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2014年2月18日 (火)

文楽を体験

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大江戸支援者の方からチケットを戴いたので、国立劇場小劇場で文楽を鑑賞しました。 歌舞伎も能も狂言も好きなのですが、文楽だけはなかなかチャンスに巡り合わず、これまで行く機会が無かったので、実は初の文楽体験でした。よって用語の間違いとか、不正確なことを書いていたとしてもお許しください。

夜の部で、演目は『御所桜堀川夜討』と『本朝廿四孝』。どちらも1時間10分程で、間に25分の休憩があるのでトータル2時間45分と、歌舞伎よりはだいぶ短いのですね。人形の芝居なもので、そのサイズに合わせて劇場の方も「小劇場」となっております。

Wikipediaで「文楽」を調べると、「文楽は男性によって演じられる。太夫、三味線、人形遣いの「三業(さんぎょう)」で成り立つ三位一体の演芸である。」とありました。歌う(語る)人と演奏する人と人形を操る人のコラボレーションってわけですね。それぞれのパートに人間国宝級の方々がいて、観ている方々もやはり「良く知っている」方々が中心なんだろうなあって感じでした。観客の平均年齢、かなり高いです。

演目は歌舞伎とも共通するようなものを、「○○の段」・・・ってことで上演するので(通し狂言ではなく)、そこらの形態も歌舞伎同様です。あ、歌舞伎同様と言えば「イヤフォンガイド」もあったので、迷わず使いました。初心者が面白く見るにはマストだと思っております。今日の解説は特に後半に登場したおじさんが独自の世界を作り出していて、名調子で良かったです。

今日の2本は結構とんでもないストーリー。現代の感覚からいくと、ほとんど「そんなムチャな」とか「ひえー!」とか言っちゃいそうな筋立てで、ツッコミどころ満載ではありました。弁慶、ひでー奴だし。笑いどころもそこかしこにあって、面白かったです。3人がかりで1体を操演する人形の動きはやはり「へーっ」って感心するし、着物はキレイだし、キツネは出てくるし、三味線はエレキギターを思わせる奏法だし、ボーカリストの気合いたっぷりの歌唱は凄いし・・・とまあ、やはり見ておくべき日本文化だと思いました。

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