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2013年3月 8日 (金)

日本女子、もどかしい敗戦

アルガルベ・カップの第2戦、日本vs.ドイツは1-2で日本の惜敗。うーん、もどかしいです。多くの「たられば」に彩られた試合。あんな大雨が降らなければ・・・、海堀が2点目のロングループシュート(クロスだと思うが)の目測を誤らなければ・・・、残り15分ぐらいで、もっと元気なメンバーを投入していたら・・・、最後はもう雨ピッチを利用した混戦狙いのパワープレイに切り替えていれば・・・などなど。

でも根本の「たられば」は澤と宮間がいたら・・・ってことになっていまうのですが、それは言っても詮無いこと。なでしこの世代交代、次世代育成のためには、避けて通れぬ道です。それよりも、今大会の初戦と2戦目であらためて、近賀と阪口の重要性を思い知りました。大江戸の選ぶ2011ワールドカップの影のMVPは阪口だし、2012オリンピックの影のMVPは近賀ですもん。この二人のサッカー能力の高さは、実になでしこの生命線だったなあと再確認できました。 このチームの一番の課題は「不動」の両サイドバック=近賀、鮫島に代われる選手の育成なんです。言っちゃあ何ですけど、有吉では力の差がありすぎて・・・。

それにしても川澄ちゃんは本当にエライ! 初戦から中1日なのに、よくあれだけ上下動して走り回れるものです。あんな悪条件のピッチなのに。2回あったキーパーと1対1の場面で、どちらも決め損なったのは残念なのですが・・・。

大儀見にしても川澄にしても、2試合とも無得点なのは、決定的なパスを出せる選手=宮間、澤が不在だからでしょうねえ。ここも大きな課題ではあります。

1,2戦とも試合後のインタビューで印象的だったのが、インタビュアーの女性が(すみません、お名前をチェックしてませんでした)クレバーだったこと。ちゃんとサッカーをわかっていて、質問の内容も明確で、選手とのやりとりの流れも上手にコントロールできていました。男子代表の試合なんかでよく、用意した質問を順番に出すだけで選手の答を聞いてないもんだから、既に話したことをまた尋ねたりしてる男性レポーターって結構いますもんね(中田ヒデなんか「僕の話聞いてました?」って、ムッとしてましたもん)。 答える選手たちもクレバーで感じのいい受け答えができていて(大儀見もカドが取れて、丸くなったし)、ここらも男子に見習ってもらいたいところです。

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