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2012年8月31日 (金)

今日の点取占い191

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カッパにお尻をなめられる   5点

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2012年8月30日 (木)

U-20女子、日韓戦の圧勝!

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国立競技場に行って来ましたよ! FIFA U-20女子ワールドカップ日本大会、いよいよ決勝トーナメント準々決勝、日韓戦です! ものすごく湿度の高い夜でした。席に着く前に買ったビールはすぐに飲み干し、売り子さんも一切来ないのでハーフタイムに買いに行ったら、なんと「売り切れ」って、あまりにも客数を見誤ってます。てなことで、2万4000人ほど入ったみたいですね。

大江戸が着いた時にはナイジェリア―メキシコ戦が延長になってて、まだ試合中でした。延長で1-0とメキシコを下したナイジェリアは大喜び。一方のメキシコはDsc_1752倒れ込むというドラマがいきなり展開されとりました(右の画像はナイジェリア―メキシコ戦)。

で、日韓戦。韓国側のゴール裏は、拍子抜けのガラガラ。日韓戦だってーんで、真っ赤な鳴りもの軍団が集っているかと思いきや、キックオフ時に20人ぐらいしかいないという信じがたい状況。

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かたや日本は。試合前からかなりのヒートアップ。とてもU-20の試合とは思えません。まあ何と言っても「FIFAワールドカップ」の名がつくわけですからね。小生だって、一度ぐらいワールドカップをナマで見たい!と思って、来たのですから(カテゴリーはどうあれ・・・。あとは陽子ちゃんを見るために!)。

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試合は日本が3-1と圧勝したわけですが、本当にレベルが違いました。非常に技術レベルの高いサッカーを日本がやっていて、韓国はフィジカルと個人技だけでは太刀打ちが出来ないほど。54%というポゼッション率以上に、日本が試合を支配していました。後半など韓国が押していた時間もありましたが、特典の匂いは全くせず。

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韓国の得点シーンは、いつもながらの日本のやられ方。ちょっと集中が欠けたところを突かれて、個人技で運ばれてからのクロスを頭で叩き込まれました。このチーム、吉田監督が守りに重きを置いてないからなあ。

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2得点の柴田(小生は「ヤングなでしこの佐津川愛美」と呼んでおります)は、得点以外にもボール奪取、ボールキープ、サポートと素晴らしい仕事でした。よく走りました。 猶本さんはテクニック見せまくり!うまいこと、うまいこと!

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そして田中陽子は今日も1得点!このまま得点王へ! 素敵なターンとかもあったし、動きが絵になりますね。 試合終了後は一番スタンドに手を振ってくれてました、いつものように、へらへら笑って♡

やはりこのチーム、超攻撃的で、決定力もあって、魅力的です。監督が、コンビネーションを捨ててまで個性を伸ばす指導をしているおかげでしょうか。連繋は後からでもなんとかできるから、小さくまとまるな、と。 この世代はそれでいいのかも、と思わせてくれます。日本が今の上のレベルに上がるためには、必要なことなのでしょう。 「もしドラ」じゃないけど、日本サッカーにとっての「イノベーション」かも知れません。

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2012年8月29日 (水)

「桐島、部活やめるってよ」:神木くんに感情移入

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映画『桐島、部活やめるってよ』は、新聞広告で『アベンジャーズ』に対抗して、「ハリウッドよ、これが日本映画だ」と洒落のめしていましたが(最近『踊る大捜査線』最終作も、似たようなことをやっていましたね)、確かに日本人にしかわからねえだろうなあーっていうニュアンスをたっぷり詰め込んだ佳作です。

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時代は変われども、日本の高校生活ってそんなに変わらないんだなーっていう印象。時代よりも、属性ですよね。文化系/体育会系、モテ系/非モテ系、つるみ系/孤独系などなど。そのどこに属するかで、自らのポジショニングと見え方と交友関係が決まってしまうのが日本の(日本に限らないかもしれませんが)学校。その緊張感やいやらしさや閉塞感を、これだけきちんと表現した映画は今まで無かったかも知れません。

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この群像劇の感覚は、そうロバート・アルトマンの『ナッシュビル』ですよね。多くの登場人物をきっちりと描き分けながら、じわじわと作品世界を構築していって、最後にみんなが揃って事件が起きる、みたいな。現代へのシニカルな視線を盛り込んだオフビート・コメディーでありながら、真剣なドラマでもある、といった具合に。

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神木隆之介くん、いいなあ。運動神経の無い映画オタクの内気なメガネ男子って、なんか他人とは思えないだけに、感情移入できるなあ。 彼が片思いの女子(橋本愛)と偶然映画館で逢った後に、ぎこちなくぎこちなく会話するシークェンスのおかしみと哀しみが圧巻です。神木くんの舞いあがりつつの緊張しまくり感や、バイバイの後で一息に紅茶を飲み干すあたりが、もう最高です。サッカーボールを空振りしちゃう芝居といい、もう君は日本のウディ・アレンになっちゃいなさい!

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一方で橋本愛ちゃんは、本作では今一つ輝いてません。急に大人びた感じになっていましたね。まあ役柄上の問題もあったでしょうが・・・。珍しくホラー以外(『HOME 愛しの座敷わらし』だって、妖怪が出ていたわけだし)への出演!かと思ったら、やはり「彼女ならでは」のシーンが用意されたりしていたのでした。なるほど。

それにしても本作も、『SUPER 8 スーパーエイト』も、『キツツキと雨』も、最近の映画内で作られている映画って、なんでゾンビ映画ばっかりなんでしょうねえ?

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2012年8月28日 (火)

「闇金ウシジマくん」:無表情のダーティーヒーロー

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映画『闇金ウシジマくん』は、現代日本をカネという切り口から殴り書きしたかのようなエンタテインメント。渋谷で観ましたが、妙にギャル&元ギャル率の高い場内でした。

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とにかくウシジマ役の山田孝之に尽きます! 無表情に凄みを湛えて、堂々たる「作品の柱」となっています。そして、このカッコ良さ。観る者は、犯罪者であるウシジマを、知らず知らず応援しているのです。何しろ、彼の周囲の軽薄で腰の定まっていない人々に較べると、彼の「芯の通った」揺るぎなさは、とてつもなく魅力的なのです。彼と弁護士が話す場面など、ウシジマの頭脳の明晰さや、人間の器量がわかるように描かれていて、さすがです。

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それに較べて、「チャラ男」役の林遣都は終始さんざんな目に遭って、かなり気の毒な役回りですが(誰もが「こんな奴にはなりたくない」と思うことでしょう)、まあ役者としてはやり甲斐があったでしょうね。 他にもやべきょうすけとか黒沢あすかとか古舘寛治とか新井浩文とか芸達者な面々が、「なりきった」芝居を見せておりました。大島優子も、まあ柄に合った役どころでしょう。

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ただ、新井浩文のエピソードは、なんか異質感があって・・・、どうなんでしょ? それだったらむしろ、金を借りる人のエピソードがもう少し欲しかった気もします。それと、(どうもTV版に出ていたキャラクターのようなんですが)片瀬那奈が何のために出てきたのか、この映画だけだとわかりません。尺のムダに見えてしまいました。

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こんな世界のこんな人たちを描きながらも、最終的には教育的、啓蒙的な作品だって気もします。コレ観ると、闇金はおろかサラ金にだって行くのをためらうのではないでしょうか。そしてウシジマが言う決めゼリフの一つ一つがカッコイイんですよねー。実は「世直し人」みたいなところもあったりしますしね。

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2012年8月27日 (月)

U-20女子、圧勝のスイス戦

日曜に国立競技場で行われたサッカーU-20女子FIFAワールドカップ日本大会のグループリーグ第3戦、日本vs.スイスは4-0で日本の圧勝でしたが、録画を見ても実力差のあり過ぎる試合でした。 ポゼッションの差、ワンサイド展開、チャンスがほとんどなく、シュートになど全く持ちこめないスイス。序盤などけっこう日本にもミスが多かったのに、スイスがそれをものにできませんでした。

