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2013年12月31日 (火)

「キューティー&ボクサー」:二人展も必見

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映画『キューティー&ボクサー』は、NY在住の破天荒アーティスト、ギュウちゃんこと篠原有司男とその妻乃り子の創作と生活を追ったドキュメンタリー。先日もNHKの番組でボクシング・ペインティングの実演をやっておりましたが、81歳にして変わらぬファイティング・スピリットの持ち主であるギュウちゃんと、21-2歳年下の乃り子さんという素材が最高で、二人の様子を見てるだけで面白いのです。

ギュウちゃんがあるインタビュ346962_001ーで、「俺の映画だと思ってたのに、出来あがって見たら夫婦愛の映画になっていた」とこぼしていましたが、少し不満なんでしょうね。確かに完成作品は、篠原を中心に描いているようでいて、むしろキューティー=乃り子さんを讃える映画になっていると思います。アーティスト篠原有司男の人と作品を描くドキュメンタリーには、あえてしていないのです。そしてギュウちゃん自身はあまり認めていない乃り子さんのアーティストとしての才能にかなり比重を置いた作りになっているのも、彼の目には面白くないところかも知れません。

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乃り子さんが描く「キューティー&ブリー」を使って(時にアニメーション化したりして)、二人の馴れ初めからの40年の暮らしっぷりを紹介する手法により、ギュウちゃんのワイルド&ドランカードな芸術家的生活と、それによって苦難と怒りに満たされた夫人の半生が観客にインプットされます。それに対して現在のギュウちゃんは、結構やりたい放題に見えながらも、「しょうがない人」として打たれっ放し。そう、ラストに出てくる屋外での二人のボクシング場面(素晴らしい!)の如くに、打たれっ放しなのです。キューティーにしてみれば、積年の恨みを晴らしているのでしょうし、ギュウちゃんにしてみれば「男はつらいよ」ってところなのでしょうか。

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ま、それでも二人の間には戦友的な愛がそこはかとなく漂っていて、悪くないのです。特殊なアーティスト夫婦の物語に見えて、どこにでもよくいる夫婦の普遍的な物語に着地しているのです。

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で、上映館の渋谷シネマライズすぐそばのパルコ・ミュージアムでは『篠原有司男・乃り子二人展 愛の雄叫び東京篇』を開催中(~1/13)。映画の半券提示で入場料半額というのもあり、こちらも鑑賞しました。映画にも登場したボクシング・ペインティング作品や段ボールのオートバイ、「キューティー&ブリー」の絵巻絵画など、荒々しくも個性のかたまりである彼らの作品自体を体験できるチャンスです。

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ボクシング・ペインティング制作の映像などもありましたが、なんと12月14日にはパルコのスペイン坂広場でライブのペインティングをやっていたのですってね。見たかったなあ。

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2013年12月30日 (月)

「マリヤズ・ソングブック」、いいですね

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竹内まりやの『Mariya's Songbook』。'80年代アイドルから現在まで(つまりアン・ルイスから芦田愛菜まで)竹内まりやが多くの歌手に提供してきた楽曲を30曲詰め込んだ2枚組です(+ボーナス・トラック4曲)。優秀な職人ソングライターとしての竹内まりやが浮かび上がってきます。ブックレットの中の歌詞の脇に全曲まりやさんによる想い出エピソードが付記されているのも楽しかったです。 歌っているのはまりやさんではなくて、あくまでもそれぞれの歌手ですよ(ネットを見ると、「まりやさんのセルフカバー集だと思って買っちゃった」って人がやけに多かったもんで)。

もともと小生がCD(やレコード)を持っていた作品も多く含まれていて、やはりそういう作品はいいよなあと思ってしまいます。 ボーナス・トラックの4曲は、まりやさんご本人が歌っていて、中でも最高なのは『MajiでKoiする5秒前』。広末バージョンもいいのですが、さらに素晴らしいのです。あの外国人男性の声も含めて、これほどまでに「エンディングがカッコイイ曲」というの他に知りません。見事なポップ・チューンです。

最多3曲が入っている岡田有希子に関しては、彼女のデビュー・シングルから第3弾までなのですが、大江戸の一推しは第3弾の『Dreaming Girl ~恋、はじめまして』。もう、最高のアイドル・ポップスです。間奏のソプラノサックス(ですよね?)なんて、もうたまりません!掌を上に上げて右へ2歩、左へ2歩というユッコちゃんの振り付けまで思い出しました。

牧瀬里穂の『Miracle Love』もいいですねー。 ♪目と目が合ったらミーラクール・・・ 里穂ちゃんの一所懸命な歌唱が胸を打ちます。 他にも薬師丸ひろ子『元気を出して』、河合奈保子『けんかをやめて』、アン・ルイス『リンダ』、中山美穂『色・ホワイトブレンド』、松たか子『みんなひとり』あたりが名曲です。と思ったら、全曲まりやさん自身がカバーしていますよね。なるほど。

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2013年12月29日 (日)

「鑑定士と顔のない依頼人」:語り口の妙と映画のコク

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映画『鑑定士と顔のない依頼人』は、よく出来たお話、よく出来た知的娯楽映画です。映画好きの大人が詰めかけてヒットしているというのも、むべなるかなです。

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ミステリーではありますが、深い謎解きやどんでん返しではないのです。ちょっとばかり推理小説やミステリー映画に慣れた観客なら、犯人は・・・って気がついて、で次はこうなるよねって方に進んでいきます。あまりにひねりがなくて、えっ、それでいいの?って思っちゃうほどです。それでも滅法面白いのは、ジュゼッペ・トルナトーレ監督の語り口の妙であり、映画としての「コク」みたいなものなんですよね。

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映画の「コク」とは画面の密度であり、そこから匂い立つペダンティックな美の様相だったり、フェティッシュな官能だったり、役者の妙演だったりするわけですが、本作にはそれらが全てあり、観る者の目と脳をもてなしてくれるのです。

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(以降ややネタバレあり) それにしてもあの名画(女性肖像画)で埋め尽くされた隠し部屋の凄さ! そのビジュアル的アタックの強さと眼福感。そしてその稠密な壁面が、白一色になった状態のもたらすインパクト! そしてある絵の裏の署名がもたらす静かなインパクト! さらには・・・。 うまいなあ。トルナトーレは、映画の語り方の名人だなあ。

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ジェフリー・ラッシュがいつも以上に圧倒的な名演。まあ八面六臂と申しましょうか、いろんな顔、いろんな感情をくさくなる一歩手前で見事に演じきって、圧巻です。

