ビッグクラブを倒せ!
昨日のナビスコカップ決勝は柏レイソルが浦和レッズを1-0で下して優勝杯を掲げたわけですが、実に面白い試合でした。リーグ戦2位と好調なレッズは6日前の対戦でもレイソルに勝っていて、万全。しかもレイソルは主力4人を怪我と出場停止で欠く状況。この差がポイントでした。
勝負師ネルシーニョ監督(柏)は、この状況で現実的に勝つための戦い方を選択しました。レッズからは攻められる。だから堅く守って、カウンターに賭ける。そのゲームプラン通りに、前半ロスタイムにレイソルが工藤のヘッドで先制! そして後半は、この1点を守り抜く戦い方を徹底し、そして勝ったのです。5バック、時によっては10人(クレオ以外)でガチガチに固めて、レッズの侵入を許さない守備。そこをこじ開けようとするレッズが有効な手を打てないまま、時間が経過していくスリリングな展開。「守り」という、ともすれば消去的に思われる戦い方が、これほどまでに積極的で面白いものとなり得ることを示して、見事でした。小生は特に柏のファンではないのですが、「弱者の戦法」を貫いて、よくやったと思います。ネルシーニョも「監督やーめた」宣言から戻って来た甲斐があるってものでしょう。
レッズ後半ロスタイムの興梠がネットを揺らしたオフサイドは、明白なもの。今年の彼は5月のアントラーズ戦でも、誤審オフサイド問題(下のURL参照↓)があったので、実のところホッとした判定だったのかも知れません。「オフサイドだったと思う」との発言もしており、顔に似合わず爽やかなヤツなのかも知れませんね。
http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-1982.html
で、今日は楽天ゴールデンイーグルスがジャイアンツを下しての日本一ってことで、基本的にサッカー以外はどうでもいい大江戸ですが、「判官びいき」的には実にめでたい! 昨日はレッズ、今日はジャイアンツという金力のあるビッグ・クラブに、それよりはだいぶ条件の悪いチームがなんとか勝つって図は、気分がいいものです。
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