあまり、司に対して逆ギレすらする始末。いったい何なんでしょう、こいつは? 当時は若大将だったから、これでもオッケーだったのでしょうか?

それなのにあり得ないことに、この二人のメロドラマに発展していくのですから・・・信じられません。説得力がありません。加山がずうずうしく司を訪ねていくあたりの無神経さやオレ様かげんには、腹立たしさすら感じるのですが、本作を好きな方も大ぜいいらっしゃるようで・・・、世の中は広いです。

ラスト20分ほどの演出力は、確かに多くの人が賞賛しているように素晴らしいものがあります。言葉によらず、絵で心を明示していく技の冴え! でも、そこまでの流れがねえ。 成瀬が大好きなだけに、がっかりなのでした。

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2012年7月11日 (水)

サッカー男女五輪代表壮行試合

ロンドン・オリンピック壮行試合ダブルヘッダーのサッカー女子日本代表vs.オーストラリア、男子U-23日本代表vs.ニュージーランドをTV観戦(まあ、女子の方は後半28分ぐらいからしか見てませんが)。 結果として、現在のこの2チームの力量を非常によく反映した試合となっておりました。

女子の方は思った通りに「危なげない」試合だったと感じました。1点目が川澄の得たPKを宮間が決め、2点目は大儀見(旧姓:永里)のスライディング・シュート、3点目は混戦からの澤のシュートと、決めるべき人たちがしっかり決めて3-0の勝利。 澤がW杯決勝以来の代表ゴールを決めて五輪を迎えられるってのが、大きいです。結果的に「いつものメンバー」が選出されただけに、コンビネーション面では何の問題もありません。あとは本番に「チャレンジャーの一所懸命さ」が出れば、それが「なでしこのサッカー」なので、いい結果を生むことでしょう。

一方で男子オリンピック代表は、相変わらず不安だらけ。あれだけボールとゲームを支配して一方的に攻めながら、前半0-0。 そして後半も状況は変わらずでしたが、堅実にいい仕事をし続けたオーバーエイジ徳永が攻め上がってのシュートから、そのこぼれ球を杉本<唯一のJ2>健勇が決めて先制。で、これを守り通しての辛勝かと思いきや、ロスタイムに何でもないボールをかっさらわれて1-1で終了。あれやっちまったの、元ベルマーレの村松大輔(現清水)ですよね(昔とはだいぶ顔が変わったけど)。交代出場後けっこう注視していたのですが、どうも浮足立っていたというか、フィットしてませんでしたねえ。良い攻め上がりが1-2度はあったけれど・・・。

それにしても終了の笛の後で大津が泣き崩れていたけど、こんな壮行試合で泣くなよ!ってか、それならさっさと点取っとけよ!としか言いようがありません。

でもまあ過去から、本番前で調子悪いぐらいの方がいざ本番でうまくいったりするので、あんまり心配もしていないんですけどね。

現状を考えると、男子U-23を先に、女子を後にという試合の順番の方が、納得性が高いと思った大江戸でありました。

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2012年7月10日 (火)

キース・ヘリングのステテコ

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夏の強い味方、ユニクロのステテコです。パッケージの英文表記を見ると、“STETECO”だったり“Long Trunks”だったりしてますね。 ユニクロさんのおかげで若い世代も含めて市民権を得たので、大江戸も昨年から夏場に着用するようになりました。パンツ(ズボン)の生地を汗から守るし、はいていた方がかえってサラリとして涼しいって聞いたもんで試してみたのですが、なるほどその通りです。

しかも絵柄がキース・ヘリング!! いやあ、いい時代になったものです。’80年代からキース・ファンの大江戸ですが、こんなことになろうとは夢にも思いませんでしたね。

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うーん、ポップの真骨頂です。

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2012年7月 9日 (月)

「ファウスト」:悪夢のイメージ

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映画『ファウスト』は、冒頭に明記されているように、ゲーテの原作をソクーロフが自由にアレンジした作品。 自由すぎて相当に珍妙な作品になっていると言えるかもしれません。

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そもそも娘さんが出てくるのも、ファウストが悪魔と契約を結ぶのも、この2時間20分の映画のけっこう後ろの方。そこからしてヘンですよね。それまでは何が行われるかというと、ソクーロフ作品恒例の「睡魔との戦い」。この激しくも厳しい戦いを生きおおせた者だけが、「物語」にたどりつけるのです。

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ソクーロフの映画は感情を描きません。ですから、観る者も映画にのめりこめず、物語に同化できません。あたかも神の目のように、超然たる視点で出来事を記録していくだけの作品に対して、鑑賞者はあまりにも無力です。小生も批評する言葉を持ち得ません。ただ、好きな作品でないことだけは確かです。

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少女は、どこがそんなにファウストを惹きつけたのか謎だと思わざるを得ない、美少女とはほど遠い顔つき。ただ、泰西名画にはこんな顔が沢山出てきますよね。 そして彼女にあっさりと瓶を落とされて、苦労が水の泡になってしまう人工生命「ホムンクルス」(『ウルトラQ』の人工生命M1号を思い出したのは、多分私だけでしょう)の悪夢のようなイメージ。いや、そもそもこの作品全編が、色彩を洗い落した悪夢のようです。鏡を用いた映像が歪んだり、縦横比が妙な感じになったりするのも悪夢効果。スタンダードサイズの画面が角(かど)マルになっているのも、現実ではない世界だと規定しているかのように思えました。