何と言ってもこの試合、田中陽子のフリーキックからの連続弾!!に尽きますよね。1点目が右足、2点目が左足って、どういうこったい?! スゴすぎます。いろんなものを与えられ過ぎです! でもへらへら笑ってて、カワイイです。フジテレビ、アップ中心に追いまくってます。新スター誕生ですね。

3点目の西川のシュートの強引なまでの反転!4点目のPKを獲得した猶本の突破と仕掛けも頼もしい限り。でも猶本は、GKが動いてから左上に蹴りあげたPKが堂々たる感じ。TVのテロップには「澤の後継者」なんて書いてありますが、このPKとか決定的なパスとか見てると、むしろ「遠藤(ヤット)の女子版」って気がしてきます。

それはそうと、スイスの選手の何人かがユニフォームのパンツをかなり短くして着こなしていたのが、遠目から見ると超ミニスカートっぽくて、彼女らなりのオシャレとしてグッドでした。あたかも高校生が制服のスカートを校則以上に丈詰めして着てるみたいな感じで・・・。陽子ちゃんもマネしたら?

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2012年8月26日 (日)

「世界のKitchenから」夏の2本

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キリン「世界のKitchenから」シリーズの『渇いたからだに ソルティライチ』です。果汁10%・グレープフルーツ入りで、さらに「沖縄海塩ひとつまみ」って書いてあります(ひとつまみって、どの分量に対してひとつまみなんだろう?)。 「タイのお母さんが教えてくれた」味のようですが、ふーん、タイなんだぁ。 さらには「熱中・脱水対策に、水分と塩分補給」ってことで、ナトリウム43mg/100ml配合だそうです。 なるほどなるほど、味的には「うまくしたポカリスエット」みたいですもんね(いやポカリスエット自体、別にまずいとは思っていないのですが)。夏の味です。そして夏の疲れた体を癒してくれそうです。

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同じく「世界のKitchenから」からもう一つ。『真っ赤な果実の ビタミーナ』です。ブラックカラントとラズベリーとアセロラを使っていて、さらにピンクグレープフルーツ入りの果汁10%です。ビタミンCたっぷりのこちらは、スウェーデンの知恵から生まれたのだそうです。確かに赤い果実の味がします。濃厚なベリー系の風味が感じられる一方で、爽やかな酸味のアセロラがバランスをとっています。けっこう好きですね。こちらも夏の疲れに良さそうな1本です。

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2012年8月25日 (土)

「THE GREY 凍える太陽」:寒さがない、工夫がない

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映画『THE GREY 凍える太陽』は、今日び珍しい昔風の映画らしい映画、って感じの外見。館内の平均年齢も高めでした。 ところで丸の内ピカデリーの館内温度設定が高かったのか、何かのミスか、大江戸が観た回は館内の温度が妙に高くって、じっとしていると汗ばむほど。映画館の寒さが苦手な大江戸が言うのですからよっぽどです。てなわけで、この-20℃の極寒の雰囲気が全然出ませんでした(終盤になって、ようやく適度な冷房になったけど)。

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もっとも寒そうじゃないのは館内温度のせいばかりではなく、撮影や演出のせいでもあると思います。『八甲田山』のあの圧倒的な寒さの表現に較べると、絵に寒さが写っていません。寒さがハザード<魔物>として捉えられていないのです。

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そうなると結局ハザードは狼だけってことで、この手のシチュエーション勝負の作品としては、あまりにも工夫がないと言わざるを得ません。ひたすら雪の中で大イノシシと戦っていた『デンデラ』みたいです。 一人づつ減っていく展開も、予想通りですし・・・。 そして演出が妙にゆったり悠々とし過ぎていて、正直タルイ感じでした。

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(以下ネタバレあり)  そしてラストは、「えっ?こんな感じで終わるんですかい?」といった具合の、ハリウッド離れした断ち切り方でした。まあリアルにはそうなんでしょうけど、カタルシスないなあと思っていると、エンドロール終了後に短いカットが! これ観ると、ますます気分暗くなるじゃん! なんだかなあ・・・。

でも、開巻まもなくの飛行機事故の場面だけは、見事なド迫力演出でした。ドルビーサラウンドの音響とも相まって、リアルに恐ろし過ぎる映像です。これまでの航空機災害映像史上最恐と言ってもよろしいかと存じます。トラウマになりそうなほどで。 こりゃー、機内では上映できないですね。

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2012年8月24日 (金)

「ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳」:反骨の生涯

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映画『ニッポンの嘘  報道写真家 福島菊次郎90歳』は、反骨精神の塊みたいなおじいちゃんフォトグラファーの生涯を追ったドキュメンタリー。今作られる意義のある作品でした。

1921(大正10)年生まれだという福島氏は、太平洋戦争時の従軍経験の後、原爆症で苦しむ被爆者の写真を原点としてその写真家人生を歩んでいきました。 自衛隊、安保、三里塚、ウーマンリブなどを撮り続けていきましたが、その社会派としての矜持の大もとは、常に原爆症の中村さんとの共闘と悔恨だったのだろうと思われます。

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そんな福島さんが終盤、2011.3.11後の福島県へと向かいます。彼の原点を考えれば当然の帰結です。TVで福島原発報道を見る福島氏の硬い表情。「なんで日本は広島から学ばなかったのか?!」と憤懣やるかたない心境がにじみ出ていました。 ですからフクシマの被害を撮り終わった老人は、中村さんの墓を訪れ、手を合わせて嗚咽するのです。

本作で最も目を奪われるのは、被写体に対峙した時の福島翁の鋭い身のこなしです。体重37kg(!)というやせっぽちのおじいちゃんが、カメラを手に取ると、実に素早くカッコよくシャッターを切るのです。「全身写真家」ですね。 なにしろ日本の権力や国家を批判している立場なのだからと、年金を拒否し、一切の保護を受けずに、原稿料などで細々と生活している反骨の人なのですから。 クールだぜ。恐れ入りました。

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2012年8月23日 (木)

ロンドン五輪余話

ロンドン・オリンピックも過去になってしまった今、関連する話を少々。

(その1)  先日の銀座通りパレードは最初「なんでまた突然?」と思ったけど、なるほど2020年の東京オリンピック誘致活動の一環だったわけですね。納得。 それにしても主催者発表の観客数「50万人」ってのは、いくらなんでも荒唐無稽ではありますまいか? 平均的に人がいたとしたら、1-8丁目までの1ブロックに6万人ちょっとって計算でしょ。1ブロックに国立競技場満員の観客ってのは、・・・ないですよね。 だって、この春にやった「銀座ランウェイ」っていうファッションショーは、3&4丁目の2ブロックで「2,000人」って発表ですよ。ケタが違い過ぎます。

(その2)  オリンピックとかで日本選手が活躍すると、街角のインタビューなんかで必ず「感動をありがとう」とか「勇気をもらいました」っていう紋切り型のフレーズが出てくるけど、あれってどう思います? 世の中に前者のフレーズが登場してからまだ20年たってないと思いますし、後者に至っては10年たってないぐらいでしょう。 まあ確かに便利なフレーズなのでしょうし、マスコミ受けもいいのでしょうが、なんかバカみたいですよね。 感動を与えることではなく勝つことを目的としている人に対して「感動をありがとう」ってのは、なんか違う気がするし、言われた方も微妙な気分だろうなと思うのです。 それ以上にしょーもないのが「勇気をもらいました」で、じゃあ勇気をもらってどうするのか? 何か自分で行動したのか?ってことです。電車の中で「キミキミ、そのお年寄りに席を譲ってあげなさい」って言うとか、クラスで「いじめはやめろ」って頑張るとか行動に移さない限り、もらった勇気の行き場がないってもんです。