画面を埋め尽くす名画に加えて、内装・調度や食器、ファッションなどがことごとく一流の名品ならではの密度と輝きで、映像のクォリティを高めます。エンニオ・モリコーネの音楽も含め、いやー、映画って本当に総合芸術ですね。

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2013年12月28日 (土)

「ゼロ・グラビティ」:宇宙映画&3D映画の金字塔

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映画『ゼロ・グラビティ』は、聞きしに勝る驚異的傑作! 「宇宙映画の最高峰」などという言葉も、決して大げさではありません。そして誰もが言っているように、3Dで、映画館の大スクリーンで、体験すべき作品です。そして誰にでも推薦できるシンプルで圧倒的な面白さ。大江戸の2013年ベストワンはこの作品になるのでしょうね。

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とにかくリアルな(ように見える)宇宙の映像が圧巻なのです。そのリアルさが質感、スピード感、無重力感、距離感、孤独感、恐怖感、立体感・・・を伴って、観る者をヒロイン(サンドラ・ブロック)と一体化させるのです。実際、観終わった時にはぐったりと疲労感がありました(91分とコンパクトなのに)。

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それにしてもVFXの進化はついにここまで来ましたか。遠くから近くまでをワンカットの中に360度の動き+奥行きという何でもありの縦横無尽な動きの中に、しかも長回しで描いたりするのです! キューブリックに見せてあげたかった。

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3D効果的にも奥行きを生かしながら、浮遊物、飛来物、身体の動きを見事に表現しています。3D映画としても史上最高峰と言えるのではないでしょうか。

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(以降ややネタバレあり) ラストでサンドラが砂浜で立ち上がろうとして、忘れかけていた重力に負けて、べちゃっと突っ伏します。そしてしっかり重力を噛みしめながら立ち上がる姿の後にすぐ“GRAVITY”(重力)というタイトルが・・・(タイトルは冒頭にも出ています)。ああ、重力だ。地球だ。生きている!って感じなのに、邦題を『ゼロ・グラビティ』ってつけちゃって。違うよなって感じ。「ゼロ」は「永遠」の方にまかせとけばよかったのに。

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2013年12月27日 (金)

今日の点取占い221

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大きな船の船長になれる   10点

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2013年12月26日 (木)

新宿タイガーはいい人だ

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先日、新宿シネマカリテに『ハンナ・アーレント』を観に行った時、ロビーにいたのが「新宿タイガー」さん。これまでも新宿地区では武蔵野館でちょくちょくお見かけしていたし(座るのはいつも最前列)、ミラノ座あたりで目撃したこともあったので、特に驚きはしなかったのですが、その日は開館1周年の『新宿シネマカリテ新聞』なるものを配っていました。

そういえばタイガーさんはもともと、あの格好で新聞配達をするってことで有名になったんですもんね。最近は配達しているところは見ていないのですが・・・。

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新宿シネマカリテ新聞のフロントページにもタイガーが出ていますし、中面にもインタビュー記事が載っていました。いつ頃から映画を頻繁に見るようになったのかという問いに対し、「四十年前、新宿タイガーになった時から。映画こそタイガー人生の全て、超ラブラブ シネマと美女とロマン 本当にありがとう。身も心も映画三昧 夢の夢 いつもありがとう。」などと、ぶっ飛んだ返答をかましてくれています。 プロフィールによると、長野県出身の1948年生まれ、ってことは現在65歳なのかあ。普通の会社員だったら定年ってことですよね、うーむ。「現役の新聞配達員」とも買いてありました。そうか、まだ現役でしたか。

小生が「タイガーさん、写真よろしいですか?」と尋ねると、快く応じてくれました。「よく武蔵野館とかにいらっしゃいますよね。」と言うと「おかげさまで。」とか、「(写真)ありがとうございました。」と言うと「こちらこそ。」とか、なかなかに丁寧でオトナな対応なのでした。

衣装を改めて見てみると、きゃりーぱみゅぱみゅの先駆者みたいですね。 タイガーさん、また映画館でお会いしましょう。 お元気で!

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2013年12月25日 (水)

「ブリングリング」:世も末な連中

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映画『ブリングリング』は、こうしてアメリカは滅んでいくのかなあといった感想を抱かざるを得ない作品。「世も末」感に溢れていて、面白さの一方で苦くてdisgustingな思いに満たされます。それほどに登場人物たちには何の共感も沸かず、むしろ怒りと侮蔑しか出てきません。まったくとんでもねー連中だ!

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それにしてもハリウッド・セレブの邸宅、セキュリティ甘すぎ! 対策無さすぎ! 事実に基づいているだけにビックリですね。セコムは無いんかい?(ま、防犯用カメラがある家もありましたが)

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ソフィア・コッポラも今までの監督作とは違って、彼女たちに自分を同化することなく突き離して、むしろニュートラルに見せながら批判的なまなざしで描いています。そりゃそうですよね。連中の言葉に「アメリカ人は『ボニー&クライド』的なものが好きだから」ってのがありましたが、こいつらは『ボニー&クライド』とは全く違って、共鳴できる人間味もなければ、犯罪者の屈折やロマンもなく、いわばただ甘やかされたバカってだけ。 だから好きになれる映画ではないし、ただただ「世も末」な感覚なのです。

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でも、確実に「現代」がここにあります。今を切り取った鋭い作品になっています。音楽はカッコイイし、撮影は素晴らしいし、90分にまとめたコンパクトさも良いし。「おんなのこ」→「社会」へというソフィアの転換点なのかも知れません。

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2013年12月24日 (火)

マックのダブルフィレオとチーズポテトディップ

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マクドナルドの期間限定商品『ダブル フィレオフィッシュ』です。フィレオフィッシュ食べるのってホント久しぶり。たぶん10年以上食べてなかったような気がします。

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で、ダブル。すけそうだらのフライが2枚(そこらのお弁当屋のフライみたいに、ナイルバーチとかどっかの深海魚めいた白身魚ではないのですよ、マックの場合)。普通のフィレオだと1/2枚のチーズが1枚入ってます。たぶんタルタルソースだって大目なんでしょうけれど、うーん、なんだか味がない。ってゆーか、たまたま塩の振り方が甘かったのか、タルタルが既定の量より少なく出たのか、適切な味に届いてなかった印象なのです、残念(大江戸はその昔、マクドナルドでアルバイトをしていたので、結構詳しいのです)。

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これまた期間商品の『チーズポテトディップ』。チェダーチーズとモッツァレラという2種類のチーズに、刻んだポテトを混ぜた小ぶりのフライを、ピリ辛のアラビアータソースにディップして食べるってやつ。うーん、まずくはないけれど、まあ1度経験してみたらもういいかなって感じ。むしろビールと一緒にいただきたいシロモノでございます。

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2013年12月23日 (月)

マッカランの75年もの

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とある会で、かなり凄いものを味あわせていただいちゃいました。1938年ヴィンテージの『マッカラン ザ・モルト』。なんと75年ものです!

