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2013年5月29日 (水)

「パパの木」:シンプルな佳品

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フランス人女性監督ジュリー・ベルトゥチェリがオーストラリアで撮った映画『パパの木』を、試写会で観ました。作風としては、サンダンス映画祭が似合うテイスト(でもそっちじゃなくて、カンヌのクロージング作品だったそうですが)。地味な小品ですが、予想以上に面白かったです。

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冒頭から主人公の女の子とそのおともだちがキャーキャー言って遊んでいる、その感じが素晴らしいです。いいなあ、小さな女の子のキャーキャー。 でもこの子、実はすんごい強情っぱりで、「このまま大きくなったらどうなっちゃうんだろう?」と心配になってしまったぐらいなんですけどね。

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クリスマス・シーズンを真夏のビーチサイドで迎えるような場面もありますけど、たぶん初めてお目にかかった気がします、南半球のクリスマス。映画っていろんなことを私たちに教えてくれますね。

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(ややネタバレあり)  クライマックスの大嵐(という試練)を経て、家族の絆が甦る・・・ってのは、ちょっと凡庸かもとも思いましたが、ま、そういうシンプルな佳品があってもいいですよね。あの男の人がちょっとかわいそうでしたけど。

それにしてもトイレからカエルが出たり、太い木の枝が落ちてきて家をつぶしたり、大嵐がきたり・・・、小生はオーストラリアには住めそうもありませんです。

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