「エヴァンゲリオン展」@松屋銀座
松屋銀座に『エヴァンゲリオン展』(~8/26)を観に行きました。ちょっと異質の取り合わせ。主要キャラクターが目を閉じて浮遊しているかのような淡いグレーのオリジナル・ビジュアルが会場や全館を彩っています。小生は地味デザインの「エヴァンゲリオン・タイ」(はるやまで買った!)を締めて出陣しました。
おととい水曜にスタートしたこの展覧会、午後6時を過ぎていましたがなかなかの入り。連日5千人以上が入っているそうで、こりゃあ土日や会期後半はえらいことになりそうです。
展示品の総数が1,300点以上。うち生原画が300点以上という、驚きの作品数。ただ、全体的に「エンピツの世界」だったことに驚きました。絵コンテや原画や設定資料や動画の集積。色つきのものや立体のものは、補助的に少数あるのみ。 それらを意図的に並べることによって、「アニメーションのできるまで」を素人にもわかりやすく解き明かしていく展覧会という異色のアプローチ。「エヴァ展」なのに、こう料理したっていうのは、うーん、かなり意表を突いていますね。ま、意表を突いてくるのがエヴァらしいといえばらしいわけですが・・・。
貞本義行氏のマンガやTVアニメの資料もありますが、新・映画版の比重が高い構成です。CG全盛の時代になお必要とされる、「創造の根源」たるエンピツ画の世界をクロースアップした企画なのですね。エヴァの内容や謎や哲学に迫るのではなく、「メイキング・オブ・エヴァの一部分」をフィーチャーしたユニークな展覧会と言えるでしょう。画力に、人の創造力、表現力に感動します。「銀座のエヴァ展」とでも呼ぶべきか?
百貨店の仮設会場なのに、アールのついた曲面パネルを多用したりして、会場づくりも頑張っていました。
会場に至る店内の各所には(このお店の恒例ですが)売場内にキャラクターたちが溶け込んでいたりします。婦人服の売り場にアスカの等身大フィギュアだとか、紳士服売場に碇ゲンドウと写真を撮れるコーナーだとか・・・、エレベーター・ドアには綾波レイがいたりして。
また入口近くにはローソン・オリジナルグッズのコーナーがあって、なんと松屋銀座の絵をバックにレイと写真が取れるパネルなんかもあったりしました。いいね。
物販コーナーでは饅頭、手ぬぐいからアクセサリー、ポロシャツまで多様なエヴァ・グッズがずらり。会場限定の商品も多数ありました。ただ、帰りがけに表示を見たら、なんと明日10日からは「グッズコーナーの広さが3倍になります」ってことで、ゲッ! まあ、もう一度来ればいいことです。来ますとも。
で、今日のお買い上げ商品は地味目に。本展オリジナルおよびレイ、アスカ、マリのポストカード。
B4サイズと大きい展覧会図録(3,000円)と入口でくれたチラシ(店内のエヴァ・ガイドになっています)。エヴァ×松屋銀座デザイン版のポイントカード(その場で入会しました=カードデザイン費として210円)。そしてオリジナル・チャリティー・ピンバッジ(300円)。
ポイントカードとピンバッジ、かっこいいっす。どちらも数量限定だそうです。そしてピンバッジはこの第1弾に続いて、14日からの会期後半には第2弾のデザインが出てくるのだとか! やっぱりもう一度来なくっちゃ、ですね。
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