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2013年5月13日 (月)

佐野元春の「Zooey(ゾーイ)」

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3月の発売早々に買ったのですが、すっかり紹介が遅れてしまいました。佐野元春のニュー・アルバム『ZOOEY(ゾーイ)』です。

「ゾーイ」(またはズーイー)と聞くと、小生などは真っ先にJ.D.サリンジャーの『フラニーとゾーイ』を連想します。佐野とサリンジャーはそのイノセンスにおいて共通する部分が多いと思いますし、二人とも小生の「神」であります。 また近年でゾーイという女優が二人、ゾーイ・デシャネル(『(500)日のサマー』)と、ゾーイ・カザン(『ルビー・スパークス』)。もっともカザンの方は“Zoe”なんですけど。 附属ブックの扉には「言葉(LOGOS)の内に命(ZOE)があった。」というヨハネ伝からの引用が載っていました。ってことは、ZooeyでもZoeでも同じなのかしらん?

アートワークは妙に重厚でグラマラス。音は久々に“ロックンローラー”佐野元春をアピールするようなバンド・サウンド。微妙にジャズっぽさも感じられます。往年の『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』や『カフェ・ボヘミア』あたりの感覚もありますね。いずれにしても、近作の中ではかなり出来が良いアルバムだと思います。あるいはロックンロールのイキが良くて、嬉しい。 なので気に入った曲はというと、「世界は慈悲を待っている」「ポーラスタア」「ビートニクス」「Zooey」などのロック・ナンバーなのです。アッと驚くような言葉が歌詞に出てくる「スーパー・ナチュラル・ウーマン」もいいですね。

ただ、ちょっと残念なナンバーも何曲か含まれていますけど、まあアルバムってそういうものですよね。セットで付いているDVDでレコーディングやライブの様子を見ても、佐野さんはいつまでたっても佐野さんで、全くブレません。変わりません。 まあ、一生ついて行くしかありませんよね。

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