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2013年11月18日 (月)

「キャリー」:クロエはあくまでもかわいいけど

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映画『キャリー』は、ブライアン・デ・パルマの出世作をクロエ・グレース・モレッツ主演でリメイクしたもの。'76年作品だったので、もう37年も(!)たっているのですね。 ちなみに小生はクロエのファンであります。

しかしながら、前作の主演女優シシー・スペイセク(なんと26歳で、日本でいう高校3年生役を演じていた!今回のクロエは16歳)の、あの不気味な、見るからに変わり者でいじめられっ子の陰惨な芝居には、誰だってかなうわけがありません。344055_003だからタイプの全く違うキャリー像を目指したのは、正解かも知れませんね。
おまけにクロエは、いくら猫背でうつむき加減に暗い表情をしていたって何だって、十二分にかわいいのです。体からして、あの鳥ガラみたいだったスペイセクに対して、キュートにぽよぽよしてますし。お手製ドレス姿で巻き髪にした彼女は、もうフツーにプロム・クイーンになれちゃいそうですもん。

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だからやっぱり説得力に欠けるんですよねー。キャリーの状況の悲惨さやキャリーへの悪意や心が壊れるほどの絶望と怒りが、どうにもきっちり伝わってきません。現代のVFXを使っている割には、クライマックスもいまいちパワー不足で・・・。もっとアウトレイジャスな荒れ狂う「力」の暴走を見せてくれないと。 血の色も、頭上からかぶるところは妙にイチゴシロップ的に半透明すぎるし、顔や体についた血は最初から茶色すぎるし、映画的効果からは疑問です。

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(以下ネタバレあり)  ラストも、あのデ・パルマ版の衝撃!がまったくないのです。寂しいなあ。もちろん、普通に考えれば、アレは2度と使えない手なのかも知れませんが、そこはもう割り切ってやってくれちゃった方が・・・ステキで楽しめたと思います。うーん、がっかりだ。

こうなりゃ日本でポップにリメイクだ! 主演はもちろん、「キャリー」ぱみゅぱみゅだ!

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