マリノスvs.マンU戦と闘莉王の解説
香川真司の凱旋試合と言うんでしょうか、雨の平日の夜に6万5千人を超える大観衆を集めた日産スタジアム。横浜Fマリノスvs.マンチェスター・ユナイテッドをTV観戦しました。
開始30秒で先制したマリノス。残念ながら中村俊輔は前半15分ぐらいで(高熱を押しての出場だったため)ピッチをさりましたが、彼がいなくても、故障の中沢がいなくても、日本代表として東アジア選手権に行っている栗原や斎藤学がいなくても、今日のマリノスはいいサッカーをしておりました。技術がしっかりしていましたし、球際の強さだとかセカンドボールの対応だとか、落ち着いたボール扱いだとか、マンU相手に堂々たるものでした。ゲスト解説の闘莉王が言っていたように、3-2の勝利は、決しておかしなものではなく、十分に適正な結果だったと思います。
一方のマンUは、いくらプレシーズンとはいえ、控え組の若手中心の先発陣だったとはいえ、ちょっと「らしくない」敗戦。まあ、役者が欠けたり、連繋ができてなかったりはするでしょうけど、それにしても強さを感じさせてくれませんでした。後半途中から30分ちょっとプレイした香川もまだ調子が悪く、キレがなく、ミスも多く、がっかりな出来でした。
それよりも意外な良さに驚いたのが、田中マルクス闘莉王のゲスト解説。ピッチ内での猛々しさとは対称的な穏やかな語りで、適切かつ鋭い意見や情報をもたらしてくれました。特に選手目線からのプレイ解説の着眼点や明快な分析には「なるほど」と思わされることしきりで、「この人、将来解説者できる!」と感心しました。日本語だって、セルジオ越後以上ですしね。
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