(その3)  地元商店街の懸賞で、「ロンドン・オリンピックで日本が獲得する金・銀・銅メダルの総数を当てよう」ってのがあって、大江戸は8月3日の段階で「(アテネ大会を1個上回る)38個」って書いて投票したら、なんとなんと最終的にその通りになったのです!!(最後の数日はドキドキでした) いやー、我ながらスゴイです。天才です。ラッキーです。 しかし「正解者多数の場合は抽選」ってことで、しかも「当選者の発表は発送をもって」ってことで、結局来ずじまい。ちっくしょー。小生の希望したプレゼントは3名もらえるはずだったのに、そんなに多数が応募したとも思えないのに、なんか仲間うちでうまくやっちゃってるんじゃないのかー? インチキくさいぞー、っと八つ当たりをするしかないのでありました。ちゃんちゃん。

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2012年8月22日 (水)

U-20女子ワールドカップの日本チーム

女子サッカーのFIFA U-20ワールドカップ日本大会が始まっておりますね。日本戦をフジテレビがゴールデンタイムに放映って、1年ちょっと前には冗談にもならないほど荒唐無稽でしたよね。それが今では、立派な現実! オリンピック後で「なでしこ熱」さめやらぬタイミングってことに賭けたのでしょうけど、従来なら録画を深夜にやるってレベルですよね。びっくりです。

初戦のメキシコ戦では4-1の勝利(ロスタイムに取られた1点は、まさに油断でしたけど)。今日のニュージーランド戦は、2点先行されて追いついての引き分け。ただ、ポゼッションから言っても、チャンスの数から言っても、当然勝ってしかるべき試合でした。前半15分までに取られた2点も、崩されたり身体能力にやられたりではなくって、なんだかバタバタしてるどさくさの中でゴールインしちゃったり、キーパー止められたんじゃないの?的なゴールだったりで、やられた気はしませんもん。ちょっとフラストレーションのたまる試合でした。

このチーム、みんな技術は素晴らしいんだけど、お姉さんたちに較べて「連動性」がまだまだ。ショートパスで崩すことは少なく、ドリブルを多用します。問題なのはサポートの少なさ。周囲に来ないのでパスの出し所が無く、どうしてもボールを持ち過ぎてしまいます。全体的にミスも多いのですが、特に最初からしっかり走っていれば間に合うのに、走ったのにも関わらず追いつけずにタッチを割っちゃう場面の多さ。うーん、まだまだですね。 そしてファウルスローの多さ! 初戦からあれだけ取られてるんだから、きちっと直しなさいよ!  頭の後ろまでボールを持っていかずに投球しているのを取られているようでしたが、そんなつまらないことでこれだけ相手ボールにしちゃってるってのは、大問題ですよ。

フジのカメラは猶本と田中陽子を追っかけてますねー(+仲田歩夢)。アップ多いです。確かに二人ともステキ♡ 顔と実力、二物を与えられちゃってます。このチーム、大江戸的には「田中陽子に1票」ですね。 で、名前的には「中村ゆしか」に1票です。なんだ、ゆしかって? あしかみたいだし。 そして西川の顔は、ちょっと中村俊輔入ってます。

会期中に1回は観戦に行こーっと。

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2012年8月21日 (火)

「Virginia ヴァージニア」:自由で耽美な個人映画

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映画『Virginia ヴァージニア』は、近年寡作な上に小品の単館公開ばかりというフランシス・フォード・コッポラ作品。 娘ソフィアの『SOMEWHERE』に出演したエル・ファニングを使って、自由闊達にやりたい放題です。なんか晩年の新藤兼人の「自由さ」に近いものを感じますね。

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とにかく映像が美しくって、もう今更「実験的」でもないのですけど、モノクロとカラーを行き来しつつの耽美追究です。特にモノクロの中に差し色の赤だけが鮮烈だったりする素晴らしさは、やはり眼福。かと思うと、やけに素人っぽかったり、(コッポラの出自であるところの)ロジャー・コーマンぽかったりもするのですが・・・。

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この闇の中をたゆたう、この世のものならぬエル・ファニングを見るだけでいいような映画ではあります。コッポラも耽美に走り、趣味に走った(エドガー・アラン・ポーまで登場させちゃったりして)あげく、かなりいいかげんなラストで「はい、おわり!」にしちゃった89分ではありました。

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主人公の小説家(ヴァル・キルマー)の娘の事故死と自責の念って、それコッポラの息子のことじゃないですか! ボート事故ってことまで同じです。 うーむ、実に個人映画です。自由と言えば自由ですけど・・・。

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それにしてもヴァル・キルマー太ったなあ。彼がカッコ悪くて魅力なしなもんで、この映画の世界には合わないっす。 そしてほんっと久々に見ました、ブルース・ダーン! 面影は残しつつも、完全にジジイになってました。 そしてクセの強いナレーションは、なんとトム・ウェイツでした(なぜ?)。

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2012年8月20日 (月)

楳図かずお×ルミネの広告

Dsc_1724JR新宿駅のホームで見かけたルミネの広告です。

「ああ」「あああああ」「ルミネに」「ああ」「あ、秋が来る」「着がえなきゃ」です。

すげー。

楳図かずお先生の恐怖まんがビジュアルが、怪奇ムードの手書き文字が、猛烈な残暑を吹きとばしてくれるって寸法でさぁ。 着がえなきゃ。

ルミネのサイトにも出てました ↓

http://magazine.lumine.ne.jp/?p=567

ここ1-2年のルミネの広告パワーにはななかなか凄いものがあり、それってやっぱり’80年代のパルコの広告が時代をリードしていたことに通じるものがありますね。それだけルミネが企業として好調ってことです。まあ、まだあの頃のパルコの域には達していませんけど、今という時代の小売業の広告としては孤軍奮闘している印象です。 蜷川実花に写真を撮らせたり、スーブー系のデルモを使ったり、尾形真理子さんのコピーがまた近年稀に見るトーンなんですよね。今もこういうことやってるのって、「いいちこ」と「ルミネ」ぐらいですよねー。 更なる展開に注目しておきましょう。

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湘南1-1東京V、充実のドローだが・・・

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Shonan BMWスタジアム平塚で、湘南ベルマーレvs.東京ヴェルディ戦。 久々に今年バージョンの応援用Tシャツも買いました。

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夏休みだし、晴天だし、オリンピックでサッカーが注目された後だし、2位と3位の直接対決だし・・・ってわけで1万人近くのお客様で大入り。

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試合は両チームとも力の入った充実の1戦。結果は1-1のドローでしたが、サッカーの面白さの詰まった好試合でした。特に1-1となってからの終盤の展開は、めまぐるしく攻守が入れ替わり、両チームとも(特にベルマーレが)得点の匂いがするチャンスを作り出し、ピンチを防ぎ、けっこう心臓に負担のかかるハラハラドキドキの展開でした。

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ひと月ほど前に札幌から移籍してきたモヒカン男キリノ選手は初ゴールを決めましたが、そのテクニックのみならず守備をしっかり献身的に行っているところが好感大でした。 数日前に清水から移籍してきたばかりのイ・ミンス選手も途中出場しましたが、入るなりイエローカードをもらったりして、こちらはまだフィットに時間がかかるかもです。 そして今日一番目立ったのは、いつもながら、いやいつも以上の運動量と攻撃力を発揮した古林将太。ヤツは凄いです。ほんと成長したもんです。

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最後まで走りぬいた選手たちの頑張りには敬意を表しつつも、「勝てた試合だよなぁ」との思いも残りました。それにしても14勝4敗11引き分けとは、異常に引き分けの多い今シーズンです(負け数は首位甲府と並んで一番少ないのに)。 だもんで、ベルマーレクイーンたちもなかなか「勝利のダンス」を踊れなかったりしてるのであります。

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2012年8月19日 (日)

「メリダとおそろしの森」:物語を語る決意

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ピクサーの『メリダとおそろしの森』は、やはり見事。さすがはピクサーのクォリティー。こういうものに接すると、「多くの人の知恵の結晶」に出会ったような気がします。

