2012邦画トップテン
洋画に引き続きまして、「2012マイ邦画トップテン」by大江戸時夫をどうぞ。
1.DOCUMENTARY of AKB48 show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る(高橋栄樹) 2.ライク・サムワン・イン・ラブ(アッバス・キアロスタミ) 3.おおかみこどもの雨と雪(細田守) 4.わが母の記(原田眞人) 5.夢売るふたり(西川美和) 6.生きてるものはいないのか(石井岳龍) 7.おだやかな日常(内田伸輝) 8.ALWAYS三丁目の夕日'64(山崎貴) 9.先生を流産させる会(内藤瑛亮) 10.桐島、部活やめるってよ(吉田大八) 次点.SPEC スペック 天(堤幸彦)
<その他の記憶すべき作品> ニッポンの、みせものやさん KOTOKO ヒミズ 終の信託 天地明察 ふがいない僕は空を見た BRAVE HEARTS 海猿 踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 映画 立川談志
※オムニバスの1篇なので選外だが、『BUNGO ~ささやかな欲望』内の「幸福の彼方」(谷口正晃)はトップテン上位クラスの秀作
監督賞:アッバス・キアロスタミ(ライク・サムワン・イン・ラブ) 脚本賞:奥寺佐渡子(おおかみこどもの雨と雪) 撮影賞:芹澤明子(わが母の記)、板倉陽子(セイジ 陸の魚) 主演女優賞:樹木希林(わが母の記)、松たか子(夢売るふたり) 主演男優賞:神木隆之介(桐島、部活やめるってよ) 助演女優賞:宮崎あおい(わが母の記)、安藤玉恵(夢売るふたり) 助演男優賞:田中泯(外事警察 その男に騙されるな) 怪演賞:戸田恵梨香(SPEC スペック 天) 新人賞:波瑠(「BUNGO ~ささやかな欲望」の1篇『幸福の彼方』)
2年連続でAKB48のドキュメンタリーが1位になりましたが、特段ファンというわけではなく、ここに現在の日本がものの見事に捉えられているからなのです。たかみなのリーダーシップは、この国の総理大臣にしたいくらいです。野戦病院と化したコンサート会場裏の凄まじさ! それにしても1位がドキュメンタリー、2位が外国人監督の特殊な作品、3位がアニメーションとなると、日本の実写ドラマが心配になってきます。現に、『キネマ旬報ベストテン』1位にふさわしい作品が2年連続で“無い”異常事態が起きています(実際には『一枚のハガキ』('11)、『かぞくのくに』('12)が1位ですが、『キネ旬』1位に置いて座りの良い作品でないと思いますし、かと言って他にも無いのです)。 でも今年は既にOK。少なくとも『東京家族』なら、座りが良いことは確かですもん。
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