「きっと、うまくいく」:普通に面白いけど・・・
インド映画『きっと、うまくいく』が、スピルバーグはじめ内外の方々から絶賛の嵐なので、期待に胸ふくらませて観てみたのですが・・・。うーん、「こんなに面白い映画はない!」とまで絶賛するほどの作品だとは思えませんでしたねえ。いわゆるボリウッド映画らしくない感覚の、普通にまずまず面白い作品でした。
ドラマが中心で、歌や踊りもあるものの少なめの印象。一昔前のハリウッド映画的感覚で、2時間50分のエンタテインメントとして走り抜けます。1時間半ほど経ったところでインターミッション(画面には“interval”の表示)となりますが、日本公開版では休憩とならず、そのまま後編の上映。
それにしても主役のアーミル・カーン(トビー・マグワイア似)が44歳!なのに大学生役ってことを知って、びっくりしました。インド人にビックリ! その他にも玉木宏入ってるやつとか、小雪入っている彼女とかいましたもんねえ。アジアは広くて狭い。
ラストの白い砂、青い空、透明ブルーな水の美しい光景ときたら! 映画の中でここまで美しい風景を見たのも、本当に久しぶりな気がします。
ただ、ウェルメイドのドラマなら別にインド映画観なくてもいいんだよなあ・・・。インド映画にはやっぱり、ラジニカーント主演作のような歌と踊りと荒唐無稽さを期待してしまう大江戸なのでありました。もっと突き抜けて欲しい、と。
| 固定リンク
コメント