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原題は“Brave”。ちなみに“The Brave”だと、ジョニー・デップの監督&主演作品『ブレイブ』。“The Brave One”だと、ジョディ・フォスター主演のニール・ジョーダン監督作品『ブレイブ ワン』のことです(『Brave Hearts』は『海猿』最新作ですよん)。

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『おおかみこどもの雨と雪』を観た時にも感じたのですが、本作も「物語を語る決意」に満ちています。それを3DCGアニメーションとして、見事に結実させています。 この作り手たちの前にタイプライターしかなければ、童話とか小説とかにしたでしょう。紙と絵の具しかなかったら、絵本やマンガにしたでしょう。舞台と役者がいたら、演劇にしたかもしれません。でもこの人たちの前には、マック(PC)があって、ピクサーがあったので、こういう形になったのでしょう。アニメーション映画を作ること以前に、物語を語る強い意志があった--そういう種類の強靭さがあるように思います。

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メリダの髪の毛がすごいー。クマの女王がすごいー。鮭を獲るところがすごいー・・・などなど技術のレベルは、そりゃもう世界一。そして「木彫りのおばあさん」の件りが笑えました。 全体的にストレートな物語を生かすための小技が、実にうまい具合に効いているんですよねー。直球をいかすためのチェンジアップや緩いカーブみたいなもので・・・。

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母と娘の関係性とか、自由と責任とか、人間の成長とか、普遍のテーマを説経くさくなく描き切り、ピクサーがディズニーに並んだことを示すに十分な一作だと思います。 3D効果もなかなか結構でした。

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2012年8月17日 (金)

汐留の巨大な綾波レイ

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先日、汐留の日テレ前でやっている「汐博2012」の会場に巨大な「綾波レイ スライダー」があるというので、見に行きました(8月26日まで)。

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ははは、でかいです。全長18.5m。

で、すべり台です。

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子供が多かったですけど、大人も乗っていいんですよって掲示がしてありました。

とはいえ、平日の午後4時頃行ったのに「70分待ち」でした。 速攻あきらめました。

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近くから見てもでかいです。

後ろから見ると、体の曲がり方になんだか哀感がただよっています。 さすが綾波です。

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これ考えた人、なんかスゴイです(ま、映画でも綾波は巨大化してたりしますけど)。

出来得れば、滑ってみたかった大江戸でした。

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2012年8月16日 (木)

久々のザック・ジャパン

久々にザック・ジャパンを見たって感じのキリン・チャレンジカップ、vs.ベネズエラ戦。 駒野・長友の両サイドバックが稀に見るキレキレかげんで、凄かったですね! 遠藤の攻め上がりや、本田、香川の個人技など、頼もしい部分は多かったです。そしてあれだけ攻めて、チャンスを作り続けて、なんだか5点ぐらい取った気分ですが、結果は1-1。ま、来月のW杯最終予選に向けた調整マッチなので、いいんですけどね。得点シーンは本番にとっておきましょうってことで。

それにしても今の代表って、技術的にもコンビネーション的にも凄いレベルです。5年前、10年前の代表から格段の進化を見せていると言ってよいでしょう。 これじゃー、手がかからないので楽じゃん、ザック →しかしながらディフェンス陣の危機(内田、今野、栗原の出場停止)という試練が! まあ右SBは駒野も酒井宏樹もいるわけですけど、CBで吉田とコンビを組むのが誰かという宿題の解答は持ち越しとなってしまいました。伊野波と水本がイマイチ頼りなくってねえ。これだったら、ロンドンで吉田と組んだ鈴木大輔を持ってきた方がいいのでは?と思っちゃいますよねえ。こういう事態になっても、ザッケローニは闘莉王を呼ぶ気はないみたいですねえ。まあ確かにチームの今後を考えると、危険すぎる賭けになってしまいますからねえ。大江戸はむしろ「槙野でいいじゃん」派なのですが・・・。

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2012年8月15日 (水)

「るろうに剣心」:スーパー・チャンバラ・アクション!

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映画『るろうに剣心』のプレミア試写会@有楽町・東京国際フォーラム・ホールAに行ってきました。 佐藤健、武井咲、吉川晃司、蒼井優、青木崇高、江口洋介、香川照之+子役くん&大友啓史監督による豪華舞台挨拶。4,000人にも及ぶ来場者全員に赤い応援用ポンポンが配られ、入場時にはみんなでそれを振りかざしての「赤い波」状態。さらにロンドン・オリンピック男子フェンシングで銀メダルを獲得した太田雄貴選手がサプライズ登壇!ここらは宣伝担当の腕の見せ所ですね。

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挨拶の中では、大友監督の「4,000人で映画を観る機会もそうそう無いと思うので、楽しんでいってください。」とかいう言葉が印象的でした。確かに小生にしてもこの規模の人数で観たことって、『スター・ウォーズ』第1作(エピソード4)を今は無き日劇に公開初日に行った時と、東京ドームでの『パール・ハーバー』試写会ぐらいしか記憶にありませんから。

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NHK『ハゲタカ』や『龍馬伝』で独特の荒れた画調と光と影の斬新な映像を見せてくれた大友監督なので、(抑えめではありますが)映像のルックには心ひかれるものがあります。しかし本作ではそれよりも、スーパー・アクションに重点が置かれていました。そのスピード感、重量感、たたみかける凄まじさ、どれをとってもワールドクラスです。正統の殺陣ではなく、カンフー映画や武侠映画のノリなんですけどね。でも、ネオ・チャンバラとして世界に“売れる”映画だと思います(もう少しコンパクトに再編集してね)。

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佐藤健の「柔」と吉川晃司の「剛」の個性の対置も上出来です。そして意外と良かった青木崇高の「豪」。まあ香川さんはあれぐらい難なくできちゃう人ですから・・・。 武井咲と蒼井優に関しては、けっこう系統が似ている二人を揃えたもんですねって感じ。

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エンタテインメントとしてよくまとまってはいますが、2時間14分がちょっと長く感じられました(2時間50分ぐらいに)。密度の濃さの証左かもしれませんけど、チャンバラドンパチの分量も多いし、ちょっと疲れるかな。 あと剣心の台詞の語尾にことごとく「でござる」が付くのが、『忍者ハットリくん』みたいに思えたでござる。 ヒットしたら続編が作られてもおかしくない、そんな感じのラストではありました。

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2012年8月14日 (火)

「アベンジャーズ」:ザッツ・ヒーロー祭り!

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本日からの先行公開ってことで、いち早く『アベンジャーズ』を観ました。それにしても17日(金)を前にしての先行公開14・15・16っていうけれど、それって14日(火)公開ってことじゃないの?? 夜だけとかじゃなくて、1日中上映してるわけですし。

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キャッチコピーが「日本よ、これが映画だ。」ってのは大きく出たもんですよね。でも先日の新聞広告で、これがでかでかと出てる一方で、『桐島、部活やめるってよ』の小さめの広告に「ハリウッドよ、これが日本映画だ。」ってコピーが出ていたのが、おちゃめなノリで最高でした。 そもそも「これが映画だ」ってコピーは、その昔『帝都物語』公開時のキャッチコピーの一つだったと記憶しております。

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予告編で観た通りのド派手なVFXアクション超大作であいました。でも(意外と)脚本がしっかりしていて、ヒーローたちのキャラクターを丁度いい配分で描いていて、物語を切り貼りにしないことに成功しています。そもそもここに至るまでにここ数年、『インクレディブル・ハルク』や『マイティ・ソー』や『キャプテン・アメリカ』をせっせとスクリーンに送り出して、このプロジェクトの地ならしをしていたわけですから、その用意周到さといったら! まあアメリカ少年の夢ですよね。日本だったら、仮面ライダーと怪傑ライオン丸とガッチャマンとウルトラセブン(人の身の丈サイズの時)とゲゲゲの鬼太郎と快獣ブースカあたりが勢揃いする感覚でしょうか。

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ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)が勘兵衛となっての「七人の侍」ってわけですよね。数も合ってるし。序盤の各人の紹介エピソードの積み重ねなんか、まさに『七人の侍』流。まあ『アイアンマン』がキャラクター的にも役者(ロバート・ダウニー・ジュニア)の格からいっても、頭一つ抜け出ていますけどね(三船敏郎の菊千代か?)。

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30分以上も続くマンハッタンでのクライマックスは、とにかく圧巻。巨大なシャコのメカ版みたいなのが空を飛ぶし。スピード感がハンパないし(編集の切れ味が良い)。もうハルクが強すぎて強すぎて、ほとんどギャグ。笑えます。ただ、このハルクが本作の一番の見ものとなっています。

お祭り感たっぷりのザ・イベント・ムービーで、2時間24分を一息に駆け抜けてくれました。 でも一番面白かったシーンは、長ーいタイトルロールが終わったその後に用意されておりました。笑えます。くれぐれも最後まで席を立たぬように!