添えてあった保証書みたいなものによりますと、樽から瓶に詰めたのが1990年。その時点で既に62年もの。そこから23年。ご覧のように、「天使の分け前」分が減っちゃってますね。でも多少の澱(おり)は浮いていたものの、品質的にはまったく良好だったってのにビックリでした。

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1938年と言えば昭和13年、まだ戦前です。でも中身は奇跡的?にしっかりしておりました。ブランデーのような深くまろやかな香り。尖ったところが全くない舌触りの滑らかさ。リンゴ、ナシ、ハチミツなどを思わせる芳醇なニュアンス。 いやー、さすがでした。かぐわしいかぐわしい。以前マッカランの20年を飲んだ時、こりゃ凄いと思いましたが、今回のはやはりそれに勝る貴重な体験なのでありました。

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2013年12月22日 (日)

「キャプテン・フィリップス」:手に汗握るリアルな攻防

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映画『キャプテン・フィリップス』は、がっしりした「映画らしい映画」。こういうVFXに頼らず(ま、地味に使用してますけど)、質的にも高いハリウッド娯楽作というのは少なくなっているだけに、みんなで映画館で観てヒットさせることが重要なのですよ。

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ポール・グリーングラス監督が『ボーン』シリーズや『ユナイテッド93』などでも見せていたドキュメンタリー・タッチや手持ちで揺れるキャメラなどを今回も用いて、迫真のサスペンスを演出しています。とにかくフィリップス船長(トム・ハンクス)は丸腰で超人でも何でもないところに、いかにもケンカっ早そうな敵は銃を突きつけていて・・・という状況が続き、気がついたら本当に「手に汗握る」でじっとりしていました。自分の生命がどうなるかわからないゾーンでの一進一退の攻防ですもんねえ。

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海賊たちが単純に凶暴なモンスターではなく、その背景やキャラクターもしっかり描写しているあたりが、作品の奥行きを深くしています。更にはトム・ハンクスの演技で作品の広がりが出ています。最終盤のトムの演技はやはり凄いものがありますね。この船長、実話に基づいているだけに、リアルに普通であって、アメリカ映画的ヒーローにはなりません。そこらへんのクサさを嫌う人にも、これなら大丈夫でしょう。現代的と言えるのでしょうか。

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それにしても、こんな危ない海域を通るならこっちだって武装するとか戦闘のプロを乗せるとかしないとダメなんじゃないでしょうか?あるいはNAVYとのホットラインを用意しておいて、すぐ援護できる体制にしておくとか。少なくともあんなボートとあんなハシゴごときにやられないような対策ぐらいちゃんと取ろうよ、と思ってしまいました(ねずみ返しみたいなものが出てくるとか・・・)。

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2013年12月21日 (土)

「すべては君に逢えたから」:もっと脚本練らないと

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映画『すべては君に逢えたから』は、公称6つのエピソードをからませながら描く、いわば日本版『ラブ・アクチュアリー』ってことで、しかも時節柄クリスマスがらみの恋模様ってことで一定の期待をしていたのですが、あちゃーダメでした。

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すべてのエピソードの類型的よくある感と浅さ、偶然に頼ったり、人物の行動が不自然だったり、死病で泣かせたりと、まあ脚本が練れていないとしか言いようがありません。ハリウッド(および往年の邦画)のホン作りだったら、数人の検討の中ですべてダメが出て書き直しになるパターンです。ワーナー配給なのに、こういうところはハリウッド流にならないのですね(脚本は橋部敦子)。 それぞれのエピソードとエピソードもほとんどからまっていかないし。何とも芸がありません。

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登場キャラクターの人物像も残念ながら魅力的な人があまりおらず、その人たちのラブストーリーを見せられても共鳴できなかったり、説得力がなかったりです。玉木宏はただ傲岸なだけみたいに描かれているし、木村文乃と東出昌大の二人は今この調子だと結婚しても絶対うまくいかないなあなどと思えてしまいます。(どうでもいいけど、時任三郎と東出昌大が結構似ていることを発見してしまいました)

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大塚寧々さんと倍賞千恵子さんと本田翼さんが感じ良かったのがせめてもの救いです。

それにしてもせっかくJR東日本の全面協力で東京駅を使わせてもらっているのに、あまり効果的に使われず、描写としても魅力的だったのはドームを見上げたショットぐらい。クリスマスツリーもいまいち中途半端なサイズでしたし、かえすがえす残念なことではあります。

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2013年12月20日 (金)

今日の点取占い220

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バラの花とチューリップの花とはどちらがすきですか   6点

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2013年12月19日 (木)

ベルマーレ本×2

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湘南ベルマーレ20周年記念ってこともあり、この秋出たベルマーレ本2冊をご紹介。

まずは真壁潔社長による『崖っぷち社長の挑戦 湘南ベルマーレに懸ける夢』(草思社)。2004年の社長就任以来10シーズンを通してベルマーレというチームの形(特に育成面)を、さらに地域に密着した総合スポーツクラブとしての幅広い活動を築き上げてきた名物社長の夢と思想と奮闘記。これを読むと、ベルマーレというクラブの「清貧」にも似た清々しさが感じられて、ますますもって好きにならずにはいられません。真壁社長はベルマーレからは社長としての給料を一切もらっていないのです。本業の造園業社長としての収入があるとはいえ、なかなかできることではありません。そういう所も含めて、このクラブのサポーターであることに誇りを持てる一冊です。

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で、こちらは湘南ベルマーレ編『縦の美学』。96ページの小冊子なのですが、ここにきてベルマーレが確立しつつある速くてイキのいい「縦の攻撃サッカー」を詳述した一冊です。第1部ではその思想と実像を解説し、第2部では指導者に向けた攻撃の型の解説や練習法を掲載してあります。菅野監督のあたりから萌芽が見え始め、反町監督が提唱・推進し、曺監督がしっかりと形作った、素晴らしき「縦のサッカー美学」。これからもベルマーレには守り通して欲しいDNAであり、永遠のアイデンティティとなって欲しい哲学です。

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2013年12月18日 (水)

