日本代表、ベルギーに勝利で年内締め
日本代表、年内最後の親善試合=アウェイのベルギー戦は、いやーオランダ戦に続いて良い所をきっちり出して、しかも逆転で3-2の勝利!来年=ワールドカップイヤーに向けて、最高の「締め」となりました。自信につながります。
そもそもベルギーがFIFAランキング5位ってのもなんだかなあ・・・と思いますけど(日本の44位ってのも、あんまりだと・・・)、デカさと個人技のチームに、概ね効果的な戦い方ができました。ただ失点シーンはやはり目を覆いたくなる惨状で、1点目はいくつかのミスが重なった上に、酒井高徳があまりにもゆるゆるの「感じていない」守備だったことが要因。2点目のCKから高いヘッドで合わされた場面も、その数分前に同じような場面を川島が防いだパターンと同じなのに改善されずにフリーで撃たれてしまったもの。普通はこれで2点取られたら勝てないパターン。
でも最近の日本代表は2点取られても、「攻撃サッカー」で3点取って勝ってしまうのですねー。調子いい時のベルマーレみたいです。
この2連戦で先発をいじったりして、ようやくいろんなメンバーを試してくれたザッケローニ。山口蛍や酒井宏樹に「使える」目途がついたのは大きいのではないでしょうか。逆に酒井高徳はフル代表レベルに達していないことが(これまでの代表戦と合わせて)わかってしまいました。大迫、柿谷の得点も明るい材料。特に柿谷の代表初得点がようやく生まれた、しかも年内にっていうのは大きいことだと思います(ま、足じゃなくて頭だったとしてもね)。柿谷はむしろ3点目のアシスト=岡崎へのふんわりループパスが、最高でした。ペナルティエリアで落ち着いてあんなパスを出せるのって、日本には遠藤と柿谷しかいないんじゃないでしょうか。
この2戦、チームとしてやるべきこと、どうすれば日本チームが機能するかということを、メンバー全員が共有できていました。良い方向に進んできていることは確かです。あとは来年6月までにいかに調子を上げられるか、コンビネーションを熟成させられるか、ミスを減らせるか、そしてケガしないか、ということですね。
| 固定リンク
コメント