ちなみに3Dでしたが、3D効果もかなり巧妙に出ておりました。以前買ったクリップ留め3Dメガネを自分のメガネにつけたら、いやーラクでした。鼻が痛くならないし、そして(レンズの色も淡くて)明るいんです。これ持っていけば1回につき100円安くなるし、いい買い物でした。 (以前の記事はこちら ↓)

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/d-0a12.html

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2012年8月13日 (月)

小石川後楽園探訪<後編>

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(前編からのつづき)

園内奥の方には田んぼまでありました(文京区の小学生が稲を育てているようでした)。

で、その脇の方にあったのが、カキツバタと「八つ橋」。うーん、尾形光琳の世界かも知れない。

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で、なぜかこんなに切り立った急な階段!47段の「愛宕坂」と書いてありますけど、トレーニング用としか思えません。下りが怖そうですよね。でも残念ながら立入禁止です。

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こちらは魅力的なアーチの「円月橋」。

こういう太鼓橋って、上り下りは急なんですよねー。

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「得仁堂」という、何やらありがたそおうなお堂。 後光が差してます。

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この石の転々かげんは、なんだか不思議ですよね。計算してなさそうで、してなさそうで・・・。

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水無し滝となっている「音羽の滝」の向こうには、朱塗りも鮮やかな「通天橋」。11月中旬には紅葉の紅(くれない)とコラボするそうですよ。

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てなわけで出入口の所に戻ると、大きなひょうたんがなっておりました。うん、風流であります。 確かに都会の異世界ではありました。

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小石川後楽園探訪<前編>

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先日、文京区の小石川後楽園に行きました。

江戸時代初期に作られた水戸光圀ゆかりの回遊式築山泉水庭園です。

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中央にある大きな池の奥で護岸工事を行っていて、せっかくの風流が台無し。

でもそれ以上に問題だったのは、東京ドームでやっていた野球の試合のアナウンスや音楽や声援。かなり大きく聞こえてました。やれやれ。

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素晴らしき和庭園の向こうに、亀の甲のような東京ドームの屋根。池には亀。

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池をつなぐ流れにはカモ。可もなく不可もなく鴨。

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蓮の花が咲いているさまは、なかなかに結構です。

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一方で、鯉が濃密にわんさかいるあたりはちょっと不気味。&川魚の臭さがありました。

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で、その奥には「白糸の滝」があるのでしたー!小さめとは言え、滝だーい好き。涼しげー。

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園内にはこういった茅葺の建物もあるんですよ。なかなかです。

(つづく)

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2012年8月12日 (日)

「汚れた心」:作られなければいけなかった映画

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日本の俳優が多数出演したブラジル映画『汚れた心』。「よごれたこころ」」ではなく「けがれたこころ」です。 終戦記念日も近い今、日本人必見の作品と言えるでしょう。あのブラジル移民間で「勝ち組」と「負け組」に分かれて抗争し合い、殺し合ったという歴史上の汚点を描いています。非常に重い映画です。

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それにしても恐ろしい話です。そして事実もこのフィクションと大きな差はなかったろうと思わせるものがあります。 「狂信」という、手のつけられない魔物。信じるもののために暴走してしまう狂気。ほとんどオウム真理教のマインド・コントロールを連想させる世界ですが、考えてみれば戦時下の日本は国家ぐるみでマインド・コントロールしていたようなものですからねえ。マスコミも含めて。

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今でもこのような国家的マインド・コントロールと狂信に満ちた国があるじゃありませんか。本作を観ると、私たちは単純にあの国を笑えません。恐ろしいことですし、とてつもない悲劇です。

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作られなければいけなかった映画です。そして、こういう映画を作り続けていかねばいけないと思います。戦争の本当の恐ろしさやおぞましさを風化させないために。大衆に訴える「映画」というメディアには、そのような啓蒙的・教育的な側面もあるのです。

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2012年8月11日 (土)

サッカー男子、無念の4位

結局、オリンピック用に用意した赤いユニフォームを1度も着ずじまいだったサッカー男子日本(壮行試合のみの着用)。日韓戦は弱点を克服できずに、いつものやられ方でやられてしまいました。 前半20分過ぎからの押していた時間帯に点が取れていれば、勝負のあやは変わっていたのでしょうけど、「決定力の差」と言ってしまえば身も蓋もないのですが・・・。

優位に攻撃している時間帯に、DFが薄くなった時のカウンターやロングボール1発からの抜け出しでやられてしまうという悪癖。一方で守りを固められた時の打開策の無さ。A代表を含めた長年の課題が、またも立ちふさがりました。 激しいプレスに弱いってのも課題ですね。

あの時間帯に吉田の「幻の1点」が認められていたらなあ・・・って、全てタラレバの感想になってしまいますね。 本来はベスト4なんて、「予想もしていなかった大躍進」のはずなのに、最後の2試合が連敗、そして日韓戦で完敗ってことで、非常に苦い後味になってしまいました。 それでも日本サッカーの今後に向けて、収穫の多い6試合ではありました。

男女の6試合づつ計12試合を全てリアルタイムの中継で見て、充実しつつも最近は結構「国内時差ボケ」になりそうに疲労が蓄積してきた日々でありました。 そして来週は水曜にザック・ジャパンのベネズエラ戦があったり、月曜のゴールデンタイムにフジテレビで女子U-20代表のカナダとの親善試合!(いくらU-20ワールドカップが日本で開催されるからって、ビックリです!!)があったり・・・と、これからもなかなか大変なのであります。

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2012年8月10日 (金)

サッカー女子、惜しい、くやしい銀メダル

ロンドン五輪女子サッカー決勝、日本1-2アメリカ、あーくやしい! でもおめでとう!!

準々決勝のフランス戦や準決勝のブラジル戦よりも、明らかに日本らしい良いサッカーをやっていただけに、ポゼッションでもチャンスの数でもアメリカを上回っていただけに、残念な一方で、このチームの成長と集大成を見る思いでした。

だからこそ雨あられのチャンス&シュートのうち、もう一つでも決まっていてくれたなら・・・と思わずにはいられません。特に終了近くのの岩渕のアレ(嘆息)。あそこで追いついてたら、W杯の決勝における澤の2点目同様アメリカは折れてしまったと思うんです。そういう日本らしい「芸風」で、延長で勝ちたかったです。 とは言え、あの場面はキーパーのホープ・ソロをほめるべきでしょう。手ごわ過ぎ!