そもそもこのトンデモ・ラストだって、岩の隙間から聞こえる悪魔の声が、ぞっとするほど恐ろしい悪夢のイメージではありませんか。

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2012年7月 8日 (日)

「乱れる」:突き放すエンディング

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銀座シネパトスの成瀬巳喜男特集で1964年作品『乱れる』を鑑賞。成瀬晩年の作品ではありますが、やはり鬼気迫る凄みを持っています。

前半はスーパーマーケットの進出により経営が傾きかけている小売商店(乾物も扱っている酒屋)と、そこを切り盛りしている高峰秀子と、その義弟の加山雄三を中心とした描写。ちょっと社会性が入ってるけど、平凡な市井のドラマといった趣きです。平凡と言っても、絵作りとか人のさばき方とかが、実に手だれの名人芸なんですけどね。役者たちもいつもながらに達者ですし(加山だけは、なんか違和感があるのですが、それはそういう計算があってのことでして・・・)。

ところが中盤以降、物語は思いもかけない方向へ転がっていきます。

(以下ネタバレあり) なななんと、加山が11歳年上の義姉(高峰)に愛の告白! そこから高峰の困惑と煩悶の日々が続きます(心が「乱れる」わけですね)。そして終盤の汽車での東北行は、結果的に「道行(みちゆき)」となっています。 満員の汽車で隔たっていた二人の距離が、徐々に詰まっていくあたりの見事さ。その後の義姉の涙と、ある決意の言葉。それでも埋められなかった二人の心のギャップ。それは高峰の台詞にあったように、二人の「生きてきた時代が違う」からなのか、それとも男と女の決定的な差なのか・・・、いずれにしても現代のように年齢差(特に女性が上の場合)に対して寛容な時代ではなかったことも十分斟酌しなくてはいけません。 

そしてあまりにも唐突な、驚愕のエンディング。この突き放し方には、「え??」と唖然茫然としてしまいます。でも、この冷たさ、厳しさこそが、「大人の映画」の深みであり、空恐ろしいものを感じます。高峰秀子のクロースアップに、色々なことを考えずにはいられません。 やはり成瀬の秀作を観た後は、唸らずにはいられないのです。

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2012年7月 7日 (土)

緑と赤のキャラメル

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「1粒で2度おいしい」言えば、イコール『アーモンドグリコ』かと思ったら、さにあらず。こちらは『抹茶ミルク グリコ』です。「宇治抹茶の風味と芳醇なミルク味」で2度おいしいってことのようですよ。色は渋い緑。昔、静岡みやげの「茶飴」ってのがありましたけど(今もあるのかな?)、あの味です。確かに抹茶の渋みとまろやかなミルクが互いを引きたてています。グッド。

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で、こちらは赤です。Jリーグ創設時のヴェルディ川崎vs.鹿島アントラーズみたいなもんですね。 『太陽いっぱいの真っ赤なキャラメル』。函館市の道南食品ってところが作っています。この赤はなななんと、トマト! 先行商品として『太陽いっぱいの真っ赤なゼリー』ってのがあって、それのキャラメル・バージョンのようですよ。原材料に「トマトピューレ」とありますし、確かにトマトの味が感じられますが、それほどキツくはないので、無理のない風味です。でもまあ、好き好んで食べたい!ってほどではないんですけどね。

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2012年7月 6日 (金)

「ワン・デイ 23年のラブストーリー」:アン・ハサウェイを見る映画

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映画『ワン・デイ 23年のラブストーリー』は、毎年7月15日だけを取り出して、二人の23年に及ぶ移ろいを追った一風変わったラブストーリー。1988年から2011年という時間の重みが、軽々と描かれています。

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『17歳の肖像』のロネ・シェルフィグ監督作品ですが、前作のような本格的演出力の冴えを感じはしませんでした。それほどに本作は、7月15日の積み重ねというアイディアが全てとなっています。良くも悪くも。 むしろ今どき珍しい美男美女のメロドラマとして、あえて通俗を指向した感がありますね。ただ、「行間を読む」=描かれなかった364日を想像していく必要があるため、むしろある程度年配のオトナになるほどうなずける作品かも知れません。

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男(ジム・スタージェス)の方はどうでもいいんです。これはやっぱりアン・ハサウェイを見る映画。年の経過ほどには変化がないような気もしますが、まあヘアスタイルやメガネや服装の変化で、この絶好調女優をたっぷり楽しめます(この後も『ダークナイト・ライジング』や『レ・ミゼラブル』が待ってます)。あのまん丸メガネなんか、もろ大江戸好みです!作りの大きい美人がああいうメガネかけると、似合うんですよねー。 