ラムレーズンのチョコが好き

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もうシーズンは終わってしまったようですが、この秋はコンビニやスーパーの棚にずいぶんラムレーズン系のチョコが並びました。昨年まではなかったことです。ラムレーズン好きの大江戸としては嬉しいことです。しか微量のアルコール分が入っているものが多くて。

まずはグリコの『アーモンドピーク ラム&レーズン』。合うコール分は0.02%以下。アメ焼きアーモンドをラムレーズン風味のホワイトチョコレートで包んだ逸品。素直においしいですね。ホワイトチョコ嫌いの小生も、こいつはOKでした(「アーモンドピーク」は普通のチョコ・バージョンもとても美味なのです)。

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続いてブルボンの『ラムレーズンホワイト』。アルコール分は1.0%未満。マイヤーズラムに漬け込んだレーズンをホワイトチョコの中に散りばめてあります。たあ、レーズンの量多すぎ! 東鳩オールレーズンじゃんないんだから。食べると口中にやけにレーズンが残ります。そういうバランスって、ちょっと・・・。味もちょっと苦めです。

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その次は、ロッテの『ガーナホットチョコレート ブラック&ラム』。個包装のガナッシュタイプで、ブラックチョコ+ラムの風味。アルコール分は0.13%です。で、普通に食べてもまずはおいしいのですが、こいつの売りはホットチョコレート(ドリンク)にするのがオススメってこと。120ccのホットミルクにこのチョコを7個入れて、かき混ぜると・・・なるほど、マクドナルドに昔あったホットチョコレートドリンクのような味ですね。おいしゅうございます。

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さてどんじりに控えしは、明治の『メルティーキッス くちどけラム&レーズン』。なんとアルコール分は3.7%!洋酒感が濃厚です。これ、お酒に弱い人なら酔っぱらっちゃう濃度ですよ。でもビター系のチョコレートも質が高く、これは良く出来た「大人の味」。高評価を与えたい製品です。

でもまあ大江戸が一番好きなのは、ラムレーズンのアイスクリームなんですけどね。

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P.S. おっとっと、もう一つ忘れていたので追加します。 グリコの『ポッキー 冬のあっさりラム&レーズン』。アルコール分0.1%以下。ホワイトチョコにラムレーズン風味が練り込んでありまして、確かにあっさり系。ただ、風味がイマイチです。ま、一度試せばいいかな、って感じでした。

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2013年12月17日 (火)

「グリフィン家のウェディングノート」:映画センスの欠如

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映画『グリフィン家のウェディングノート』は、やっちまいましたって感じですね。これだけの1流キャストでこれだけの駄作ってのも、「十年に1本」クラスのひどさではないでしょうか?

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艶笑コメディーなのでしょうが、面白くもおかしくもありません。あけすけなセックスがらみのシモネタが、ほとんどスベリまくって、野暮にしかなっていません。こういうもんは粋でないと惨憺たる結果になるだけです。

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スーザン・サランドンとダイアン・キートンといえば、小生が昔大ファンだった女優たち。それぞれに良い年の取り方をしていると思いますが、願わくはもっとマシな映画で共演してもらいたかったところ。ロビン・ウィリアムズも「あ、どうしちゃってたの?」ってぐらい久々にお顔を拝みましたし、「作品を選ばない男」と化したデ=ニーロにはもう何をかいわんやで・・・。

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衣装(オード・ブロンソン=ハワード)だけは見ものでした。女も男も色遣いがとてもキレイ。サランドンのフューシャピンクのパンツとかデ=ニーロの赤ジャケットやラヴェンダーのシャツなど、最近の現代ものドラマの中では際立ってステキだと思いました。

それにしても最初から最後まで映画として躍動するということが無く、つまり映画センスが無くて、ヘタな台詞が上すべりするだけ。いろんなものがムダな作品だったのでありました。

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2013年12月16日 (月)

カーリング女子、ソチ五輪へ!!

やりました! 女子カーリング日本代表の北海道銀行チームが、見事ソチ五輪出場10枠の最後の切符を獲得してくれました!

1位決定戦となる中国とのプレーオフ第1戦は惜しくも6-7で敗れたものの(実力差、精度の差はそれ以上に大きなものでしたが)、2戦目の対ノルウェー戦で9エンド終了時に10-4としてのギブアップ勝ち。日本女子は、5大会連続のオリンピック出場です。

この試合、ノルウェーはミスショットが多く、弱かったです。それでも前半はうまく試合を運べなかったってあたりもカーリングなのですが、実力差があれば粘っているうちにビッグエンドが来るってのもカーリング。8エンドの6点!には興奮しました! いやー、あんな大量得点初めて見たように思います。しかもこの試合で! 小笠原のガッツポーズを見てたら、うるうると泣けてきました。

そして、ノルウェーがギブアップしてソチ出場が決定した時、しゃがみこんでしまった小笠原の後ろ姿にまた泣けて・・・。 23年もの長きにわたって一緒にプレイし、結婚、出産、復帰を経て再度この栄光を勝ち取った小笠原と船山の友情や信頼関係や人生やらを考えると、本当に感動するしかありません。ましてや今回は、市川美余らの中部電力や、本橋麻里らのロコソラーレ北見のメンバーたちの悔しい思いまでも背負っていましたし。その中でよく粘り強く戦いましたし、チームも個人も1試合ごとに成長していったように思えました。

Dsc_3444第5のプレイヤー、吉田知那美選手がインタビューに答えた言葉がまた泣かせます。「私が出る場面はチームのピンチ。最後まで出番が無くて、本当によかったです。」 うーん、なかなか言える言葉ではありません。少なくとも小生だったら言えないのではないかなあ。こういう人がいてこそのチームの一体感なんだよなあと、いたく感動しました。

ということで左の画像は、大江戸が持っているチーム青森のカーリング柄ネクタイ(部分)です。ああ、ソチが楽しみになってきました。参加チームの中で一番低いオッズだとは思いますが、まずは謙虚に1勝を目指していきましょう。

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2013年12月15日 (日)

「利休にたずねよ」:お~いお茶

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映画『利休にたずねよ』は、あの面白い原作を読んでいただけに、「これを2時間ほどの映画にまとめるのは至難の技」と思っていましたが、果たしてその通り。ダイジェスト的であり、登場人物感の感情の交錯や機微を描くには至りませんでした。

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そもそもこの物語、利休の生涯や、切腹に至る秀吉との間の寵愛と確執などを一応知っていないと、今何が行われているのかを理解することが結構難しいのでは? (娘(成海理子)が自害した理由とか・・・) 秀吉などはただ粗暴な悪者としか描かれていないので(大森南朋の演技も単純でオーバー)、物語に厚みが出ません。

