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2013年3月17日 (日)

エドワード・スタイケン展

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世田谷美術館にて『エドワード・スタイケン写真展 モダンエイジの光と影1923-1937』を鑑賞。そうです、先日の羽根木公園梅まつりで、招待券をゲットしたので来たのです(2/23参照)。

最近、日本では写真展が久方ぶりの好調で昨年来、鋤田正義、繰上和美、篠山紀信、森山大道、蜷川実花、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ロバート・キャパらの写真展が開かれております。そういった流れの中、このスタイケンも登場。こう来ると、小生の好きなケルテスあたりもどこかでやってくれないかなあ。

最初のファッション写真家とも言えるスタイケンは、『Vogue』誌などで活躍。商業写真の芸術的優秀さを極めました。またガルボ、ディートリッヒ、チャップリン、ジョージ・ガーシュインなど、ハリウッド・スターや音楽界をはじめとする各界のセレブリティの肖像を多数撮った人でもあります。非常にモダナイズされた表現は、ファッション写真の原型を作ったと言えるでしょう。

でも、なんかこの人、堅実すぎて面白みがないんですよね。クセがなく、揺るぎなく、ムダがない、そんな写真です。だから、クセやゆらぎや過剰性が好きな大江戸的には、ちょっと乗れない、お友達になれない感じの写真なんですよねー。

むしろスタイケンの功績は、後年MOMAの写真部長になってからではないでしょうか。あの写真展の歴史に残る『The Family of Man』を送りだしたこと。展覧会場を出た所に、モニターがあり、『ファミリー・オブ・マン』展を日本橋髙島屋で開催した時の会場写真のスライドショーがかかっていました。今観ても斬新な展示方法だったりもしますし、わんさかいるお客さんの数にも驚きます。

それに比べて、本展の入りは残念ながらかなり寂しい感じなのでありました。

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