一方で痛かったのは2点目の取られ方。阪口が(熊谷も)余裕持ち過ぎてましたよね。あの場面はもっと寄せていかないと・・・。 

あとは、主審に文句言いたいっす。前半のFK時におけるハンド見落としと、後半のFK時の熊谷抱きかかえは、どちらもPKになるべきファウルですよね。しどいなあ・・・。

でもまあ表彰式の明るさが救いですよね。不自然すぎるぐらい明るかったけど(今大会は、入場行進から何から、妙に笑いまくってますね。WHY?)。ちょっとはしゃぎ過ぎなぐらい。きっと帰国してからのTVとかでも、イタイほどふざけちゃうんだろうなあ。

いずれにしても、立派な銀メダルでした。パチパチ! これからの課題は、上手な世代交代でしょう。

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てなわけで本日の小生のスーツの胸ポケットは、ジャパン・ブルーとジャパン・レッドのポケットチーフ2枚によるコンビネーションでした(男子の3位決定戦にも備えて)。

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2012年8月 9日 (木)

東京大江戸化計画21

Dsc_1678←明治座のポスター

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      朝日新聞より↓

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2012年8月 8日 (水)

サッカー男子、決勝には届かず

ロンドンオリンピック男子サッカー、日本は準決勝で初の失点→1-3で敗北。メキシコはさすがに質の高いサッカーを終始崩しませんでした。日本もいい試合の入り方をしたし、12分に大津のスーパー・ミドルで先制するなど、ゲームプラン通りだったのですが・・・。それにしてもあの大津シュートは、やはりメキシコ相手の親善試合で見せたあのスーパー・ボレーと並んで、日本サッカー史上に残るミラクル・シュートだと思います。

関塚監督、早めに選手交代のカードを切ったのは良いと思いますが、東、清武、扇原を下げて、杉本、宇佐美、斉藤って・・・。おまけに終盤は吉田麻也まで前線に上がりっぱなしなので、密集して攻めあぐね、おまけに決定的なパスの出し手を切っちゃったもんだから、攻めのアイディアが不足して。そもそも杉本を入れたのに、ポストとしてほとんど使ってやれず、宇佐美を入れたのにボールを集めてやらず・・・って、いったい何をしたいのか、監督の意図をチームが理解できていたのか、そこらがわかりません。

ミスからの2点目が致命的だったわけですが、あれは扇原というよりも権田がなぜあの時間帯にあんなフィードをしちゃったのか(扇原もパスの出し所がなかった)?って感じです。 勝敗に関係の無い3点目は、前がかりに点を取りに行ったことのリスクなので、これはしょうがありません。 それよりも酒井宏樹にやけにミスが多く、完全にブレーキになっていたのが気掛かりです。 

まあもともとメキシコは、身長や体格などで「日本が将来的にめざすべきチーム」だったわけですから(8年とか10年とか前に、よく言われてましたね)、ある意味よくここまで日本が近づいてきたって感もあったりします。

3位決定戦は、ホンミョンボ監督の韓国との対戦! この素晴らしいU23チームとして戦う最後の試合です。総決算とすべく、良いプレイ、このチームらしい戦い方に期待します。それができれば、自然と銅メダルはついてくるでしょう(女子、男子と連日の3:45AMキックオフはしんどいですけどね)。

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2012年8月 7日 (火)

サッカー女子、フランス下し決勝へ!

ロンドン五輪・女子サッカー準決勝、日本がフランスを2-1で破りました! いよいよ次はアメリカとの決勝です。と共に悲願のメダルを確定させたわけですね、パチパチ。やったあ!

思った通りのタフな戦いでしたが、前半はむしろ拍子抜けするほどに日本のやりたいことが出来ていました。攻められても、ちゃんとチェイスして、人数をかけてボール奪取、細かいパスをつなげる、といったことを、普通にやらせてもらえました。相手のシュートが多くても、さほどの脅威を感じることはありません。 ところが前半に1点先制し、後半4分に加点し、このまま逃げ切れるのかと思ったら、後半31分に見事に崩されて失点。ここからのフランスの一方的猛攻、雨あられのシュートを耐えに耐えての粘り勝ち。相手がPKを外してくれたのが、大きかったです。あれを入れられていたら、逆転を許す流れだったでしょう。

もっともこういう薄氷の泥臭い勝利は、いかにも「らしい」というか、想定通りとも言えるもの。 むしろ延長まで戦わずに済んで、ラッキーでした。 もう一つの準決勝ではアメリカがカナダと延長戦を戦っているので(アメリカ4-3カナダ)、疲れがたまっていることに期待したりなんかしちゃったりして・・・。

大儀見の心技体(マインド、テクニック、フィジカル)すべてにおける成長が大きいです。川澄はかなり押さえられてまして、精彩を欠きましたね。宮間も相変わらず調子が悪いのですが、2得点を演出したセットプレイに関しては、やはり名人芸です。

決勝は午前3:45キックオフ。今までとは違って、超早寝早起きしなくてはね!

(「なでしこ」って呼び名が好きではないので、できるだけ使いません。便利なので、たまに使っちゃうんですけどね。)

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2012年8月 6日 (月)

「ダークナイト ライジング」:黒が、映像が、アン・ハサウェイがステキ!

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映画『ダークナイト ライジング』は、クリストファー・ノーランによる陰鬱なバットマン3部作の完結編。前作の大ヒットと高評価に気を良くしたのか、ますますもってスタイリッシュな、ハリウッド娯楽映画離れした地点まで突っ走ってます。

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今回の主要キャラは悪役ベインと、(名前は篇中に出てこない)キャットウーマン。そしてラストで効いてくる、警官役のジョゼフ・ゴードン=レヴィット。 クリスチャン・ベールのバットマンは、やはりストイックで、闇の美学を感じさせます。

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アン・ハサウェイのキャットウーマンはいいですねえ。スリムなブラックレザーに身を包み、カッコイイことこの上なし!黒に真っ赤なルージュの大きな口が、実にマッチしてステキ。 バットポッドを乗り回すシーンなどは、あまりのカッコ良さにため息が出てしまいます。 (以下、少々ネタバレあり) そして終盤でのバットマンへのキスは、その突然さにおいて、そしてその意味合いにおいて、近年稀に見る衝撃的かつ感動的なキス・シーンでした。小生も虚を突かれて、一気に目頭が熱くなっちまいました。映画史に残るキスですね。

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その一方で悪役ベインは、怪異なるマスクを着けてはいるものの、今ひとつ異常性や重厚感や大物感が不足しているのではないでしょうか。 彼とバットマンの対決場面が、ただの殴り合いだってのも、なんだか物足りない感じです。 ただ、正義と悪、街を守る、信念のぶつかり合い、裏切りと悔悛、継承・・・といったキーワードを考えると、本作は「西部劇」の骨格を持っているのでしょうね。それなら、殴り合いにも納得です。

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「黒」が滅法美しいスタイリッシュな撮影も、賞賛すべきものです。VFXがらみでも、予告篇であのフットボール場爆破シーンや、橋爆破崩落シーンを観た時は、その驚くべき映像に感嘆しました。これらの映像が、間違いなく本作の持つ神話の風格を強固なものとしています。前2作にはそれほど乗れなかった大江戸なのですが、本作には圧倒されました。

それにしても久々に見たなあ、マシュー・モディーン!('80年代には彼が、日本でビールのCMに出ていたことすらあったんですよ)

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2012年8月 5日 (日)

個性的飲料のドリームチーム

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暑い夏、ビールもうまいけどコーラや炭酸飲料もうまい季節です。 変わり種ソーダNo.1は、ペプシの『Salty Watermelon』。下部にちゃんと「塩スイカ」って書いてあります。見てください、このイチゴ汁みたいな赤さを! 味はスイカ?むしろメロン系の安シロップ的な味かなあ。スイカと言われてもねえ。成分に食塩とありましたが、特にしょっぱいわけでもないですし。まずくはないが、うまくもないって感じでしょうか。

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お次はキリンの『メッツ コーラ』。トクホのコーラとして話題になりましたね。盗塁ゼロ、いや糖類ゼロだそうです。「食事の際に脂肪の吸収を抑える」ってコピーが魅力的ですね。味もまあ悪くはありません。そりゃあコークの方がうまいけど、でもコカコーラ・ゼロあたりと較べたら、そんなに遜色ないのでは・・・。お値段的にもトクホの割には安いし。支持したい商品です。

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『メッツ コーラ』以上に脂っぽい食物に合わせたいのがこちら、コカコーラ社の『太陽のマテ茶』。確かにプーアール茶を思わせるクセがあって、肉料理とかに効きそうです。ただねえ、クセが強くて飲みやすくはないですけどね。まあ「良薬口に苦し」ってことで。

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そしてクセがあって飲みにくいといえば、こいつの右に出る物はありません。『A&W ルートビア』! 飲む湿布薬! いいですね、泡が溢れている缶のデザイン。「なんでこんな風味?!」と唖然としますが、飲んでるうちに慣れてきて、「ま、これもアリか」となっていきます。沖縄料理店で、酔いざまし飲料的に飲みました。 そういえばあのスヌーピーも、ルートビア好きなんですよね。へんなの。

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2012年8月 4日 (土)

五輪サッカー男女とも準決勝へ!!

