「アルマジロ」:本物の戦場、戦争という麻薬
映画『アルマジロ』は、デンマークからアフガニスタンに送られた国際平和部隊の兵士たちに7ヶ月間密着したドキュメンタリー(またもドキュメンタリーです!)。アルマジロというのは、タリバン偵察のための最前線基地がある地名です。
本物の兵隊に、本物の戦場に、本物の銃器に、本物の弾丸に、本物の死体。 退屈な、冗談混じりの日常が、突如として本物の銃撃戦という極限の緊張と狂気に包まれるリアルな怖さ。
ハト派の大江戸としては、多くの人に本作を観てもらって、戦争の恐ろしさを実感してほしい。実際に人を殺すこととTVゲームとの違いを認識してほしいと、切に思います。 なにしろこの連中は国際平和活動の名のもとに送り込まれた部隊なのですよ。憲法9条を切り崩そうという動きなど・・・、ぞっとしますね。
それなのに、任務を終えて戻って来た彼らは、しばらくしてまた戦場に「自ら志願して」戻って行くのです。なぜ?? バカじゃないか?と思ってしまいますが、うーん戦争という麻薬・・・まさに『ハートロッカー』の世界ですね。本当に恐ろしいのは、その部分なのです。
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