現都美の「特撮博物館」by庵野秀明
大江戸は今週夏休みを取っているのですが、今日は江東区の木場公園内の売店でランチ。炎天下の日陰アウトドアで、ハンバーグカレーと生ビール!まわりは静か。 うーん、幸せな感じですね。
で、こっち方面に来た目的はコレ。東京都現代美術館で開催の『館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技』! ゴジラや円谷プロに代表される日本の誇る特撮技術を、ミニチュア模型を中心に庵野氏のコメントを入れながら総合的に展示。 東宝特撮映画からウルトラマンから平成ガメラまで、まさに小生の世界とシンクロ率100%な展覧会となっています。
目玉は本展のために製作した短編特撮映画の上映。題して『巨神兵東京に現わる』。平成ガメラシリーズや『ローレライ』『日本沈没』などの樋口真嗣監督による9分3秒のオリジナル作品です。巨神兵は言うまでもなく、『ナウシカ』に出てきたあいつね。そいつが東京の街を破壊するだけの短編ですが、まあそういう特撮を見せるための作品ですからね。「ノーCG」ってとこがキモです。
そのメイキング映像も上映されていて、これが面白い! 巨神兵は、文楽人形みたいに3人で操演しています。 ノーCGの縛りの中で、古典的な特撮に新しい発明を加えようとする映画屋さんたちが素晴らしいのです。 最後にはここだけ撮影OKのミニチュアセットがあって--『巨神兵東京に現わる』のセットの再現なんですけど--、いい感じでした。 やはり日本の誇るこれらの技術は、これからも継承されていってほしいものです。
充実した内容で、大江戸にしては類例がないほどじっくり時間をかけて鑑賞しました。適当に流した所もあるのに、2時間以上かかりました。 関係ないけど、ここんちのトイレはさすがでして、ご覧のようにアートしてました。まあ、ステキ。
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