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市川海老蔵の「格」を感じさせる芝居はさすがなのですが、あまりにも「いい男」過ぎて、ちょっと千利休なの??って感じがしてしまいます。残された肖像画などから想像すると、熊井啓『お吟さま』における志村喬の利休が一番しっくりくるのですけどね。

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やはりいくつもある利休映画の中では勅使河原宏の『利休』(赤瀬川原平脚本)が、「美」の何たるかをわかっていて、きちんと表現していました。芸術家でも花人でもある勅使河原監督の面目躍如たるところでしょう。 本作ではセットで作ったという待庵なども健闘はしていますが、もう少し空間を描いていただきたかった。にじり口一つきちんと描いてくれていませんでした。

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山上宗二が耳と鼻を削がれなかったり、利休が介錯されなかったりするのは、視覚的な残酷さを避けたのでしょうけれど(正月映画ですしね)、なんか納得できませんね。

それにしても海老蔵と中谷美紀が夫婦役とは!実に「お~いお茶」ですね。 しかも中谷は『清須会議』では秀吉の妻で、こっちでは利休の妻なんですから、オーマイガッドな配役ではあります。

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2013年12月14日 (土)

下北沢のJ.S.パンケ-キ・カフェ

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下北沢北口、Zoffの先の方に12月3日にオープンした「J.S. Pancake Cafe」。その名の通りジャーナル・スタンダードがやっているお店のようですよ。

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左側の店内カフェに加えて、右側のテイクアウトコーナーではお持ち帰りやその場で食べられたりしちゃうようです。

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テイクアウトしてみた目玉商品の『パンケーキ・パイ』。ふわモチ感覚のパンケーキをパイ生地でサンドイッチにして、粉砂糖をふりかけてあります。見るからにおいしそうですよね。確かにサクッとしたパイ生地を噛むとふんわりパンケーキがけっこうもっちりと。で、甘さは軽めで、むしろ粉砂糖でバランスを取っております。1個200円で、現在は人気のため「一人2個限定」となっているようです。

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そしてこちらは『パンケーキ・ブリュレ』(280円)。細かく刻んだパンケーキを濃厚な卵液に浸して焼き上げたそうです。うん、表面のカラメルがカチカチに焼かれて、なかはとろーり&もちもち。魅惑の甘さとカスタードのうまさ。これはいい。大江戸が好きなタイプです。パンケーキ・パイより気に入りました。

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いいぞ女子カーリング4連勝!

カーリング女子、4連勝と快進撃ですね。NHK-BS見てると、もう見続けちゃって困ります。でも、楽しい! ほんとカーリング、面白いっす!!

先日書いた記事はちょっと間違ってて、この最終予選の総当たり戦で7チーム中3位までに入れば、その3チームによるプレーオフに進めて、上位2チームがソチ五輪に行けるってことだったのでした。

ラトビア戦! 苦しい展開を辛抱強く戦って、終盤のあの追い上げ。第10エンドの最後の1投までハラハラドキドキさせての逆転勝利!しかも各チーム73分の持ち時間の中で終わらないと失格になるのですが、日本の残り時間は「0:01」でした! 1秒ですよ。映画でよくある時限爆弾やミサイル発射をギリギリで止めるアレみたいなものですよね。驚きました。

そしてドイツ戦!敵のスキップはオリバー・カーンそくりなのに(叫ぶとマジこわい)、よく勝ちました! 強気で攻め抜いて堂々と勝ちました。なにしろ9エンド終了時に10-4となり、ドイツのギブアップでしたからね。日本は第5エンドの3点スチール!をはじめスチールが多かったことからもわかる通り、ドイツを圧倒しました。確かに各選手のナイスショットが続き、チームが波に乗った感じでした。今大会の日本のベスト・ゲームでしょう。

毎試合後のインタビューでも小笠原、船山が厳しい表情で語り終わった後にニコッと表情を変えて、日本で見ている自分の子供に手を振っている姿がとてもほほえましくステキだと思います。

この調子で突っ走ってください(あくまでも冷静に)!

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2013年12月13日 (金)

wearerライブ@新代田FEVER

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「THISTIME RECORDS10周年アニバーサリー・ライブ」というイベントに、ごひいきバンドの wearer が出るというので、新代田のライブハウスFEVERに行って来ました。

メインステージとフロアステージで交互に切れ目なくライブが続く趣向。19:30という早い時間からのスタートということで、まだオーディエンスの数も熱さも少々物足りないところではありましたが、フロアステージで手が届く距離からプレイするwearerは、熱かったですよ。

この6月に発売した『the blue album』を「名盤ライブ」的に曲順に忠実に再現(持ち時間の関係で、『baby blue』は除いていましたが)。オープニングの『踊り続けたいのさ朝が来るまで』や2曲目『Survive』、それに『Rock'n Roll Star』と、リードギター山本さんのいかしたリフの魅力がwearerの魅力でもあります。そしてキャラに似合わず力強くはっちゃけた佐藤さんのドラムス。キーボード田村さんの大人の安定感。えいちゃんのスーパー・ベイビー・ヴォイス!そしてYKの「さやの中でガタガタしている日本刀」みたいな、都会派をはみ出す野性味。苦悩jを乗り越えようとするかのような熱唱とセンチメンタリズム。いいバンドです。 最後の『「東京の夜が廻りだす。」』、うーん、いつもながら最高です!

大江戸にとって、実は1年半ぶりぐらいのナマwearerだったのですが、CDを出したこともあり、音は明らかに上達し、ワンランクアップしました。かといって、「大事なもの」を失ったりはしていないので、ほっとしました。 オールナイトライブのため前売りでも3,500円(+ワンドリンク500円)だったのに、この30分だけ見て“ドロンした”小生にとってはほとんど「大御所かよ!」な料金となってしまいましたが、まあそれはこちらの問題。 これからもホットなライブをお願いします!

