「ホビット 思いがけない冒険」:思いがけない良作
映画『ホビット 思いがけない冒険』は、ファンタジー嫌いで『ロード・オブ・ザ・リング』(LOTR)もちっとも面白いと思わない大江戸にしてみれば、「思いがけない良作」でした。ユーモアたっぷりで、アクションもスペクタクルも凄くって、ニュージーランド+CGによる景色も只ならぬ美しさ(随所の滝!とかね)でした。
主人公のビルボ・バギンズが、おっちゃんみたいな顔なのに子供みたいな格好で、なんだかコントっぽく感じましたが、この役者さん(マーティン・フリーマン)も既に41歳ってことで、『LOTR』みたいな少年の話ではないのですね?
ガンダルフをはじめ、『LOTR』とかぶる登場人物も多いのですが、何と言っても「いとしいしと」のゴラムが場をさらいます。ゴラムとビルボのなぞなぞ合戦なんて、珍妙な場面ながらかなり良いです、楽しめます。 『LOTR』に較べると、妙に深刻にならず笑いのシーンが多いのが良いですね。
岩石の巨人の戦いなど、驚くばかりのスペクタクルも満載。縦横奥行きの空間をスピーディーに駆け抜ける凄まじいアクションも圧倒的でした。
通常1秒24フレームのところを倍の48フレームで撮影したってことで、映像のクリアネス、画面の明るさが違います。3Dで観たのですが、普通3Dメガネをかけると画面が暗くなるんですけど、本作の場合は全く気になあらない明るさでした。特に暗い場面で、闇がつぶれずにダークネスの階調で表現されていました。そのせいか2時間50分もあるのに、目はそんなに疲れませんでした。3D映画にとって、有意義な進歩だと思います。
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