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2014年1月20日 (月)

新国立競技場は必要

建築家の槇文彦さんはじめ多くの人が新国立競技場の建築計画について批判、反対の声を上げていますが、大江戸はそんなに悪魔のような計画でもないと思っています。小生は基本的に古い建物への愛着が強いので、日比谷三信ビルとか表参道をはじめとする同潤会アパートの取り壊しにはむしろ憤りや絶望を感じていましたが、この2020オリンピック・スタジアム(2019ラグビー・ワールドカップのメインでもある)を首都東京に建て直す案に関しては、必要かつ真っ当な側面が多いと、サッカー観戦でちょくちょく利用している者としては実感しています。

国立霞ヶ丘競技場は築50年となり、スポーツにせよコンサートにせよ、設備として「古めかしい」不便なものとなっていますので、とにかく建て替えは必要です(改修では根本的に無理)。屋根がほとんどないので雨がしのげませんし、寒さ・暑さやコンサートなどの使用を考えた場合、全天候型のドーム仕様にするのは、時代の必然でありましょうし観客の幸せのためでもあります(その分建設費は上がりますが)。実際、FIFAワールドカップのスタジアム・レギュレーションとしては観客席の2/3以上に屋根がついていなければなりません。そのため2002年の日韓大会では、国立競技場が開催会場から除かれたのです。
世界に目を転じれば、リオのマラカナン・スタジアム、ミラノのサンシーロ、ロンドンのオリンピック・スタジアムはすべて8万人収容、バルセロナのカンプ・ノウに至っては99,000人収容です。横浜の日産スタジアムも72,000人収容です。
東京に8万人スタジアムがあることは不自然ではありませんし、実際ナビスコカップ決勝とかで満員の時は座る席が1つもなくなって、2-3時間立ち見状態だったりしてます。'64年東京オリンピック開会式の国立競技場には72,000人が入りました。しかしその後の何度もの改修工事のたびに、客席拡張→席数の減少が繰り返され、現在のキャパは50,339人だそうです。そういう実態なので、われら利用者側からすると、キャパシティのアップ、インフラの向上はありがたい限りなのです。そもそも「8万人のスタジアムを作る」というのは、2020オリンピック誘致の際の重要な条件となる、世界との約束事項でした。破るわけにはいかないものなのです。

その上、雨風がしのげるそれだけ巨大な施設ができるということは、震災時などの防災面においても巨大な宿泊所として有効です。
まあ、現在の計画ではまだ問題点、至らぬ点もあるのかも知れませんが、こういう計画において全てを満足させることは不可能です。'64年五輪の際に日本橋の上に高速道路かぶせちゃった暴挙に較べれば、大江戸個人としてはこの計画に反対する理由がないと思っています。慣れ親しんだ「聖地国立」へのノスタルジアは別として。

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