「泣くな、はらちゃん」とか「書店員ミチルの身の上話」とか
日テレ土曜夜9時の『泣くな、はらちゃん』。1、2話と見たところで、大江戸的にはこれが今クールのドラマ中ベスト作品でしょうか。清い心で素直に感動できるハートフルな作品。いいなあ。岡田恵和脚本だもんなあ。市井のラブ・ファンタジー、好きだなあ。
久々連ドラ出演の麻生久美子がやっぱりいいなあ(ちょっと老けたかもですが)。この越前さんの内向的なキャラクターが、良いです。 一方の長瀬智也も、「マンガの人」という変なキャラなので、彼の濃くて暑苦しい持ち味がかえって生きてます。 薬師丸さんも徐々にいい感じになってきましたし、怱那汐里も今はやけに攻撃的で嫌なキャラなんですけど、そのうち善玉に転換しそうな雰囲気です。 『川の底からこんにちは』でも「しじみ工場」で白い作業着に作業帽だった稲川実代子さんが、本作でも「かまぼこ工場」で同じような格好をしていますが、またもお似合いです。
今クールでは、仲間さんや相武さんといった好みの方々が、あまりにもコワそうな役をやっているので(『サキ』、『おトメさん』)、ちょっと見る気が起きません。神経的にコワかったり、ドロドロしたりのTVドラマって、大江戸は苦手なんです。いたたまれなくって、毎週見る気になんてなれませんので。 そういう意味から言うと、ちょっと見て出来が良さそうなんだけど『最高の離婚』も、きっと見続けないんだろうなあ。真木よう子と尾野真千子がいい感じで、気になりますが・・・。
あとNHKの火曜よるドラ『書店員ミチルの身の上話』は、面白いです。戸田恵梨香がさらっと普通感覚で演じて、いい感じです。共演者も安藤サクラ、新井浩文、柄本佑、高良健吾、濱田マリ、波瑠など、映画のキャスティングのようなクセ者揃い。 これからもどんどんえらいことになっていきそうでスリリング。 大森南朋のナレーションがそんな予感と謎に満ちていて、楽しみです。
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