湘南、イキのいい敗戦
いよいよJリーグ開幕! ベルマーレの昇格初戦はアウェイの日産スタジアム。今年は神奈川3チームの対戦を「SKYシリーズ」(Shonan/Kawasaki/Yokohama)と呼んで盛り上げるそうで、その一環としてフロンターレのふろん太君が来てました。
もちろん王様も(ピンボケ失礼)。
スタンドはまだまだ寒くて、たまりません。とはいえ、スタジアムにはいれば自動的にビールなのです。そのお供には豚まんと、そして「じゃがバター」(400円)。シンプルこの上ないけれど、アツアツでうまーい! じゃがマーガリンな気がしますが、バター(マーガリン?)の量が異常に多くて半分くらい残しましたが、こりゃいいもんです。
Fマリノスを相手に、チャレンジャーらしい果敢なプレイを見せる湘南イレブン。目いっぱい走って、球際も激しく行って、必ず数的優位を作ってボールを奪取します。ハッキリ言って、マリノスを押してます。去年の開幕戦、対京都サンガを思い出すような嬉しい積極性に満ちていました。
運営費の厳しさもあり、地味な補強しかできなかった湘南ですが、昨シーズンのメンバーがほとんど残っているので、コンビネーションの熟成度は一番のはず。一人ひとりの技術、能力では負けるだけに、対戦チームの新メンバーの連繋、戦術が整わない序盤戦に勝ち星を重ねておきたいところなのです。しかもこの「がむしゃらに走るサッカー」だと、夏場にはガクンとくるもんですから・・・。
押し込んでチャンスも多く作りながら得点に至らずにいたら、前半40分に中村俊輔の「さすが!」なフリーキックで先制を許しました。しかーし、その1分後にキリノのゴールですぐさま同点! 後半に入り61分にはキリノが2点目を決めて逆転! その後に3点目が入ったぞ、スゴイ!とみんな大喜びしたら・・・オフサイドでした。えー、マジかよお! 幻のゴールに救われたFマリノス。
70分以降、さすがに走りのスピードが遅れてきた時間帯を狙われての3失点。まあ横浜が老獪な試合運びを見せたってことなんでしょうけど、あまり負けた気がしないのに2-4という結果。そこらがJ1の厳しさでしょう。今日の出来でJ2なら、絶対勝ってますもん。 でも引き分けが妥当な試合だったと言っておきたいところです。
いずれにしても、3年前にここでマリノスに手も足も出なかった試合と較べると、堂々たる出来でした。「暴れん坊」らしいサッカーでした。キャプテン永木やハン・グギョン、古林将太あたりのボール奪取からの展開、そしてキリノの献身的な動きと決定力、見事でした。このチームのこれからに期待しましょう。
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