« 今日の点取占い215 | トップページ | 「深海」展と「福田美蘭展」とアメ女 »

2013年9月15日 (日)

「マン・オブ・スティール」:速っ!強っ! そしてダイアン

343546_001

映画『マン・オブ・スティール』には赤パンツではないスーパーマンが出てきます。ボディースーツも青ではなく紺に近いダークな色。素材の質感も当世風。それにしても2006年にブライアン・シンガー監督の『スーパーマン・リターンズ』なんて作品があったことをすっかり忘れてました。7年前なのに正直何も思い出せません(笑/汗)。ま、そんな作品だから続編が作られなかったのでしょうけど。

343546_004

地球での子供時代のクラークの父がケヴィン・コスナー。で、母親が、あれ?誰だったかな、この顔は?とちょっと考えて、おおダイアン・レインではないか!と思い当った時のちょっとした驚き。すっかり「おばあちゃん初期」に入っていて、しわもしみも白髪も隠さないナチュラルな感じが素敵でした。それにしても、あのダイアン・レインがですよ。『リトル・ロマンス』の少女がですよ。うーむ、人間は年を取るのですね。でも、、いい年の取り方だと思いました。なんか彼女の顔見てたら、妙に感動して泣きそうになりました。

それと、このスーパーマンの物語って「桃太郎」や「竹取物語」に似てたりもするのだなあと気がつきました。343546_007

肝腎のスーパーマンは・・・メッチャ速い! メッチャ強い! スティールどころではなく、ダイヤモンドの男か?! 飛ぶシーンなんか速すぎて、もうほとんど動体視力への挑戦。目も脳も疲れちゃうほどです。

343546_008

悪役ゾッド将軍がアクが強くて、なかなか結構。これぐらい憎々しいと、正義の味方が「生きる」ってもんです。リチャード・ドナー版ではテレンス・スタンプですよね。あれは存在感なかったからなあ。

中盤の田舎町での戦いも凄いスピード感とパワーで圧倒しましたが、クライマックスは都会のビル群を破壊しまくるド派手なバトルが延々続きます。スゴ過ぎる映像です。10年前、いや5年前にこの映像を観たら、誰もが「凄い! 画期的!」と思ったでしょうが、近頃は超迫力VFXのインフレーションで、凄さの感受性がマヒしちゃってますから、これでも「ああ、こんな感じね」と埋もれちゃいがち。でもでも、やっぱりけた違いに凄いんです! ここまでやるか?!的な徹底ぶりにはあきれるほど感心するしかありません。

343546_009_4

(以下ネタバレあり) ゾッドとの最後の決戦では、プロデューサーのクリストファー・ノーランらしいテイストで、ヒーローの苦悩が出てましたねえ。あの叫びの重さ。でも、あの力で首ねじったら・・・取れますわな。まあ、そうしたらハリウッド映画になりませんが。

ラストのデイリー・プラネット社の件り、ああいう描き方、まとめ方って、王道だけどやっぱり好きです。重苦しく終わらせないためにも良かったのではと思います。クラーク・ケントめがねも、よく似合ってましたしね。

p.s. スーパーマンの目から出るビームを見て、ALSOKの吉田沙保里を連想しました。 あるいは、きゃりーぱみゅぱみゅ『インベーダー インベーダー』の歌詞、♪目からビームぅ~♪

|

« 今日の点取占い215 | トップページ | 「深海」展と「福田美蘭展」とアメ女 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「マン・オブ・スティール」:速っ!強っ! そしてダイアン:

» マン・オブ・スティール〜キリスト再臨 [佐藤秀の徒然幻視録]
宇宙最強美女戦士アンチュ・トラウェが最高! 公式サイト。Man of Steel。クリストファー・ノーラン原案・製作、ザック・スナイダー監督。ヘンリー・カヴィル、エイミー・アダムス、マ ... [続きを読む]

受信: 2013年9月15日 (日) 23時49分

» 映画「マン・オブ・スティール」感想 [帰ってきた二次元に愛をこめて☆]
平凡な田舎の青年の顔が、次第にスーパーマンの顔になっていく!! いきなり髭面の上半身裸で炎の中から飛び出して来た時は「ウルヴァリンかよっ!」と突っ込みたくなり、太陽の光を力としているという...... [続きを読む]

受信: 2013年9月16日 (月) 03時08分

» 『マン・オブ・スティール』 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイト 「マン・オブ・スティール」 □監督 ザック・スナイダー □脚本 デビッド・S・ゴイヤー□キャスト ヘンリー・カビル、エイミー・アダムス、マイケル・シャノン、ケビン・コスナー、ダイアン・レイン■鑑賞日 8月31日(土)■劇場 チネ...... [続きを読む]