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2013年12月12日 (木)

「ジ、エクストリーム、スキヤキ」:傑作! でも惜しい・・・

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映画『ジ、エクストリーム、スキヤキ』は、演劇を中心に各方面で活躍している前田司郎の脚本作にして、初監督作品。井浦新と窪塚洋介が『ピンポン』以来11年ぶりの共演ってことでも話題。やたら笑えましたし、めっちゃツボで面白かった、でも・・・って作品。

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とにかくダイアローグが圧巻! とりとめもない日常的な会話がもうリアルでリアルで、そしてその「間(ま)」が絶品で、笑えます。興奮さえします。ダイアローグの巧みさに興奮だなんて、他の映画ではまずあり得ないことです。そしてこの芸達者な役者たちが絶妙の間でそれを表現することで、このゆるゆるでグダグダだけど、圧倒的にリアルで魅力的な世界が紡がれていくのです。多くの人の実際の人生の一場面に近いんじゃないかと思わせる感覚。こんなことオレ/私にもあったよね、としみじみしちゃうような感覚。

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井浦新も軽妙にとぼけてて良いのですが、本作では窪塚洋介がもう最高!彼のエロキューション、発声とか間とか、表情とかがもう「天才」としか言いようがありません。バカキャラにここまで見事に命を吹き込んだ役者はいなかったでしょう。もちろん褒めてます。個人的には男優賞ものです。 市川実日子と倉科カナも、それぞれにいいですよぉ。

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30代後半の連中が20年近く前の青春を振り返るロード・ムービーとして、何とも言えない空気が醸されているのです。甘くてほろ苦い追憶、時の流れを経ての悔恨や誇りや諦念。等身大のリアルな日常だし、その「切なさ」がたまりません。いくつかの場面では、少々ぐっときてしまいます。 でもそれらがとにかくオフビートなダラダラ感の中で表現されていて、何もなくて寂寞たる絵の中の彼ら彼女らを見ていると、ほとんどジム・ジャームッシュ『ストレンジャー・ザン・パラダイス』日本版のようです。

345693_003ニュアンス、間といったものが作品世界を形成する、今日的なワビ・サビ映画(コメディー)です。素晴らしい出来ですし、大好きです。でも唯一最大の「腑に落ちない点」は冒頭と終盤の井浦新の飛び降り自殺未遂のインサート・ショット。このシーンの意味が。まったく??? これの意味が観客にきちんとわかるように提示されていないし、これがあることが果たしてどういう意味を持つのかがさっぱりわかりません。いろんな解釈を考えまくりました。これは「能」か?とか、『ツィゴイネルワイゼン』みたいなものか?とかも含めて。

作者にとってはこここそが作品のキモだったりするのでしょうが、小生などはハッキリ言ってこのシーンが無い方が作品の完成度、クォリティが高くなったのではと思っちゃいます。大好きな作品なだけに、実に惜しい!と思うのです。

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2013年12月11日 (水)

カーリング女子代表、白星発進!

ソチ五輪へ向けたカーリングの世界最終予選がドイツのフュッセンで男女とも始まりましたね。NHK-BSでの放送も続々と。大江戸はフィギュアスケートが大キライで、カーリングが大好きなので、嬉しくてたまりません。

昨日の男子初戦は韓国に敗れました。 今日は女子の日本vs.イタリア戦を見ましたが、いやー、やっぱり面白いですね。見続けて試合の駆け引きや石の位置の意味などがわかってくるほどに、どんどん面白くなっていきます。実に知的で、奥が深いです。「勝利のために、わざと相手に1点取らせる/わざと1点を取らないようにする」なんてスポーツ、他にはありませんもん。

結果は10エンドに2点取って7-5で日本の勝利! 北海道銀行のチームなのですが、元祖「カーリング娘」としてチーム青森を引っ張っていた小笠原(旧姓:小野寺)と船山(旧姓:林)の名コンビが二人とも結婚、出産を経てまたこの場に立っているというのが感動的でもあります。日本のカーリングも年月を経て成長して、少しは(40歳を超すママさん選手が多かったりする)世界の状況に近づいてきたってとこでしょうか。

しかし女子は7チーム、男子は8チームの中で2位までに入らないと五輪出場はないので、結構厳しい戦いには違いありません。ドイツに念を送りながら応援しましょう!

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2013年12月10日 (火)

マ・クルールのデコボコバームクーヘン

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神戸発祥の「マ・クルール(Ma Couleur)」というバームクーヘン屋さんの『神戸デコボコ バームクーヘン』です。大江戸は流行りの「ふんわりタイプ」じゃなくて、やっぱりこういう「ハードタイプ」の方が好きですね。

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生地の色自体がけっこう黄色っぽいのですが、お味はそれ以上に濃厚なタマゴ感。うーん、大げさに言えば「黄味しぐれ」とか「鶏卵そうめん」とかの系統を彷彿とさせるようなエッグ度です。そこが素朴なバウムクーヘン本道の味とはちと違う気もしますが、適度な堅さとかアイシングのおいしさとかは申し分なく、どんどん食べ進めてしまうおいしさなのでした!

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2013年12月 9日 (月)

「麦子さんと」:笑って泣けてウェルメイド

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映画『麦子さんと』を試写会で観ました。『ばしゃ馬さんとビッグマウス』に続く吉田恵輔監督作品(脚本は吉田と仁志原了)。大江戸としては断然こちらの方が好きです。

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『ばしゃ馬』がシナリオ作りという自分たちの世界にこもった自主映画的でさえある作品だったのに対して、こちらは実にウェルメイドなエンタテインメントとして実によくできています。笑わせて泣かせて、その上にこの脚本コンビらしい「毒」も織り込んでいます。95分というコンパクトさも良いではありませんか(『ばしゃ馬』は119分で、ちょっとダレました)。

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いつものぼんやり個性にオタクの味付けを加えた堀北真希=麦子が良いのですが、彼女と彼女を取り巻く面々のオフビートな味が楽しくて、笑えるんですよねー。ダイアローグも良く書けていると思います。麦子のキャラにブラックな一面を混ぜ込んだあたり、なかなか書けるものではありません。

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ラストで麦子がケータイで話しながら歩く田舎道、そこでの電話相手=松田龍平演じる麦子の兄 が言う一言が、ものすごく効きます! 不意打ち的にかなりガツンと来ます。よくある手といえばその通りで、王道的に泣かせのツボを押さえているのです。ちょっと忘れかけていた前半のエピソードを「おお、こう持ってきましたか」って感じで使っていて、小生はそういう流れになった時点で先を予測して突如体がわなないて、涙が出そうになってしまいました(実際は我慢してたら、時間差でエンドタイトルになってから落涙しちゃいました)。

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それにしても松田龍平はなぜ「田舎の出身でアイドル歌手になろうとして東京に出て来た母親と、その娘の話」に連続して出ているのだろう。いやー、『あまちゃん』かぶりました(堀北さんは『梅ちゃん先生』の方ですけどね)。

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2013年12月 8日 (日)

「かぐや姫の物語」:斬新な表現には瞠目だが・・・

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映画『かぐや姫の物語』は、各方面で絶賛されておりますが、うーん、そこまで素晴らしい作品でしょうかねえ。あまり批判しちゃいけないような空気すら感じますが・・・。

