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2013年5月14日 (火)

やっぱり誤審の興梠ゴール

先週土曜に「Jリーグ20周年記念試合」として行われ、NHK-BS1でも生放送された「浦和レッズvs.鹿島アントラーズ」@埼玉スタジアム における後半33分の興梠(浦和)の得点が「オフサイドで得点は認められるべきでなかった」と、日本サッカー協会が誤審を認めました。今日、同協会の上川徹審判委員長が会見で明らかにしたそうですが、たぶんJ史上初めてのことでは? それでも当然判定や結果は覆らずで、これはまあ「審判もミスをする。そういうものをひっくるめてサッカー。」というこのスポーツの性質上仕方のないところ。でも抗議によるイエローが取り消されなかった小笠原とダヴィ(鹿島)が気の毒です。(ちなみに小生はベルマーレ・ファンなので、どちらのチームにも肩入れしておりません)

まったく異例の発表に至った理由としては、「注目を浴びたカードで、疑問を持っている方が多かった」とのことですが、よくぞ勇気を持って発表してくれたと思います。TVで見ていても、リプレイを何度見ても、明らかにオフサイドでした(TVだときわどい場面では実際と違って見える映像もあったりするのですが、あれの場合はあまりにも明らかでした)。1-1の局面でまさに「試合の行方を決する」得点となってしまっただけにその意味は大きく、これをほったらかしにしては、審判の問題を通り越して、Jリーグの信用性が崩れる問題ともなりかねませんでした。

「神の手ゴール」の例を出すまでもなく、サッカーの歴史が誤審の歴史と共にあるのも事実ですが、そうは言っても「正義」のためにも、これからのより正確な判定のためにも、こういうケースをしっかり反省して、改善すべきを改善していく努力は必要だと思います。特に今回のケースでは、主審は「興梠はオンサイド・ポジション」だと誤審し、副審は「興梠はオフサイド・ポジションだったが、(見る位置の問題で)興梠に触れずにゴールインした」と判断したために起こったミスなので、両者がその場で確認していれば正しいジャッジができた可能性が高いのです。せっかくの記念試合に禍根を残してしまいましたねえ。

ま、そうは言っても、「誤審だろうが何だろうが、我らがチームに有利な判定だったら全然オッケー(多少の後ろめたさはあっても)! 不利な判定だったら大ブーイング!」ってのが、サポーター心理なんですけどね。

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ssasachan / スーパーサウスポーあさちゃん。ベルほー\(^o^)/ RT @bellmare_staff: 勝利!!!1-0!!ありがとうございました!! #bellmare atnbsp;05/15 20:56 5月15日(水) 19:00~ 2013ヤマザキナビスコカップ予選リーグA組:清水-湘南(IAIスタジアム日…... [続きを読む]

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