「47 RONIN」:謎の中華ジャパン
映画『47 RONIN』って、いやー、ヘンなもの作りましたねえ。ほとんど『忠臣蔵』じゃなくっていいんじゃん、と思わざるを得ないし。RPGですか?!
ツッコミ入れて笑い倒せるだけなら楽しくて結構なのですが、なんかこのニッポンが不思議の国すぎて・・・。とにかく衣装や髪形、セットや風景の全てにわたって、「それ、日本じゃないでしょ」の世界。かなり中国寄りの東洋圏ハイブリッドなビジュアルなので、終始違和感が押し寄せます。このデザインワークって、普通に日本の時代劇作るよりも却って面倒くさいのではないでしょうか? そもそも誰もちょんまげ結ってないし。

キアヌ・リーヴスに存在感が与えられてなくって、・・・ご本人はこんなんで良かったんでしょうか。出番の長さもヒーローっぷりも、むしろ真田広之の勝ち。そもそもしゃべらなすぎて印象薄いし。 最後に竜と戦って倒すところは、ああ西洋のドラゴン・スレイヤーの伝統だねえと感じました。

「浅野」忠信が吉良上野介を演じることの面白さは(日本人的には)ありますが、でもやっぱり田中泯が吉良で、浅野が浅野内匠頭ってイメージですよねえ。 それと、赤西仁(大石主税)も見せ場なし、印象薄ですね。出番からいってもエンドタイトルにおけるビリングからいっても、田中泯さんの方が上なのに、広告的には赤西フィーチャーでしたからね。
柴崎コウはキレイだったけど、「お飾り」的扱い。それにしてもヘンな中国風キモノだなあ。ま、それは将軍・徳川綱吉もそうなのですが。綱吉役の人は、どうにもdignityが感じられない顔立ちで、そりゃないでしょってなキャスティングでありました。
そして・・・天狗、へんなのー。
大コケも当然ですよねー。誰か「日本人はこういうの見たがりません」って教えてあげる人、いなかったんでしょうかねえ。 正月映画なのに、いざ正月って時にほとんどやっていなくて、観るのに苦労するとは!
| 固定リンク





コメント