「任侠ヘルパー」:やくざファンタジー
映画『任侠ヘルパー』は、元となったテレビドラマを全く見ていなかったのですが、ほぼ単独の作品として鑑賞できる内容。まあ、本来TVドラマの映画版はそうあってしかるべきだと思いますけどね。
草彅剛演じるヤクザの彦一がキチンと「主役」張れてます。もちろん、草彅が『あなたへ』で共演して大いに感銘を受けていた高倉健さんの若い頃とは比べるべくもないのですが・・・。
老人介護問題は、社会性とエンタテインメント性の中で適度なバランスで用いられながらも、悪臭漂いそうな描写がけっこう迫真です。そこらのリアリティや問題意識によって、この作品がちょっといいものになりました。 とは言え、まあファンタジーと言えばファンタジーかも知れませんね。ヤクザの国のアリス・・・。『アウトレイジ』の世界なら、さっさと殺されてるでしょうね、彦一。
随分オトナになった夏帆ちゃんがケバいキャバ嬢で、鼻にかかった甘いバカ声を出してます。色っぽいシーンの数々に、昔からのファンとしては少々いたたまれないものがあったりもします。でも夏帆ちゃん、がんばって大人の女優に脱皮しようとしてるんだよな、と自分を納得させようとしている大江戸です。
(例によってジャニーズがらみの作品だと使用OK画像がほとんどないので、あしからず。)
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