いやー、女子が日本時間の本日未明、男子が今晩戦ったロンドン五輪のサッカー準々決勝。男女ともに勝って、4強に駒を進めました!パチパチ。

女子はブラジルのフィジカルとテクニックが凄くて、防戦を強いられましたが、頼りになる岩清水と熊谷が惚れ惚れする守備で守り切りました。20分耐えたら流れが変わると思ってたら、本当にそうなって、澤の素早いリスタートから大儀見が先制弾。それ以降は日本の守備と攻撃のバランスも改善されていき、ブラジルの脅威度が薄れていきました。 後半の大儀見の見事なパスから大野のゴールで2-0とし、勝負ありました。FW2人がちゃんとストライカーの仕事をしてくれたのが、今後のためにも大きいですね。 それにしてもこの勝ち方をブラジルの監督が批判したって言うんだから、冗談じゃありません。小さい日本チームが、ブラジル相手に勝負するためには、必死で守ってどんなことでもやらなくっちゃ勝てるわけがないんです。弱者の戦法ってやつです。それに負けることもあるのがサッカーですし、負けっこないと思っていたとしたら、それは驕りってもんです。いずれにせよ、敗者の言葉には説得力なんてありませんけどね。あのように言っておかないと、ブラジルに帰ってからの立場が危ういのでしょう。

男子はエジプトを3-0で下しましたが、やはり清武が頑張って永井へのパス→シュートという、今の日本の「得点の方程式」で先制したのが大きかったですね。毎試合イマイチだった斉藤も、相手のレッドカードを誘発したあのプレイは良かったですし、吉田、大津の2点目、3点目のヘディングも、ボールの出し手(清武、扇原)との息がドンピシャでした。五輪に入ってからの清武は、どんどん素晴らしくなっています。吉田も山口も東も素晴らしいです。風格すら感じさせますね。 そして、永井と東が軽傷と聞いて、ホッとしました。次の相手がメキシコでもセネガルでも、きっちり勝ってくれそうです。それにしても男子は(五輪に入ってから)まだ赤いユニフォームを着用していないなあ。いつ着るのかなあ。

さあ、男女とも本当に世界を驚かすのはここからですよ!

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2012年8月 3日 (金)

都電荒川線探訪~スカイツリーへ③

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さてさて荒川線も終わりにさしかかり、町屋で降りてみましたが、見渡す限りありきたりのビルや飲食店が並び、平凡たる小都市の風景。

すぐ引き返して、荒川線のレトロデザイン車両へ。

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終点1駅前の駅は荒川一中前。そこからすぐジョイフル三ノ輪というアーケード商店街が続いています。タイムスリップしたかのような昭和空間。外れの方はシャッター率も高いですが、1軒1軒の店の大きさを含め、なかなかの光景でした。

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で商店街が終わると、そこは終点の三ノ輪橋なのでした。

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ちょっと歩くとスカイツリーが見えました。なので、それなら歩いて行ってみようというわけで・・・。

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左側は桜橋付近からのスカイツリー。まさに王道のショット。

で、右側が真下近くからの仰角ショット。こうなると高いんだか低いんだかよくわかりません。 

で、今日は登らないんですね。そのお楽しみは、また別の機会にってことで。

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いやー、スカイツリーのふもと「東京ソラマチ」って、想像以上にスゴイですね。周囲は昔ながらの業平橋だったり押上だったりしているのに、あそこだけ巨大なショッピング&エンタテインメント・モールになっちゃってまして。ま、東京タワーの下とは大いに違いますね。

裏側のなんてことない川だって、水の演出効果でなんだかオシャレ。東武鉄道、やるなあ。

おみやげも、いろんなフィールドのありとあらゆるものが揃ってました。やはり塔の形をした細長いものが多かったですね。

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で、東武線で一駅。浅草駅(松屋浅草)はこの春外装がリニューアルされて、ご覧のようなネオ・ルネッサンス様式に。なんでも駅(と松屋)が出来た昭和6年当時の意匠に戻したのだとか。

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うーん、良いですね。非常に結構です。

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てなわけで、今日の歩数計は約3万歩なのでありました。

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都電荒川線探訪~スカイツリーへ②

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続いての下車駅は王子駅前。音無親水公園は日陰で涼しげ。

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で、王子扇屋(昔は料亭を構えていたのですが、今はこの黒塗りの間口1m程度の売店)の玉子焼きをおみやげに買いました。ここの玉子焼きは東京風の甘いタイプで、焼き加減といいジューシーさといい、小生が一番好きな玉子焼きなんです。

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この「ハーフ」が630円也。

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王子稲荷神社にお参り。

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そしたら、そばに「モヤさま」的な千円自販機がありました。電化製品やブランド品が出てくるみたいです。あまりの「得体の知れなさ感」に圧倒されて、やりませんでしたけど。

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そこから向かったのは、荒川遊園地前。ピンクのアーチには「わくわくメルヘンランド」ですって。わくわくしますね。

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まあ小さな遊園地(&動物も少々います)なもんで、乗りたいものと言ってもこの観覧車ぐらい。夜だとケムール人が出てきそうです。

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で、この観覧車が意外とリアルにこわくて、ビックリしました。なんか古くて、けっこう隙間部分があって、高さも中途半端に地面との距離感が近いがゆえのこわさがあって・・・。高所恐怖症には縁がない大江戸としては、観覧車をこわいと思ったなんて、初めての体験でした。 遠景には東京スカイツリーが見えておりました(コレ、③への伏線ね)。

(つづく)

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都電荒川線探訪~スカイツリーへ①

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大江戸恒例の夏休み企画、都内ぶらり旅。今年は都電荒川線途中下車の旅ってことで、まずは早稲田に向かいます。 おっと、まだあったんですね、早稲田松竹。最近外装の吹き替え&リニューアルをやったようで、キレイになってました。

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で、始発駅の早稲田からスタート。荒川線はいろんな色やデザインのあるチンチン電車です。全長12.2kmに29の駅があるそうですが、駅数29ってのは山手線とちょうど一緒です。まあ、駅と駅の間が極めて近い(バス感覚)んですけどね。

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鬼母子神前や雑司ヶ谷などは過去に紹介したのでパス。最初に降りたのは、庚申塚。ここから「おばあちゃんの原宿」こと巣鴨・地蔵通り商店街へ。この暑さなので、さすがに人出は少な目。とげぬき地蔵の高岩寺をさっとお参り。

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で、すぐそばのうなぎ店「にしむら」で、うねうねと串に刺した「くりから」(400円)ってのを買って、立ち食い。

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で巣鴨と言えば・・・、やっぱりこんな赤パンツ専門店があったりするのでした。

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乗り直して、次に降りたのが西ヶ原四丁目。ここからぶらりと隣り駅の滝野川一丁目まで歩いたのですが、けっこう古いお家がありました。で、この風流ないにしえの塀になぜか「TDH」の文字。なんだろうと思ったら、東京歯科衛生専門学校でした。回り込むとちゃんと現代的なビルディングの校舎もありましたけど、びっくりですね。

