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2013年12月 2日 (月)

「ウォールフラワー」:残っていく作品

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映画『ウォールフラワー』は'80年代が舞台とは言え、もっと普遍的な、あらゆるジェネレーションに共通な青春を描いた佳作。原作は現代の『ライ麦畑でつかまえて』と称されるとのことですが、なるほどそんな匂いもありますね(主人公とホールデン・コールフィールドはだいぶ違いますけど)。

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主役3人+αのコンビネーションの良さに、その切なくもなさそうでありそうでやっぱりなさそうな関係に、随所で胸が少々動揺します。「壁の花」な主人公くん(ローガン。ラーマン)はなぜかタカアンドトシのタカに似ているし、ゲイの自由人くん(エズラ・ミラー)はアメリカの松潤みたいだし、そして何といってもエマ・ワトソンがラヴリーでたまりません。彼女、演技もリアルに素晴らしいですし。

346706_005この映画、もろもろのディテールが(こちらの心をくすぐってくれて)良いのですけれど、最高なのは『ロッキー・ホラー・ショー』だあ! 劇場で定期的にライブ上映会が行われていることがドラマ上も生かされていますし、スクリーンに映し出されるあの映画を前に、まんまコスプレの連中が完コピ芝居をシンクロ実演するって趣向。エズラ・ミラーのフランケンフルター博士もピッタリのキャスティングですし、エマ・ワトソンがスーザン・サランドンのジャネットに扮しての「タッチャ・タッチャ・タッチ・ミー」なんて、もう最高です!

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主人公とエマ・ワトソンとの初キス・シーン(そこに至るまで)の胸キュンものの美しさといったら! そして3人が車を走らせるトンネルから橋へと至る場面も、胸かきむしるような若き日の情感に溢れているのでありました。

この映画は10年後、20年後・・・まで「残っていく」作品に違いありません。名場面が多い作品は、やはり残っていくのです。

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