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(多少ネタバレあり) 長い年月の中での男女間の友情(愛?)っていうと、これは『恋人たちの予感』(When Harry Met Sally)を思わずにはいられないわけですが、まあこういう関係への「あこがれ」的な感情って誰にもあるのではないでしょうか。両作とも、結局はただの友達ってわけにもいかなくなっちゃうわけですけど。そこらへんのきわどい駆け引きや心の揺れ動きが、一番の見どころではあります。

エンドタイトルにエルヴィス・コステロの“Sparkling Day”が流れますが、そう来るとどうしたって『ノッティングヒルの恋人』のエンディング曲“She”を思い出してしまいます。それだけで評価が何点か上乗せになる、後味の良い歌声です。

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2012年7月 4日 (水)

今日の点取占い189

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ボートにのって遊びましょう   7点

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2012年7月 3日 (火)

「うさぎのほっぺ」と蒸しパン

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Pascoの『うさぎのほっぺ』(2個入)です。まずこちらは「粒あん」。もちもちっとした白いどら焼きでして、中身は普通のどら焼きのように粒あんですけど、とにかく皮がもちもちーっとしてます。噛むと実に気持ちのいい弾力です。こりゃあなかなかおいしいですよ。

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形はまん丸。白いお月さんのよう。それでうさぎさんってことなんでしょうね。

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そしてこちらは「カスタード&ホイップ」。黄色と白のクリームが中身です。ただクリームが妙に薄味でして、皮のもちもち感に負けちゃってます。 バランスから言って、「粒あん」に軍配が上がるでしょう。

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話変わって、こちらはセブンイレブンの『しっとりたまご蒸しパン』。ふわふわのかわいい蒸しパンですが、なんとこいつ508kcalです! うーむ、かわいい顔しておそるべきヤツ。なにしろデニーズの「デミグラスハンバーグ」481kcalや、「ひとくちロースステーキ」481kcalや、「松茸ときのこのクリーミードリア」497kcalに、余裕で勝っちゃってます。蒸しパンって、スゴイ!

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2012年7月 2日 (月)

隅田川の相生橋

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なんだコレ? 月島駅前にある「佃島説教所」。延々と説教されるのかなあ。いやだなあ。

で、逃げろや逃げろとやってきたのは相生橋(あいおいばし)。

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♪あーいおい、あーいおい、おさーるさあんだよー ではなくって、あいおい橋です。中央区の佃と江東区の越中島を結んで、隅田川にかかっている鉄骨のトラス橋。

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橋と水のある風景、いいですね。大好きです。

歴史は明治以降いろいろあるのですが、現在の橋は1998年に架けられたものだそうです。

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夕暮れ時は更にいいですね。光線がやさしく哀感を帯びて・・・。屋形船なんかも通っていきます。都会の中の静けさ。

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橋下には隅田川で唯一の水上公園である「江東区立中の島公園」があります。極めて小さいのですけどね。橋から入れるようになっています。

で、橋を渡って逆サイドからUターンすることにします。 (江東区側の)橋の

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たもとには東京海洋大学(旧・商船大学)のレトロな建物が。まあ素敵。

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その隣には帆船「明治丸」が、陸に上がった船状態。なんと、重要文化財なんだそうです。あなどれませんね。

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その先の隅田川には、屋形船が何隻も繋留されていました。こんなスポットがあったのね。

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そしてこちらはアナザー・サイド・オヴ・中の島公園。やはり橋から降りられます。こじんまりしてます。

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で最後に美しい1枚。豊洲方面のビルに映り、水面に反射するオレンジ色の夕日。ああ、都会ならではの美であります。

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2012年7月 1日 (日)

きゃりーぱみゅぱみゅLIVE!

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渋谷AXに行き、きゃりーぱみゅぱみゅのライブ・ツアー追加公演を体験。 原宿ガール系が多いのかと思いきや、けっこう老若男女入り混じってまして、きゃりーちゃんの人気の広がりを表しています。

映像や着ぐるみやカワイイ舞台演出で、遊園地みたいなきゃりーワールドをクリエイトしてました。バンドはいなくて、カラオケ音響で歌い踊ってました。 そしていつもの「きゃりーキッズ」がスゴイです! ダンスがもうキレキレで、見事に合ってて、終始運動量多くて。たぶん小学生だと思うんですけど(中学生もいるのかな?)、学業の方が心配になるほどプロフェッショナルなパフォーマンスです。

きゃりーちゃんは4種の衣装を披露。歌もダンスもMCも安定感あります。今日は会場にご両親もいらしてたそうですが(MCでそう言ってた)、彼女のぶっとんだ外見とは裏腹の上品な育ちの良さみたいな空気は、しつけが厳しかった(特に母親)というこのご両親あったればこそなんでしょうね。

ラストの『ちゃんちゃかちゃんちゃん』、そしてアンコールの『つけまつける』と会場は大盛り上がり。 見事に楽しい夢の世界を与えてくれるアーティストきゃりーぱみゅぱみゅは、やはりホンモノの資質と力と輝きを持っていました。アンコールを含む1時間40分、 あー、ステキで楽しい時間でした。

で、11月6日に武道館決定だそうです。更にスケールの大きなDsc_1516遊園地になるんでしょうね♡

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