大事なものは、たいてい面倒くさい
大事なものは、たいてい面倒くさい
NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』で紹介された宮崎駿監督の金言です。映画『風立ちぬ』の制作現場において、宮崎さんが口癖のように多用していたのが「面倒くさい」という言葉。 そもそもがアニメーションの制作って、ゼロから全てを作り出さなければならない世界。それを1秒24コマで2時間とかを構築していく作業なのですから、これはまあ面倒くさいの極致ですよね。しかも宮崎さんが手を入れていくのは、大体において「まあまあのレベルのもの」を「上のレベル」に引き上げる作業。つまり放っておけばそれはそれで完成していくところを、遅らせたりぶっこわしたししてまでも、より良いものに高めていく作業なのです。 一流の芸術家は妥協したら終わりだっていう矜持が、ビンビン伝わってきます。
私たちの仕事や日常においても、大事な物事ってたいていは面倒くさいものです。でも、それを踏ん張って乗り越えていくと、そこに違う風景が広がっていることも確かなのです。 Mr.Childrenの『終わりなき旅』の歌詞にも「高ければ高い壁の方が 登った時気持ちいいもんな」ってのがありましたよね。そういうことです。 ま、それがなかなかできないんですけどね(面倒くさくて)。
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