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2014年2月 9日 (日)

「オンリー・ゴッド」:スタイリッシュ&バイオレント

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映画『オンリー・ゴッド』は、あのクールでシャープでスタイリッシュな『ドライヴ』を撮ったニコラス・ウィンディング・レフン監督の新作。あれ以上にスタイリッシュで、一方ではビザールな悪夢の如き作品です。

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タイが舞台。タイの夜が妖しくもバイオレントな異境として、登場人物たちの狂気を飲み込んでいきます。考えてみると、本作の登場人物たちってほぼ全員狂ってますよね。

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中でも一番ぶっ飛んでクレイジーなのが、クリスティン・スコット・トーマスが怪演する「母親」。このタガがはずれたアクの強い悪人っぷりは、ハンパじゃありません。 それとの対比という意味で、ライアン・ゴズリングの寡黙な狂気も、良いバランス。

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そしてタイ人の元警官=「神」の、独特すぎる存在感。あの刀! あのカラオケ姿! あの冷酷な残忍さ! 凄いキャラです。アクションもしっかりこなせるし。

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赤と青の光に彩られた映像が圧倒的。台詞の少ない中で、ゆったりとした完成度の高い映像が、美術、撮影ともども映画の魅力を高めています。バイオレントではあるけれど、クセになりそうな強い個性と風変わりな味で引っ張っていってくれるレフン作品からは、ますます目が離せない感じですね。

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