確かに、予告編で使われていたもろもろの場面は凄いのです。姫の爆走シーン、特に森の木々の表現など、筆描きの線の凄さとスピード感、そのアバンギャルドな挑戦と達成に圧倒されます。さすがにジブリの予告編は、いつも良い所を使いますね。 欲を言えばこういった過激なまでの表現を、もっと見たかったところです。

まあそれは良いのですが、全体はそんなに面白いとも思えません。だって、『竹取物語』って、そんなに面白い話ではありませんものね。しかも実にストレートに、(ほとんど)省略なしに、むしろ「ふくらませて」作った2時間17分だもんで、かなりテンポはゆったりです。あの市川崑の怪作『竹取物語』でさえ、2時間1分だったのに。ハッキリ言って、30分削った方が作品が締まったのではないでしょうか。そもそもがそんなに面白い話じゃないんだし。

最後に月からやって来る迎えの使者軍団が「なるほど、こういう感じなんだ」って納得させる描写。特に久石譲の音楽が、やけに現代的、いや超時代的で明るくて、十分納得の極楽的な調べでした。

絵よりも前に台詞を録音したそうなので仕方がありませんが、今の時点で宮本信子さんのナレーションを聞くと、どうしても『あまちゃん』か??って思ってしまうんですよねー。 じぇじぇ。

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2013年12月 7日 (土)

湘南、最終戦を飾れず & BQおつかれさま

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とうとうJ最終節の湘南-大宮戦@BMWスタジアム。キングベルI世も師走恒例のサンタ衣装です。

この両チームだと、かなりのコンパクト・フィールドになり、密集地帯でのボールの奪い合いが続く印象。互いに譲らず一進一退の攻防。互角、いやチャンスの数としてはむしろベルマーレ優位だった前半。

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後半はむしろアルディージャがペースを握り、そうこうしているうちに「あり得ない」場所からのロングシュートが入ってしまい失点。「まさかそこからは打たないでしょ」って感じの油断がありました。

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結局奮闘空しく、ゴールは遠く、0-1の敗戦。最終戦ホームでの勝利のダンスはかないませんでした。無念です。

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試合終了後には恒例のホーム最終戦のごあいさつ。真壁社長、曺監督、永木キャプテンからの御礼とお詫びと誓いの言葉で、来期への道をスタートさせました。

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ハーフタイムには今シーズンを精一杯の応援で盛り立ててくれたベルマーレ・クイーンの4人に対し、真壁社長から終了証授与のセレモニーもありました。

いつも明るく前向きな、みっさちゃん。

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静かな情熱を感じさせる、かすみんさん。

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安定感が頼もしい、さーにゃねえさん。

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元気で愛嬌たっぷりの、ゆきちくん。

いやー、今年のクイーンは最高でした。アウェイにも自主的に足を運ぶし。4人とも来期も継続してもらいたいぐらいです。そうならなくても、試合見に来てね。

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なぜか「イカ娘」??(作者が平塚出身らしいですね)

さあ、来期はJ2優勝だ!! 

それはそうと、広島の逆転優勝、びっくりしたなあ。でも、今年はマリノスに勝たせたかったなあ。シーズンを通しての名門復活ぶりと、俊輔の復活および、俊輔と中沢にとって最期のチャンスだと思われましたから。終了の笛を聞いて、ピッチにうずくまってしまった俊輔の映像には、心揺さぶられるものがありました(一方では、あのバタバタ倒れてフリーキックをもらって、俊輔の左足で何とかする戦い方ってのはいかがなものかって気もしますが)。 それと気づかぬ間に川崎がするすると3位に浮上して、ACL出場権を獲得しちゃってたというのも衝撃でした。いやー、毎年最終節にはいろんなドラマがありますね。 

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2013年12月 6日 (金)

木のネクタイ

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ふっ、ふっ、ふっ。先日入手した木製ネクタイ(made in USA)です。廃材利用というエコな商品。

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なかなかカッケーんです。心なしか人々の視線がVゾーンに来るような気がします、

汚れてもカンナで削るとか紙ヤスリをかけるとかできそうに思えちゃいます。

木のタイだけに、これから期待(キタイ)できそうです。

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2013年12月 5日 (木)

ストーンズやら柿谷やら秘密保護法やら

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ストーンズ来日決まりましたね! ポールに次ぐ70歳前後の大物公演。50周年記念ハイドパーク・コンサートのライブ映画を観ただけに、これはもういくら高くても行かねば!!です。とは言え、「ゴールデン・サークル席」8万円(‘jjj’)はムリですけどね。

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8年ぶりですか。過去の来日公演も、全部行ってます。最強の偉大なショーになること確実です。

(ハイドパーク映画の当ブログ記事はこちら ↓)

http://app.f.cocolog-nifty.com/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=91372026&blog_id=42744

話変わって、前節のセレッソvs.アントラーズ戦における柿谷のシュートが凄過ぎ!美しい!おしゃれ! なぜ代表戦でこれが出ない?! セレッソのクルピ監督も「歴代Jリーグで一番美しいゴール」とコメントしたそうですが、同感です。あのトラップから右のアウトサイド。まさに天才のワザです! ここで見られます ↓

http://www.youtube.com/watch?v=d1TXS1xT7fU

また話はがらりと変わって、秘密保護法のゴリ押しっぷりのひどさ。民主主義の破壊ですね。「ナチスの手口」だったらもっと巧妙に運ぶのだろうけど、これは数の暴力で傲慢に押し切る独裁的専横。国民主権じゃないって宣言ですね。てなことを書くと、これからはサイバー調査員に見つけられて、特高みたいなのにしょっぴかれて拷問されたりしかねないではありませんか。治安維持法の世界ですもん。確実に日本国を後退させる法案です。 次の選挙がだいぶ後になろうが何だろうが、国民はこの蛮行を忘れずに審判を下さなければいけません。 当ブログには政治と宗教は持ち込まないルールとしておりましたが、この問題は重大過ぎて、少しだけ書いちゃいました。

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2013年12月 4日 (水)

「もらとりあむタマ子」:現代の「晩春」か?

