東アジア杯、男女とも王手
サッカー東アジア選手権の女子と男子の第2戦目。 女子の北朝鮮戦は後半しか見ておりませんが(前半は北朝鮮のフィジカルや球際の強さやロングボールに、日本が押されていたような話でしたが)、技術的にもチャンスメイクも日本が圧倒していました。ただ、北朝鮮は最終ラインでガチッと堅く守っていたので、それをどうこじあけるかという勝負。ボールはよく回るし、アタッキングサードでのプレイも多いのですが、どうにもこうにもゴールネットを揺らせません。こういう時には個人技だと思うのですけれど、大儀見の強さも大野や岩渕のドリブルも、最後の最後で防がれてしまいました(岩渕のシュートがキーパーの美技ではじき出された場面は惜しかったなあ)。 でも世界ランク3位の日本としては、この試合はきっちり勝っとかないとダメでしょ(北朝鮮も20歳位の若手中心だそうですし)。有吉まで故障して、両SBが物足りないってことが、大きく影響したことは確かですが・・・。
一方の男子は、初戦のていたらくに怒ったのか、ザックが先発11人全員を替えてきました。ジーコの時にもありましたよね、「怒りの総とっかえ」。広島の千葉とかジュビロの山田とかがA代表の先発って、凄いことですよね。高橋秀人がキャプテンだったし。
ところがこのチーム、なかなか良かったんです。連繋も、攻めの形も、けっこういい感じにこなしてました。ワントップの豊田にしっかりボールが収まるところが大きかったと思います。そして斎藤学のドリブルからのシュート! 先週の大宮戦といい、今日のゴールといい、まさにメッシかピクシーかといったところ。乗りに乗ってます。 負けず劣らず良かったのが山田大記。左右両足からのクロスやチャンスメイクは、代表初キャップとは思えない落ち着きぶりで、お見事でした。 2ゴールの大迫も、ちゃんと仕事はしましたね。
でもDFはやっぱり安定からほど遠く、前の試合よりはましかもしれないけれど、みんなヒヤリとさせてくれました。特に千葉和彦がひどかったなあ。ミス、ファウルも多くて。彼がらみで立て続けに2点取られて、たまらず栗原を投入せざるを得なかったあたりに、苦しいチーム事情が見えてます(「おいおい、栗原かよ」って思っちゃったもん。でも、いないんですよねえ)。
楽勝のはずが冷や汗ものの辛勝に変わってしまって、なんだかなあです。 まあ、男子も女子も最終戦にとにかく最終戦に勝って、ペアで優勝の快挙を成し遂げてください!(女子は北朝鮮の結果次第では得失点差もからんできますけど)
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