男子イタリア戦と女子NZ戦
サッカー・コンフェデ杯第2戦の対イタリア戦、ひとことで言って「あっぱれな敗戦」ではありました。負けは負けと言う人もいるでしょうが、負けの質って大きいと思うのです。この前のブラジル戦みたいな負け方と今日の負けを較べて見れば、雲泥の差でしょ。コンフェデは来年の本番に向けての予備テスト的側面が強いので、ここでは結果よりも戦いの質が重要と言ってみたくもなります。ただし、グループリーグ敗退だと3試合しかできないのが、痛いところではありますけどね。そして2-0から逆転負けしちゃいけませんよね。
ポゼッションもパス回しも攻撃も決定機も、ほとんどやりたいことができていました。2-0とリードしたのも当然と言えるような、「日本のサッカー」がキチンとできていました。コンパクト・フィールドで、数的優位を作って、速いパス回しでゴールに迫る・・・ブラジル戦とは全く違うチームのようでした。
だからこそ多くの「たられば」が頭に浮かびます。吉田が普通にクリアーしてたら・・・。あの岡崎=ポスト~香川=ゴール上のどっちかが入ってたら・・・。あそこで吉田がオンサイド・ポジションにいてくれたら・・・。もっと早めに憲剛を投入していたら・・・。詮なき事ではありますが、残念です。やっぱり。
しかし結果的に3点取って勝ち点を1つも奪えなかったというのは、サッカーの場合「想定外」です。イタリア人のメンタリティーからすれば、「雑な試合」という印象になってしまうのではないでしょうか。日本の守備の課題は浮かび上がりましたが、解決の特効薬がないこともよくわかりますからねえ・・・。
でも試合終了後にイタリア選手の多くが、自ら日本のユニフォームとの交換をしに行った場面を見ても、イタリアが日本のサッカーを認めてくれたことは確かだと思います。ザッケローニ監督としても、(残念ではあるけど)悪い気はしていないことでしょう。 せめてメキシコに勝ちましょう!
夜には日本女子代表のニュージーランド戦@ベアスタがTV生中継。澤、宮間を復活させて、怪我から戻った阪口や海堀も加わって、現状のベストメンバーで臨んだのですが、前半終盤に宮間が2枚目のイエローで退場。以後を10人で戦うという想定外の事態。
結果不本意な1-1のドロー。有吉→大儀見のゴールは美しかったけど、追加点が取れなかったし、守り切れなかった。 アルガルベ杯の時と較べて、やはり澤、阪口の力の大きさを再確認しましたが、一方で日本の誇る両サイドバック=近賀、鮫島を怪我で欠いている物足りなさは最後まで(有吉も今までの中では一番良かったですが)。佐々木監督の苦悩(歯がゆさ)はまだまだ続きそうです。
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