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映画『もらとりあむタマ子』は、山下敦弘監督久々のノー原作オリジナル作品。やっぱりこの人は、こっちのゆるゆるオフビート路線の方が資質に合っていると思います。まあ、今まではダメ男路線だったのを、今度はダメ女路線でやってみたわけですね。

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とにかく前田あっちゃんが、グズグズダラダラで相当ダメな人なのです。普通アイドルはこういう役やらないだろってぐらいのだらしなさであります。それを前田敦子が「本人もダレダレのだらしない人じゃないの?」ってぐらいリアルに演じちゃってます。

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秋-冬ー春ー夏という時の流れの中で・・・何も起きません(笑)。でも、それを見せ切るあたりが向井(脚本)-山下コンビのワザではありますね。なんかもっとずっと見ていたい感じ。シリーズ化してもいいぐらいです。

富田靖子が出ていてびっくり。魅力的だけど、『鈴木先生』の時よりも、なんか妙に細長くなっちゃいましたね。346720_003 あとタマ子の舎弟みたいな中学生の男の子も、いい味出してました。

タマ子とお父さんの関係って、現代の『晩春』(小津)みたいだって気がしないでもありません。父の再婚話を受け容れられないところなども含めて。

78分なんですよ、この作品。これぐらいの長さの映画ってラクでいいなぁ。もうちょっと増えてもいいと思います(ついでに値段も押さえ目にしていただければ、と)。

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2013年12月 3日 (火)

ドクターX「御意まんじゅう」

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六本木のテレビ朝日のスーベニア・ショップで買いました。「ドクターX」御意まんじゅう!(1箱630円)

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中身は「御意(ぎょい)」と焼き印を押した小ぶりのまんじゅうがずらり。で、その底には1万円札が・・・(ウソ)。

いんげん豆のこし餡で、ま、お味の方は語らぬ方が良いと思うのですが・・・。

『ドクターX』は時々見ています。まあ面白いことは確かですが、大江戸はテレ朝ドラマのあの「ベタな垢抜けなさ」が好きではないので、熱心なファンではないのでしたー。 

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2013年12月 2日 (月)

「ウォールフラワー」:残っていく作品

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映画『ウォールフラワー』は'80年代が舞台とは言え、もっと普遍的な、あらゆるジェネレーションに共通な青春を描いた佳作。原作は現代の『ライ麦畑でつかまえて』と称されるとのことですが、なるほどそんな匂いもありますね(主人公とホールデン・コールフィールドはだいぶ違いますけど)。

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主役3人+αのコンビネーションの良さに、その切なくもなさそうでありそうでやっぱりなさそうな関係に、随所で胸が少々動揺します。「壁の花」な主人公くん(ローガン。ラーマン)はなぜかタカアンドトシのタカに似ているし、ゲイの自由人くん(エズラ・ミラー)はアメリカの松潤みたいだし、そして何といってもエマ・ワトソンがラヴリーでたまりません。彼女、演技もリアルに素晴らしいですし。

346706_005この映画、もろもろのディテールが(こちらの心をくすぐってくれて)良いのですけれど、最高なのは『ロッキー・ホラー・ショー』だあ! 劇場で定期的にライブ上映会が行われていることがドラマ上も生かされていますし、スクリーンに映し出されるあの映画を前に、まんまコスプレの連中が完コピ芝居をシンクロ実演するって趣向。エズラ・ミラーのフランケンフルター博士もピッタリのキャスティングですし、エマ・ワトソンがスーザン・サランドンのジャネットに扮しての「タッチャ・タッチャ・タッチ・ミー」なんて、もう最高です!

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主人公とエマ・ワトソンとの初キス・シーン(そこに至るまで)の胸キュンものの美しさといったら! そして3人が車を走らせるトンネルから橋へと至る場面も、胸かきむしるような若き日の情感に溢れているのでありました。

この映画は10年後、20年後・・・まで「残っていく」作品に違いありません。名場面が多い作品は、やはり残っていくのです。

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2013年12月 1日 (日)

「SPEC 結 close 爻(コウ)ノ篇」:佐野元春「彼女」で終わるとは

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映画『SPEC 結 close 爻(コウ)ノ篇』をもって、「SPEC」サーガも遂に完結してしまいました。最初のTVシリーズに較べて、ここまで肥大化した作品世界をどう決着つけるんだと思ってましたが、さすがに大々的な規模で、世界の終わりを巡る物語が展開するのでした。

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でもねえ、ここまでデカイ話だったの?「SPEC」って? かなり「エヴァンゲリオン」的な世界に行っちゃったなあって感じ。正直最初のTVシリーズの時が一番面白かったなあ。 本作に至ると、もうシリアス過ぎてしんどいです。とは言え、相変わらず馬鹿馬鹿し過ぎて寒いほどの小ネタは乱打しまくっているのですが・・・(当麻も「まるっとお見通しだ!」を使ったりして)。

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終末秒読み状態の世界を描く「絵」の凄さ、VFXのレベルの高さには目を瞠るものがありました。 しかし一番驚いたのは、最後の重要な部分に延々とフルコーラス流れる佐野元春のラブ・バラード『彼女』。最近の堤幸彦さんの佐野元春への接近は「なぜ?」って感じなのですが(名盤ライブ「SOMEDAY」をやったZEPPダイバーシティのロビーにも堤さんから佐野への花輪が出ていました)、おお、こう来ましたか。その最後で当麻の左腕をつかむ瀬文。世界よりも大きな愛が輝く美しいシーンでありました。

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「ノー・ダメージ 佐野元春」ライブ上映会

T0018237p昨日、立川シネマシティのシネマ2で行われた『フィルム ノー・ダメージ 佐野元春』のライブ上映会とやらに行って来ました。音量大きめ、スタンディング、歓声、手拍子、ダンス、歌、ドリンキングなどOKというイベント上映。

ライブハウス並に「ワン・ドリンク付き」だったので、コンセッションで生ビールをもらったら、なんとこのビールが「ハートランド」(もともとこの映画館ではそうだったようです)!←初期の佐野さんのバンドはThe Heartland

開映前に、アマチュアバンドによる『クリスマス・タイム・イン・ブルー』と『サムデイ』の生演奏&歌唱。ここに客席のみんなも一緒になっての歌と手拍子。いい感じでスタートします。 映画の感想は、まあ9月の時に書いたので、そちらをご参照ください。 ↓

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-fb5f.html

で、映画が終わるとすぐに「DJタイム」ってことで、真っ暗な中(途中からは『ノー・ダメージ』のスライド1枚が写り続けるだけ)に初期の元春ナンバーがかかります。「Back to the Street」から始まり、「アンジェリーナ」「Bye bye Handy Love」まで30分弱でしょうか、ノリのいい曲では跳ねたりダンスしたりしながら、みんなで盛り上がりました。

ここの映画館は、MJの『THIS IS IT』なんかも同様にライブ上映会を開いて盛り上がってるそうです。なかなか面白い試みですよね。ちょっと遠隔地なのがしんどかったですけど。

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