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こんな木造の民家もありますもん。部分的に新しい木材で修理している所も、実にきっちりした仕事です。

(つづく)

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2012年8月 2日 (木)

現都美の「特撮博物館」by庵野秀明

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大江戸は今週夏休みを取っているのですが、今日は江東区の木場公園内の売店でランチ。炎天下の日陰アウトドアで、ハンバーグカレーと生ビール!まわりは静か。 うーん、幸せな感じですね。

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で、こっち方面に来た目的はコレ。東京都現代美術館で開催の『館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技』! ゴジラや円谷プロに代表される日本の誇る特撮技術を、ミニチュア模型を中心に庵野氏のコメントを入れながら総合的に展示。 東宝特撮映画からウルトラマンから平成ガメラまで、まさに小生の世界とシンクロ率100%な展覧会となっています。

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目玉は本展のために製作した短編特撮映画の上映。題して『巨神兵東京に現わる』。平成ガメラシリーズや『ローレライ』『日本沈没』などの樋口真嗣監督による9分3秒のオリジナル作品です。巨神兵は言うまでもなく、『ナウシカ』に出てきたあいつね。そいつが東京の街を破壊するだけの短編ですが、まあそういう特撮を見せるための作品ですからね。「ノーCG」ってとこがキモです。

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そのメイキング映像も上映されていて、これが面白い! 巨神兵は、文楽人形みたいに3人で操演しています。 ノーCGの縛りの中で、古典的な特撮に新しい発明を加えようとする映画屋さんたちが素晴らしいのです。 最後にはここだけ撮影OKのミニチュアセットがあって--『巨神兵東京に現わる』のセットの再現なんですけど--、いい感じでした。 やはり日本の誇るこれらの技術は、これからも継承されていってほしいものです。

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充実した内容で、大江戸にしては類例がないほどじっくり時間をかけて鑑賞しました。適当に流した所もあるのに、2時間以上かかりました。 関係ないけど、ここんちのトイレはさすがでして、ご覧のようにアートしてました。まあ、ステキ。

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日本男子のホンジュラス戦:村松にハラハラ

ロンドン五輪サッカー男子の日本vs.ホンジュラス戦は、前日の女子の焼き直しとも言える展開。先発を5人入れ替えて、レギュラー組の疲労回復とサブ組の出場機会確保に努めながら、引き分け以上の1位抜けを狙った試合でした。

最初はまあ3連勝も狙いながらって感じだったとは思いますが、「絶対勝たねば!」で無かったことも確かですから。ロスタイムにディフェンスラインで横パスを回し続けるシーンは、まさに女子の南ア戦にそっくりでした。 これで対戦相手がエジプトになったのですから、まさにこの試合の目標達成です。

小生は終始、右SB村松大輔の動きを追ってハラハラしていました。一昨年までベルマーレでプレイしていた選手なので、なんか身内が出てるみたいでしてね。湘南ではCB、清水ではボランチ起用が基本の選手ですが、まあ右SBも出来るので。とはいえ、基本的に「守備の人」なので、両酒井に較べると攻撃面での物足りなさが明らかなんですよねー(フィジカルも見劣りするし)。おまけに、壮行試合ロスタイムにボールをかっさらわれた悪夢のシーン再現こそなかったものの、どうにも横パス、バックパスばかりで、ボールを前へ運べないのです。ありていに言えば、他の代表メンバーとの実力差があるように見えてしまいました。残念ながら。 ただ後半は慣れてきたのか、まあまあのプレイも多く、タッチライン際の突破や、ペナルティエリアへの侵入も見せたりしました。ともかく、致命的なミスがなくて良かったです。

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2012年8月 1日 (水)

「BRAVE HEARTS 海猿」:スケール大きな王道娯楽作

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『BRAVE HEARTS 海猿』はシリーズ第4作目。青春ドラマの側面が大きかった第1作を非常に評価していた小生ですが、大作化してむしろ下降線をたどっていたように見えていました。しかしここでまた機首を上にしての急上昇。エンタテインメントの王道を行くスケールの大きな作品に仕上がりました。

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まあ物語に関しては、災害の種類を替えながらも基本的にはワンパターン。だけど、「通俗の力」で押していく本シリーズにとっては、それで全然オッケーなのです。 今回はジャンボジェットの事故~海上不時着ってことで、いつもの『海猿』モードにプラスして、'70年代の「エアポート」シリーズのような航空パニック映画のテイストが漂っています。ちゃんと消化できていて、悪くありません。

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佐藤隆太とその恋人・仲里依紗の比重をそこそこ大きくしたり、飛行機の機長と仙崎(伊藤英明)の掛け合いにドラマ性を込めたり、仙崎と伊原剛志の男騒ぎなドラマを用意したり、相変わらず福田靖の脚本はハリウッド的エンタテインメントのど真ん中を狙って、堂々たるものです(まあ、佐藤を遠避けた仲の理由が薄弱で、これにはちょっとズッコケますが・・・)。

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ハリウッド的な堂々と大きな「絵」が撮れているのも、このシリーズの特色。構図やキャメラワークが日本映画離れしていて、今これができるのが本作の羽住英一郎監督と、『踊る大捜査線』の本広克行監督です。 CGもこれまで以上にリアルに見事で、コンテナ船の沈没場面やジャンボ機関連のスペクタクルは、ハリウッドクラスの出来栄え&正しいCGの使い方になっていました。

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(以下ネタバレあり) それにしても、この展開で誰も死ななかったハッピーさは、良し悪しですね。これで、機長を救出する際に挟まれた脚を切断するような決断を迫られたり、佐藤隆太が還って来なかったりしたら、映画としての「名作度」はアップしたのでしょうけどね。きっと、そうしないところが『海猿』なんですねー、良くも悪くも。 でも終盤は泣かせの波状攻撃で、かなり涙が出ちゃいました。てへぺろ。

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なでしこ、予定通り目的達成

ロンドン五輪女子サッカーの日本vs.南アフリカは、もうグループリーグ突破を決めた日本の第3戦ということで、勝利とは違う所に目的のある試合でした。その結果は0-0で、日本が2位通過という願ったりかなったりの結果となりました。

<目的その1:選手の休養> 過密日程の中、6試合をこなす予定の選手たち。しかも精一杯走ることによってしか機能しないなでしこ流サッカー。主力をここで休ませるために、先発メンバーを7人入れ替えてきました。プランとしては、先に点を取って宮間をもっと早く交代させられれば良かったのですが、なかなかね。近賀がフル出場だったのはちょっとかわいそう(昨年のW杯でも全試合フル出場でしたけど)。

<目的その2:控え組に出場機会を与える> 晴れの舞台に来ながらピッチに立てずにいる選手たちのガス抜き、及び慣らし運転。 そんなわけで、まあなかなかコンビネーションは難しかったですね。岩渕は守備を含めて良かったですけど、他の選手はやはりレギュラー組とは差がありますねえ。

<目的その3:準々決勝のために> なぜか1位通過の方が会場移動があったり、相手がアメリカorフランスor北朝鮮になったりと条件がよろしくないので、2位通過も視野に入れながらの戦い方でした。 見た感じでは、最初から引き分け狙いではなかったように思えます。後半になってもなかなか点が入らないうちに、スウェーデンvs.カナダ戦の戦況を聞いた佐々木監督が(もともと持っていたいくつかの選択肢のうちから)終盤に指示を出したように見えました。南ア選手の怪我で中断したゲームが再開して以降の日本は、明らかに攻めに出なくなり、後方でパスを回してやり過ごしました。 彼女たちにメダルを望むのなら、この戦い方を非難してはいけません(まあ現地で見てた人は、がっかりでしょうけど)。これがメダルへの「リアル」ってもんです。

ということで、予定通りに目標を達成できた試合だったと思います。次戦は(今日休養できた)サメちゃんの左サイドから、バシバシと攻めてください!

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