受信: 2013年9月16日 (月) 07時53分

» マン・オブ・スティール(3D吹替版) [★yukarinの映画鑑賞ぷらす日記★]
【MAN OF STEEL】 2013/08/30公開 アメリカ 143分 監督:ザック・スナイダー 出演:ヘンリー・カヴィル、エイミー・アダムス、マイケル・シャノン、ケヴィン・コスナー、ダイアン・レイン、ローレンス・フィッシュバーン、アンチュ・トラウェ、アイェレット・ゾラー、クリ...... [続きを読む]

受信: 2013年9月16日 (月) 16時10分

» マン・オブ・スティール : こんなスーパーマンを観たかったんですよ ヽ(◎´∀`)ノゎ──ィ!! [こんな映画観たよ!-あらすじと感想-]
 雨、雨、雨ですよ。愛犬のLOVEは雨が嫌いなのでお外でウ○チしませんが、何とか我慢してくれるでしょう。では、本日紹介する作品は、この雨を降らす秋雨前線や台風をも簡単に吹き [続きを読む]

受信: 2013年9月16日 (月) 16時48分

» マン・オブ・スティール・・・・・評価額1650円 [ノラネコの呑んで観るシネマ]
ヒーローは皆、十字架を背負う。 なるほど、タイトルが「スーパーマン」でない事も納得である。 「ダークナイト」のクリストファー・ノーラン製作、「ウォッチメン」のザック・スナイダー監督という、アメ...... [続きを読む]

受信: 2013年9月16日 (月) 18時12分

» マン・オブ・スティール [象のロケット]
惑星クリプトンで生まれた男児カル=エルは、地球でケント夫妻の息子クラークとして育てられる。 成長した青年クラークは、謎の物体がカナダの氷棚に埋まっているというニュースを聞きつけ現地へ向かうが、そこで出会った女性記者ロイス・レインに、宇宙人であることを知られてしまう。 その頃、クラークの実父ジョー=エルを殺害後、宇宙を漂っていたゾット将軍が、クラークの居場所を突き止めていた…。 SFアクション・ファンタジー新シリーズ。... [続きを読む]

受信: 2013年9月17日 (火) 04時42分

» [映画『マン・オブ・スティール』を観た] [『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭]
☆面白かったし、王道の傑作でしょう。         プロデューサーの関係で『ダークナイト』的なノワール感があるように語られていたが、そんなことはなかった。  先ず、リブート物なので、その生い立ちから語られなくてはならず、それが「かったるい」のが予想さ...... [続きを読む]

受信: 2013年9月17日 (火) 07時58分

» 映画:「マン・オブ・スティール」♪。 [☆みぃみの日々徒然日記☆]
平成25年9月10日(火)。 映画:「マン・オブ・スティール」。 監  督:ザック・スナイダー 脚  本:デイヴィッド・S・ゴイヤー 原  案:デイヴィッド・S・ゴイヤー 、 クリストファー・ノーラン キャスト: クラーク・ケント:ヘンリー・カヴィル …... [続きを読む]

受信: 2013年9月19日 (木) 14時12分

» 超人として生きる道 [笑う社会人の生活]
2日のことですが、映画「マン・オブ・スティール」を鑑賞しました。 IMAX3Dにて あのスーパーマン誕生の物語といえ 「バットマン ビギンズ」のスーパーマン版といえば わかりやすいか まさに 新たなスーパーマン物語といえて リアルにスーパーマンが現実にいたら、とい...... [続きを読む]

受信: 2013年9月22日 (日) 02時53分

» マン・オブ・スティール(3D日本語吹替版) 監督/ザック・スナイダー [西京極 紫の館]
【出演】  ヘンリー・カヴィル  エイミー・アダムス  マイケル・シャノン  ケヴィン・コスナー  ラッセル・クロウ  ダイアン・レイン  ローレンス・フィッシュバーン 【ストーリー】 ジョー・エルは、滅びる寸前の惑星クリプトンから生まれたばかりの息子を宇宙船...... [続きを読む]

受信: 2013年9月23日 (月) 19時37分

» 映画「マン・オブ・スティール」闘いのシーンがスーパー眩しくてよく分からない [soramove]
映画「マン・オブ・スティール」★★★★ヘンリー・カビル、エイミー・アダムス ケビン・コスナー、ダイアン・レイン ラッセル・クロウ、ローレンス・フィッシュバーン出演 ザック・スナイダー監督、 143分、2013年8月30日より全国公開 2013,アメリカ、カナダ,ワーナー・ブラザース (原題/原作:MAN OF STEEL ) 人気ブログランキングへ">>→  ★映画のブログ★どんなブログが... [続きを読む]

受信: 2013年9月29日 (日) 09時41分

« 今日の点取占い215 | トップページ | 「深海」展と「福田美蘭展」とアメ女 »