「アイアンマン3」:ちょい悩む鉄男
映画『アイアンマン3』を3D版で鑑賞。まあ、3Dの意味はほとんどありませんでしたね。 塚本晋也の「鉄男」シリーズも、『鉄男』『鉄男Ⅱ BODY HAMMER』『鉄男 THE BULLET MAN』と3作作られたので、そのタイトルを英語にした「アイアンマン」も3作まで・・・ってことでしょうか? どうでもいいけど、「アイアンマン」を「アイロン男」と訳したい衝動に駆られます(または「鉄ちゃん」)。
昨年の『アベンジャーズ』ですっかり男を上げたトニー・スタークですが、代わりにPTSDを背負ってしまい、パワードスーツを何体も何体も(ナンバー42までは少なくともあった)作ります。「5番アイアンマン」とか「7番アイアンマン」とか言うのでしょうか?キャディーさんは必要なのでしょうか?
このシリーズのアメリカ万歳、金持ちブラボー的能天気さって結構好きで、1・2作目を評価している大江戸ですが、今作はちょっと評価ダウンしましたね。無用な葛藤とかドラマとか入れたおかげで、VFXは派手なのにちょっと失速した印象です。やっぱりトニー・スタークは傲岸なまでに自信たっぷりでないと。
グウィネス・パルトロウのポッツが大活躍(特に終盤)の巻であります。そして悪役のベン・キングズレーが「悪のオーラたっぷりのカリスマ老師」と「下卑た小悪党の替え玉」を、別人かと思うほどの振り幅で演じます。やっぱりお見事です。
(以下ネタバレあり) とりあえずパワードスーツ軍団は全部ポポポポーン!と花火になってしまいましたし、医学は進歩したしで、「これにて一巻の終わり」というエンディングを迎えたわけですが、まあそれでも死んじゃったわけじゃないし、「4」「5」を作ろうとして作れないわけではないんですよね。どっちみち今後の『アベンジャーズ』続編には出てくるんでしょうし。 それにしてもこれがロバ-ト・ダウニーJr.最大の当たり役になろうとは、1作目の公開時には想像できませんでしたねえ。
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